なくてもいいんだけど・・・ってアイテムほど、あるとうれしい!
ちょっとしたことだから我慢できるけど、できれば解決したい登山中のモヤモヤってありませんか?
筆者のそれは「サイドポケットに飲み物を戻す」です。特に取り出したペットボトルをサイドポケットに戻そうとしてもなかなか入らず、結局ザックを下ろして収納することもしばしば。
「ザックを下ろせばいい」と言われればそれまでなんですが、登山中に何度も行う水分補給なので少しでも煩わしさを解決したいと思っていました。
ダスティンホルダー、君に決めた!
そんな時に出会ったのが、サヤマワークス(SAYAMA works)から発売されている「ダスティンホルダー」。
サヤマワークスは「人を助ける山道具」を理念にギアの製作・販売を行っており、TJAR戦士などのトップアスリートからも信頼されるものづくりを行っています。
このダスティンホルダーも「外付けのボトルホルダーにも関わらず、揺れが少ない」など、多くのユーザーからの支持を得ているアイテムなんです。
スムーズな水分補給でプチストレスからの解放。
今まで何個も失くしていたサングラスもドローコードでぴたっとドッキング出来るので、落としたかも!?という不安要素もなくなり、集中して行動できるようになりました。
山と道threeに取り付けて、オリンパスtg-5を入れています!写真撮りたいタイミングでサッと出せるしパッとしまえる、その手軽さに感動♪
オプションのゴムコードを取り付けることで、サングラスも引っ掛けられます。この必須アイテムは、ザック毎にザックのカラーに合わせて購入しました!
開発のきっかけはある男のラブコール
僕のワガママから始まったプロジェクトでしたが、気付けば、みんなに愛用して貰える商品になっていて嬉しいです。
「揺れの少ないホルダーを取り付けられる」というコンセプトで生まれたアイテムですが、僕にとって最大の利点は「取り外せる」ということ。
真逆のことを言っているようですが、山の行程により背負うザックはいつも変わります。そんな時、別のザックへ簡単に付け直しが可能。街でデイバックと使用する時もあるでしょう。そんな時は外してしまえばいいです。最近はオシャレなザックが展開されており、その日の気分に合わせて取り付けたり、色を合わせてみたり(カラー展開が多いです!)。時には取り付けなかったり、それぞれの個性で楽しんで欲しいです。
僕はというと、シンプルなブラックを2個と、MMA、BLACK BRICK別注の迷彩柄2個を気分によって使い分けていますよ。
まさに「シンプル=必要十分」な考え抜かれたアイテム
多くの登山者の快適を支えているダスティンホルダー。筆者も、日帰りや1泊2日の山行で使用してみました。
実際に使ってみると、水分補給の煩わしさが解消されたことはもちろんですが、想像以上に使いやすいアイテムでした。
ストレスなしの装着感
ベルトで止めるだけで簡単に装着できますが、驚くべきはそのストレスのなさ。
ホルダーがずれることもありませんし、中に入れているペットボトルの揺れも気になりません。
軽く走っても問題なく、ベストタイプ(トレランザックのようなタイプ)のザックを使用しているような安定感です。
シンプルな作りだから使いやすい
ボトルの固定も「ゴムを引っ掛けるだけ」というシンプルなもの。そのため、手袋をしていてもスムーズに飲み物を取り出せます。
何度も行う水分補給だからこそ、シンプルで煩わしさのない動作であることがとてもありがたいですね。
利き手を問わない小さな工夫
固定のためのベルトループは、取り外し可能。そのため、自分が取り付けしやすいようにカスタマイズできます。
実際使ってみると、ベルトの向きを左右を入れ替えられるので、ザックへの固定が少しやりやすくなりました。目立ちにくいポイントですが、使い手のことを考えた姿勢を感じる機能です。
もちろん気になったポイントも
長時間(7時間くらい)使用すると、装着している肩に違和感を感じたこともありました。ペットボトル1本分の重さが片方の肩にかかるので、左右のバランスが悪くなったように思います。
ただ、これはダスティンホルダーというよりも、こういったボトルホルダーに共通するポイント。両方にペットボトルホルダーをつけてバランスをとったり、こういうものだと割り切って使ったりする必要があるかもしれません。
ダスティンホルダーのスペック解剖
実際に手にとって見る機会が少ないダスティンホルダー。
もう少し、商品の詳細を見ていきましょう。