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【捻挫の予防はシューズから】X ウルトラ4GTXの安定感が全登山者に必要なワケとは?(2ページ目)

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その名は「ADV/C シャーシ(アドバンスドシャーシ)」

サロモンXウルトラ4

ADV/C シャーシ(アドバンスドシャーシ)は、捻挫のリスクを軽減するために、テーピングやサポーターで行うサポート機能をシューズに取り入れたもの。

TPU素材をアルファベットのCのようなカタチで整形し、リスフラン関節とショパール関節をカバーできるように配置。

ただしっかりとサポートするだけでなく柔軟性も合わせ持つことで、歩きにくさを感じずに保護だけしてもらえるという、なんともお得な機能です。

なんだか良さそうなのはわかった!
だけど、実際どうなのADV/C シャーシ

サロモンXウルトラ4
足の捻じれを抑え、安心した歩行のサポートをしてくれるという理屈はわかりました。
でもやっぱり大事なのは、履いた感触ですよね。

今回は編集部だけでなく、長年アウトドアライターとして、さまざまなシューズを履いてきたPONCHOさんにも試してもらいました。

ローカットとしては抜群の安定感!

サロモンXウルトラ4
まず足を入れた時に感じたのが、しっかりと保護されている感触。アウトソールは硬めでしっかりとしていて、その上に歩行時の衝撃を吸収してくれるクッションが乗っています。

ソールが硬すぎるわけではないので、登山初級者から足の筋力に自信がない方にもおすすめ。日帰り登山はもちろん、筋力がある人ならテント泊の荷物でも背負って歩けるほどの安定力です。

ライターPONCHO
ベルトが甲の内外両側面のホールドする力をアップさせるADV/C シャーシ。

さらにヒールの高さや幅のバランスもよいので、ザレ場やガレ場、木の根が多い不安定な路面で足がヨレたりブレたりしません

つまり足首を捻って痛める可能性を最小限にしてくれます。登山はもちろん、スピードを出すファストパッキングで、かなり安心感があります


サロモンXウルトラ4
シューズはしっかりしていますが、スニーカーのような感覚で歩くことが可能。
そのため、テンポ良く軽快に山の中を進んでいけます。
ライターPONCHO
重量は390g。ローカットのトレッキングシューズとしてはやや重め。その反面、シューズに入れた足の安定感が高く、ガシッと保護されている印象です。

アウトソールが硬めで反発力もあるため、長時間ハイクで疲れてきた時に、効果を実感できそうです。


ただ、気になる点もあるようです。
ライターPONCHO
ヒールカップも硬く、私のカカトのカタチが合っていなかったからか、久しぶりにカカトに靴擦れができそうになりました。

急登でカカトがヒールカップと履き口のクッションの縫い目に当たっていたので、少し痛みが……。すぐにカカトにテーピングを貼り、問題にはなりませんでした。

履き口は広くて着脱もしやすいのですが、ローカットシューズの必然、枯れ葉や小石等の異物がシューズ内に入りがちです。

アキレス腱を覆うクッションとくるぶしの間の一番履き口が低い部分から、結構大量の落ち葉が入り込んでしまいました……。

が、これはゲイターなどで防ぎましょう。

メンズとウィメンズにあった細かい作り分け

サロモンXウルトラ4

同じ足でも、男性と女性では違いがあります。そのため、メンズモデルとウィメンズモデルでは細かな部分に違いが。

例えば、ADV/C シャーシの剛性も、歩く時にかかる力が異なるため、それぞれに合わせて調整されています。

また、足首周りやシュータンの素材の違いも、男女でくるぶしの位置が違うことから配慮されているのです。

まだまだあるぞ!
圧倒的安心感を支える機能たち

サロモンXウルトラ4
ADV/C シャーシや男女の足の特徴に合わせた作り分けなど、さまざま工夫が見られたXウルトラ4GTX。

しかし、まだまだこのシューズにはたくさんの魅力があるんです。

しっかりと地面を捉えるグリップ力

サロモンXウルトラ4
乾いた土や岩はもちろん、濡れたぬかるみなどでも滑ることなく、しっかりとグリップしてくれます。
ソールは硬めなので、柔らかいシューズのような粘りはないものの、下りでも安心して歩くことが可能です。

ただ、濡れた粘土質の土や滝の近くの濡れた岩などの、滑りやすい場所では滑ることもありました。
十分なグリップ力があるシューズですが、過信せずに歩きましょう。

ライターPONCHO
明け方まで大雨が降った朝からの行動で、トレイルはぬかるみが残っていました。
岩肌が濡れている場所もありましたが、アウトソールコンタグリップMAのグリップ力は大したものです。

雲取山山頂北側の凍結箇所以外では、ズルッとなることも皆無でした。

フィット感の高さはセンシフィットで実現!

サロモンXウルトラ4
シューズの安心感を生み出している要素のひとつが、センシフィット。

靴ひもを締めると、アッパー全体で足を包み込むようにフィットしてくれるため、足とシューズが一体化しているようなホールド感を生むことができます。

ライターPONCHO
最近のトレイルランニングシューズ、トレッキングシューズは、ソフトなアッパーで足との一体感の高いモデルが多くなっています。

しかし、X ウルトラ 4 GTXは、アッパーも含めてシューズ全体が硬め。硬めだけれども、足指を動かせる自由度は備える珍しいフィット感のシューズです。

でもやっぱり硬めなので、薄手のソックスだと人によってはマメができる可能性も感じました。なので、中厚手以上のソックスがおすすめです。

なに、この楽さ!クイックシューレースが想像以上に便利だった

サロモンXウルトラ4
サロモンシューズの代名詞とも言える「クイックシューレース」。紐をひっぱるだけで、素早くシューズをフィットさせることができます。

シュータン部分に収納ができるため、引っ張った紐を引っ掛けてしまう心配もありません。

長時間、履いていること足の位置が微妙に変わったり、アーチが下がることで隙間が生じたりすることもあります。緩んだなと感じたら、締め込んでフィット感を調整しましょう。

こまかく調整をしても、それが苦にならないくらい便利な機能です。

ライターPONCHO
クイックシューレースは、シュータンに厚みがあるので食い込みは感じられず、よくフィットするのですが、ちょっと緩みやすいような……。

新品シューズなので足にフィットしていないことが理由かもしれません。

ただ、その名の通り、クイックにフィット感を調節できるので、休憩の時にサッと締め込めば問題なし!

タウンユースでも違和感なしのデザイン

サロモンXウルトラ4

さまざまな機能も魅力的ですが、見た目の良さも忘れてはいけません。

カジュアルなファッションに合わせても、問題なく馴染んでくれるので「たまにしか山に行かないのに、専用のシューズを買うのもな~」と悩んでいる人にもおすすめです。

アウトソールはしっかりしているものの、コンクリートでも硬さを不快に感じることなく、軽快に歩けます。

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