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“付ける”より“掛ける”ヘッドランプ。ペツルの『IKO CORE』は軽い装着感とユーザビリティがスゴい!(2ページ目)

明るさ3段階をボタンひとつで操作

ヘッドライト部分

撮影:PONCHO

さて、ヘッドライトの肝心な機能、明るさについては、どうでしょうか?

『アイココア』は、リチャージャブルバッテリー『コア』を使用することで、最大照射力500lm、最長照射距離100m、最長照射時間は100時間を誇ります。

単4電池×3本でも点灯し、その場合は最大照射力350lm、最長照射距離80m、最長照射時間100時間。これは『アイコ』も同様です。

ボタン部分

撮影:PONCHO

明るさは、弱、中、強の3段階。これらをライト部分下部の電源ボタンひとつで操作します。
消灯状態から短くボタンを押すとその都度明るくなり、4回目のボタン押しで消灯。再点灯すると、また弱からの点灯になります。

当初は、消灯時の明るさを記憶してくれるといいなぁとも思いましたが、”強で山小屋まで歩いてきたのを忘れて、夜中に山小屋内で点灯した際に強で再点灯!”その明るさに慌てた経験を踏まえれば、大した手間ではないので、弱から順に点灯する方がいいとも言えます。

それに電源ボタンひとつで操作するシンプルさも嬉しいポイント。昨今増えている複数ボタンで操作する高機能ヘッドライトと比較して、すぐに必要な光を点灯できるメリットは大きいですね。

用途に応じた適切な明るさ

弱の明るさ

撮影:PONCHO

装備される明るさの「弱」は、近距離を広く照らすワイドビームで6lm、照射距離10m、照射時間100時間。テント内、テントサイトや山小屋内で使用にちょうどよい明るさです。

上の写真が弱の明るさを撮影したものですが、実際にはこの写真よりも近距離は明るいです。食事をつくる時なら、明る過ぎない明るさがいいですよね。

中の明るさ

撮影:PONCHO

明るさ「中」は、100lm、照射距離は45m、照射時間9時間。広く照らすワイドと遠くを照らすスポットの光がミッスクされ、ナイトハイク時に使用すれば、足元から前方までをしっかりと見せてくれます。

合計7個のLEDライトによって、均一でムラのない光が『アイココア』のよさ。他のヘッドライトの100lmの明るさよりも、見やすく、明るく感じられたことも特長です。

強の明るさ

撮影:PONCHO

明るさ「強」は、500lm、照射距離100m、照射時間2時間30分。スポットビームが強くなり、遠くまで見通せます。
しかし足元も同時に広く照らされるので、頭を大きく動かしたり、ライト部の角度を調節する必要を感じられませんでした。トレイルの分岐等を見つけたい時に、心強い明るさです。

山での使用シーンが考えられた使い勝手

首から下げて使用

撮影:PONCHO

樹脂製ヘッドバンド、そして角度調節できる薄型のライト部は、首から下げて使用することも想定されているようです。
頭部にヘッドライトを装着して仲間と食事や談笑をしていると、ヘッドライトの光で相手の顔を照らして眩惑させてしまうことが、多くあります。

しかしヘッドライトを首から下げて手元を明るく照らすようにしていれば、作業もでき、話をしていても相手を眩しくすることがありません。細かい機能ですが、使える機能です。

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