(4)八丈島「八丈富士」
東京・羽田からジェット機で55分、御蔵島からヘリコプターに乗って25分で着く八丈島。1964年に富士箱根伊豆国立公園に指定された島。温暖な気候がゆえに、東京から行きやすいリゾート地として知られています。
芋、麦、その両方をブレンドした”八丈焼酎”や、江戸時代から続く”くさや”など、特産物が豊富なところも人気の秘密。
八丈島には、伊豆諸島の中でもっとも標高の高い八丈富士があり、標高は854.3m。東にある登山口の1箇所から入ることができ、1280段の階段を登っていきます。登山道は舗装されているので、初心者でも安心して登ることが可能。
山頂では特別保護地区に指定されている直径約400mの火口を見ることができ、少し降りると浅間神社があります。山頂から見下ろす大パノラマは一見の価値あり!
八丈島情報
人口:7,224人(令和3年時点)
面積:69.11km²
周囲:58.12km
東京からの距離:287km
スムーズには帰れないことも?島登山をする際の注意点
ここまで島登山の魅力やおすすめポイントをご紹介しました。しかし、一般的な登山とは異質の注意点もいくつかあります。
(1)交通機関の運行状況をこまめにチェック
島への交通集団は船、飛行機、ヘリコプターがありますが、天候の変化で運休することがあり得ることを心得ておきましょう。特に7〜10月は台風が起こりやすいシーズンなので、運休にもなりやすくなります。
また、行きは無事に着けたとしても、帰りが運休になる可能性が十分にあります。先の天気予報をチェックするか、念のため宿泊先の調べておいたほうがいいでしょう。
(2)服装や荷物は十分な用意を
島にはコンビニや種類豊富なショッピングセンターなどはなく、欲しいものが買えないことがよくある。特に天候の急な変化や温暖差が激しくなることもあり、身軽すぎると危険を伴う。本島から出発する前に、飲み物や服装、その他必要なものは事前に準備しておこう。
(3)登山ガイドが必要な場所がある
島の山は観光向けに舗装されているところもあれば、自然を大切にしたり人があまり立ち入らなかったりと整備されていないところもあります。特に後者の山は道に迷いやすいことが多く、知識や経験がない人だと危険が伴います。
たとえば御蔵島の御山はどのハイキングコースでもガイドが必要です。島登山をする前に、行きたい場所の山はガイドが必要かどうか確認しましょう。
また、島へ行ったことがない人に向けて、どんな準備をすればいいのか、島ではどんなことがあるのかなど、よくある質問をまとめたページもあります。心配な人はこちらを事前にチェックしてみましょう!
島登山で充実した週末を過ごそう
島登山は、本島の山にはない大自然の風景や、行き来する過程での旅気分が味わえるのが魅力!交通機関の運行状況や持っていく荷物、ガイドの手配などに注意して、一度は遊びに行ってみてはいかがでしょうか。