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目利きショップオーナーが選ぶ、2020秋冬の注目ギアBEST3!(3ページ目)

宮城県・栗原市<Ourthing 山と暮らしの道具店>

ourthing外観

提供:ourthing

<Ourthing 山と暮らしの道具店>は、栗駒山の麓、栗原市にあるショップ。「PLAY LOCAL , EAT LOCAL , BUY LOCAL!」をコンセプトに、ローカルならではの魅力を提案するお店。店主の蘇武(そぶ)さんご夫婦は2017年より同地にUターンし、米農家を継ぎながらお店の開業に至ったという異色の経歴の持ち主です。

【第3位】<MOUNTDOOR >山町サコッシュ

山町サコッシュ

提供:ourthing

まずご紹介いただいたのは、今や登山者の間でもポピュラーになったサコッシュです。

蘇武さん
フロントポケットの仕切り方やペットボトルも入る大きさのメインポケットがとても使いやすいです。特にに秋冬はグローブやウィンドシェルを行動中に着脱することが増えるので、脱いでそのままサコッシュに収納できるのは便利です。

山町サコッシュ1

提供:Ourthing
蘇武さん
サイドポケットが付いていない小型のバックパックだとドリンクの収納に困りますが、このサコッシュはドリンクを入れられるので相性抜群です。

【第2位】<esbit>1100ml クックセット

esbitcookset

提供:ourthing

次にご紹介いただいたのは、自動炊飯などで愛用者も多い「固形燃料」との組み合わせに最適なこちらのセットです。

蘇武さん
秋の山は想像していた以上に山頂付近の気温が低いことがあります。時にはOD缶やCB缶のストーブが寒さで使い物にならないなんてことも。

そんな時でも安定してお湯を沸かしたり調理が出来るのが固形燃料。風に弱いと言われる固形燃料を誰でも簡単に使えるベストな組み合わせが、この1100mlクックセットです。

esbitcookset1

提供:ourthing
蘇武さん
熱伝導率の良いアルミ製の長方形の鍋本体と、その本体に収納可能な風防兼ゴトクのセット。炊飯が得意なのはもちろん、袋麺もそのまま茹でられます。

山での調理が初めての方、ガスストーブを卒業したい方におすすめの使いやすいセットです。

【第1位】<レッドレンザー>MH5

ledlenser2

提供:ourthing

最後に紹介するのは<レッドレンザー>のヘッドランプ「MH5」。アウトドアには必要不可欠ながら、ショップスタッフさんのおすすめアイテムとして名前があがることは、あまりなかったかもしれません。

蘇武さん
山の日没は街の感覚とは比べ物にならないくらい早かったりします。とくに秋はまだ夏の感覚でいることもあり、あっという間に暗くなるものです。

秋に限らずですが、日帰り登山でもヘッドライトは必携のアイテム。

ledlenser1

提供:ourthing
蘇武さん
この「MH5」は最大400ルーメンもの明るさと、照射範囲を変えることが出来るのが特徴です。付属の充電池または単三乾電池1本で使え、手軽なところも◎。

特に今年のモデルは赤色灯が付いたり、本体そのままで充電できたりとバージョンアップしています。

ledlenser3

提供:ourthing
蘇武さん
Youtubeチャンネル『アワーシング』でも、「MH5」を詳しく紹介しています。

outhing店内

提供:ourthing

Ourthing 山と暮らしの道具店
住所:〒989-5301
宮城県栗原市栗駒岩ケ崎六日町95-2
営業時間:11:00~18:00
定休日:毎週水曜日、第2第4木曜日
(但し祝日の場合は営業、翌日休業)
※農繁期は変更の可能性あり。SNSなど要確認。
電話:0228-24-8305
取り扱いブランド:こちらからご確認ください


