かほさん

人気YouTuberかほさんに聞く!動画を発信することで増えた登山の楽しみって?

2022/11/09 更新

つらい登りを越えたあとの達成感、景色の良いところで食べる山ごはん、お気に入りのウェアを着ることなど、登山の楽しみ方はどんどん増えています。最近では、SNSやインターネット上で自分の登山の様子を発信して楽しむ人も。今回は「発信すること」について、人気登山You Tubeチャンネル「かほの登山日記」を運営するかほさんに、楽しさや苦労についてお話を伺いました。

目次

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部(以下、全て撮影:YAMA HACK編集部)

「発信すること」が山の楽しみの1つに


山頂を目指すだけでなく、お気に入りのウェアを着たり、景色のいい場所で山ごはんを食べたりと、山の楽しみ方はどんどん増えています。

そんな多様化する登山の楽しみで特に活発になっているのが、「自分の登山を発信すること」。各種SNSでの発信を通して、多くの人が山好き同士の交流を楽しんでいます。

そこで今回、『かほの登山日記』という人気YouTubeチャンネルを運営するかほさんに、東京都最高峰の雲取山を目指しながら「自分の登山を発信すること」の楽しさや苦労について聞いてみました。

かほさんのプロフィール

チャンネル登録者数10万人を超える「かほの登山日記」を運営する女性登山者。

大学卒業後、番組制作会社でADとして勤務。その後、IT企業へ転職し、2019年10月からYouTubeへの投稿開始。YouTubeに専念するため、2020年2月に退職し、同年10月にチャンネル登録者数10万人を達成しました。

「こんにちは、かほです♪」のあいさつなど、明るく飾らないキャラクターが人気。

「喜んでもらう」✕「動画」。
好きなコトの掛け合わせが原動力

かほさん
取材依頼をした3月時点では、チャンネル登録者数は約3万人。しかし、取材を行った11月時点では10万人を越えており、名実ともに人気の登山チャンネルの運営者になったかほさん。

平日にも関わらず、10組以上の人に声をかけられており、その人気っぷりがうかがえました。

編集部 大迫
コロナなどで取材が延期になるなど、いろいろありましたがやっと取材ができますね!

かほさん
一番早く連絡をいただいたので、楽しみにしてました。よろしくお願いします。

自分の好きなことで、喜んでもらえるのがうれしい

疲れていても、声をかけられたらいつも笑顔で話していました

編集部 大迫
チャンネル登録者数からも、多くの人が動画を楽しみにしていることがわかります。

今日も何人かいましたが、よく声をかけられるんですか?


かほさん
そうですね。「いつも見てるよ~」とか「応援してます」など、あたたかい言葉をかけていただきます。

写真を撮ることで視聴者さんに喜んでもらえるのも、素直に嬉しいです。


編集部 大迫
一緒に写真を撮った方に話を聞いたんですが、こんな風におっしゃっていました。

プロのガイドでもない一般女性が、少しずつレベルアップしていく様子に親近感が湧きます。

失敗したり、間違えたりする様子もありのまま動画に組み込まれていることや、撮影時に周りの様子を気にしながら声が小さくなったりするようすなど、素人感(手作り感)がリアルさを演出しており、共感を得られやすいのだと思います。

これからも素のままの動画を期待しています。

編集部 大迫
You Tubeのコメント欄も「かほさんの頑張る姿で、私も頑張れます」など、ポジティブな内容が多いですね。

かほさん
テレビの仕事をやっていた理由も「多くの人に楽しいことを届けたい」と思っていました。
なので、視聴者さんに喜んでもらえるのはありがたいです。

編集部 大迫
かほさんの動画を通じて、登山をやっていない視聴者さんにも山の魅力が伝わっているところは、山の魅力を多くの人に伝えたい私たちも凄いと感じています。

かほさん
登山も動画もどちらも自分が好きなことなので、登山をやる人はもちろん、やったことがない人にも楽しんでもらえているのは励みになりますね。

登山が仕事になったら、楽しさが増えた

撮影後はカメラの回収のために戻る。良い映像のためには、地道な努力が大切。

編集部 大迫
かほさんって、めちゃくちゃ山に登ってますよね?

かほさん
そうですね。夏の時期は週2~3日くらい登っていました。

やっぱり山に登る動画の視聴回数が多いので、視聴者さんもそういう映像を求めているんだろうなと思います。


編集部 大迫
いくら山が好きでも体力的にきつかったり、仕事になってくるとプライベートの時のように純粋に楽しめなくなりませんか?

かほさん
体力は正直しんどいこともあります(笑)が、そんな時はしっかり休みます。

それに、山は仕事にしたことで楽しめなくなったどころか、楽しみが増えました。


編集部 大迫
どういうことですか?

かほさん
趣味で登っていた時は、ただ自分が楽しいというだけでした。

でも、今は動画できれいな景色や山での体験を見てもらうことも楽しみになったんですよ。


編集部 大迫
「山に登る」という自分だけの楽しみに、「動画を見て喜んでもらう」という人と関わる楽しさがプラスされたんですね。

かほさん
あと、仕事として”責任感”を持って山に登ることで、動画の編集も突き詰められているんだと思います。

「求められるものは何か?」発信者としてのルール


喜んでもらいたい気持ちが原動力になり、発信することで新しい楽しみを見つけたかほさん。

しかし、発信を長く続けて影響力が出てくると、楽しいだけではうまくいかないこともあるようです。

無理をせずに、万全を期す

前夜の登山スケジュール確認。安全のために余念がない。

編集部 大迫
視聴者さんが増えて影響力もでてくると、安全への配慮に関しても責任が生まれます。

例えば、歩きながらの撮影はある程度危険が伴ってくると思うのですが・・・。


かほさん
そうですね。
自撮りしながら歩く時は、撮影していない時よりも足元に注意しながら歩いています。

実は、カメラで撮影している時よりも、撮影していない時のほうがコケたりしてますね(笑)。


編集部 大迫
その他、気をつけていることはありますか?

かほさん
悪天候時は、映像的な撮れ高のこともありますが、やはり安全面の理由で行かないようにしています。

あと体調面に関してだと、昔は深夜バスを使って弾丸で行くこともありました。
でも今は、多少お金が高くついても新幹線を使ってホテルで前泊するなどして、万全の体調で山に登れるようにしています。


編集部 大迫
登山前夜にも行程を書き出すなど、やるべきだけど多くの人がサボりがちなことも、きちんとやっていましたね。

かほさん
安全面でも体調はもちろん大事ですし、映像を見て楽しんでもらうためにも体調管理には気をつけています

視聴者さんが私の動画に求めているのは、元気な姿だと思うので。

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