Ourthing 山と暮らしの道具店

東京都・日野市<the outdoor store nero>

nero外観

提供:the outdoor store nero

<the outdoor store nero>は、2012年に千歳烏山でスタートしたショップ「FREELIGHT shop tokyo(※5)」がルーツ。

同ブランドのテスターも務める店主の大武さんですが、決して「ウルトラライト」だけにこだわっている訳ではないそうで、軽さはある意味で二の次。自身の想定するフィールドで必要なアイテムは何なのかを第一に考え、そうすれば自ずと道具は軽くなるという考えのもとで、様々なアイテムをセレクトしています。

今回はFREELIGHT製品の中から、3つのザックを選んでいただきました。順不同での紹介です。

(※5)FREELIGHT:ウルトラライトというコンセプトをアルコールストーブやザック、シェルターなど幅広いアイテムに落とし込み、実用的でユニークなアイテムを生み出し続ける唯一無二のブランド。

<FREELIGHT> spiNnap

spinnap (1)

提供:the outdoor store nero
大武さん
日帰り山行や渓流釣に最適なサイズです。ショルダーパットとコード類が脱着出来ることで、大型のスタッフサックとしても使用可能。ベースまでシュラフなどを詰め込んで行き、荷を解いてしまった後はアタックザックとして使う等々。

当該メーカーの初期の頃からの定番小型ルックサックである「Nap」は他にもバックパネルにネットポケットを装着したモデルや the nero 限定カラーなど、定番であることと同時にある意味多彩な展開を持たせたロングセラーパックです。

そして、<FREELIGHT>のどのモデルにも共通した軽量というコンセプトを貫いています。

<FREELIGHT> S35Ws

S35Ws-1 (1)

提供:the outdoor store nero

大武さん
「Nap」では容量が足りないという場合は「S35」を選択しても良いでしょう。

35と聞くとちょっと大きいかなと思われますが、これから寒くなって行くにつれてウェアなど嵩張る物が増えますので、日帰りでもこれくらいの容量があっても持て余すことはありません。


S35Ws-3 (1)

出典:FREELIGHT
大武さん
基本的には春~初秋のテント泊を想定したサイズ設定です。昨今の装備であれば、特に軽量に特化したモデルを選ばなくても収納可能な容量を確保しています。

ただし、スリーシーズンを想定していますので、厳冬装備はシュラフや防寒着の嵩が膨らむ事こともあり、その様な時期は容量に余裕のあるザックの使用をおすすめします。

<FREELIGHT> S50tifw

newmodel

提供:the outdoor store nero
大武さん
<FREELIGHT>で一番大きな容量のバックパックです。チューブ状のチタンフレームが大容量の装備を安定させてくれます。フレーム入りですが、メーカーのコンセプトに例外はありませんので、驚くほど軽量に仕上がっています。
S35tif-2 (1)
提供:the outdoor store nero(画像は旧モデル)
大武さん
縦走はもちろん、充実装備を携えての渓流泊での釣などに適しています。

特に悪天候時の撤収時などは、大きさを活かして素早くざっくりと詰め込むことが出来るほか、大型バックパネルにタープやテントを適当に収納するなど、濡れものや汚れものの対応にも苦慮しません。

nero店内2

提供:the outdoor store nero
nero店内1
提供:the outdoor store nero

the outdoor store nero
住所:〒191-0031
東京都日野市高幡701
営業時間:11:00~19:30
定休日:月曜日・火曜日定休
電話:042-506-9181
取り扱いブランド:こちらからご確認ください

the outdoor store nero

今こそ、“気分が上がる”アイテム選びを

sunday内装

提供:SUNDAY

今回も多方面のショップオーナー・スタッフの皆様にご協力いただき、誠にありがとうございました!お陰様でいつも以上に興味深く、ユニークなアイテムをご紹介させていただけたと思います。

特に印象的だったのが、<SKY newtype shop>の岸上さんの道具選びについての考え。こんなご時世だからこそ、「機能性だけでなく、気分が“上がる”かどうか」を基準にするのも、アウトドアを楽しむ上は重要なのかもしれませんね。皆さんも是非、秋冬のアイテム選びの参考にしてみてください!

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