大好きな稜線に会いに行く!”山と向き合う幸せな時間”を過ごす鳳凰三山

2020/08/05 更新

登山女性向け情報ページ「POLE POLE」。そこで、山の魅力や楽しさを発信してくれる存在がアンバサダー。今回は、季節ごとに変わる山の景色を素敵な写真で紹介してくれている<ma.ki.>さんの登場です。思い入れのある山や、チャレンジしたい山など、ひとりの女性登山者として山について、胸に思い描いていることをインタビューしました!


アイキャッチ画像提供:まきさん

山に登る理由は人それぞれ

山の絶景
撮影:YAMAHACK編集部
山に登る人は、初心者からベテラン、スタイルもきっかけも様々で、いろいろな人がいますよね。そして、その数だけ山へ登る理由や想い、楽しみ方も存在します。コロナウイルスでの自粛期間もあり、より山について考える時間も多かったのではないでしょうか。

YAMA HACKでは、これまでアウトドアに関わる多くの人達に、山への想いを聞いてきました。様々な人の話を聞くと、自分とは違う価値観や共感できるポイントだったり、新しい山の魅力を発見することができるかもしれません。

今回は、よりYAMA HACK読者に近い登山者「POLEPOLEアンバサダー」の方に、山への想いを聞いてみたいと思います。

「POLE POLE」アンバサダーってどんな人?

女性のための登山情報ページPOLE POLE
『POLE POLE』とは女性のための登山情報ページ。登山が好きなすべての女性に、レベルや年齢にとらわれることなく自分らしく山を楽しんでほしい、そんな想いをカタチにする場所として2020年3月にOPENしました。

そのPOLE POLEで、女性ならではの視点で山の楽しさや魅力を発信してくれる存在がアンバサダーさん。自分らしく山を楽しみ、その思い出の詰まった写真などを投稿してくれています。

いつも見ているだけでワクワクする写真を投稿してくれるアンバサダーさんって、どんな人なんだろう?
普段なかなか聞くことのできない山への想いを聞いてみたい!

そんな訳で、「思い出の山」や「挑戦してみたい山」など山にまつわるお話を伺ってきました。

初めまして!POLE POLEアンバサダー<ma.ki.>さん

提供:まきさん(撮影:Instagram/@suzuwanders
プロフィール|ma.ki.さん
名前:まき 登山歴:3年 地元・山梨でカメラを手にしたことから被写体として山に興味を持つ。山を綺麗に撮るための望遠レンズが高額だったため、山に接近して撮影することを選び、登りはじめたところハマり4年目に突入。稜線がキレイに見える山が好き。
アンバサダーmakiさんアンバサダーmakiさん 季節ごとに変わる山の表情を、素敵な写真で届けてくれるma.ki.さん。早速、思い入れのある山の話を聞いてみましょう!

お泊まり&アルプスデビュー!思い出の詰まった「鳳凰三山」

提供:まきさん(地蔵岳からの甲斐駒ヶ岳のモルゲンロート(※))

鳳凰三山
所在地:山梨県南アルプス市、韮崎市、北杜市
鳳凰三山(鳳凰山)は、南アルプスの「地蔵岳(2,764m)」「観音岳(2,841m)」「薬師岳(2,780m)」の3つの山の総称。難易度は比較的易しく、南アルプスの山々の絶景を堪能できることから、南アルプスの縦走入門コースとして人気があります。

── これまでに登った数多くの山の中で、思い入れのある山はどこですか?

まきさん
それぞれに思い入れがあるので、ひとつだけ選ぶのは難しいですが…南アルプスデビューを果たした鳳凰三山ですね。


── 登るきっかけは何でしたか?

まきさん
登山を始めて最初の 1年目は、八ヶ岳に通い詰めてシーズンが終わってしまったんですよ。それで、2年目のシーズンに入ってアルプスに泊まりで行きたくて、ソロで挑戦しました。


── お泊まり登山とアルプスデビューがソロって、すごいと思います。

まきさん
たまたま、知人から登った時の話を聞いたので、それなら自分も行けるかなって。笑

ソロでも山友と一緒でも!思い出がたくさん

提供:まきさん(初めて登った時の地蔵岳にて)
── 初めて登った時はどうでしたか?

まきさん
ソロで初めての泊まりに加え、南アルプスデビューということでやる気が空回りしてしまいました。昼前に鳳凰小屋についてお酒を飲んでしまい、次の日はしんどかったです。
それでも、翌日は頑張ってナイトハイクをしました。あの時、地蔵岳から見た甲斐駒ヶ岳のモルゲンは今でも忘れられません


── 素晴らしい南アルプスデビューになりましたね!

まきさん
その後、2回去年と今年のお正月に初登りしました。
去年は高山病になってしまい薬師で撤退しましたが、1年間リベンジに燃えて、今年果たしてきました。


── 高山病は人によって色々な症状が出ますが…辛かったですよね。

まきさん
ほんと、辛くて全然楽しめなかったです。頭も痛いし、とにかく動悸がすごくて。気持ち悪くてお腹も下すし…サイアクでした。


── 今年、リベンジできてよかったですね!

まきさん
初日はガスっていたんですが、翌朝起きたら晴れていて。もう、サイコーでした!!

今年は小屋で鍋パーティーも行い、ソロでもパーティーでも思い出のある山なんです。


提供:まきさん(今年のお正月登山で観音岳にて。撮影:Instagram/@tokotapeace)
── 同じ山でもソロと山友と登るのでは楽しさは違いますか?

まきさん
そうですね。ソロだと自分のタイミングで計画を立てて行動できるので、好きな時間にいたい場所にいられるのがいいですね。

友人と登る時は、鍋パーティーをしたり景色を楽しむだけではない楽しさがあります。今年は薬師小屋に友だちがシャンパンを担いで来てくれて、そういう気遣いもうれしかったですしとにかく楽しかったです!

(※)モルゲンロート(モルゲン)とは、昇り始めた朝日によって山肌や雲が赤く染まる朝焼けのこと。夜が明けきらない早朝に見られる、山が最も美しく見られる時のひとつ。

何度でも行きたくなる!とにかく大好きな稜線の絶景

提供:まきさん(観音岳から薬師岳への稜線は、まきさんのお気に入り)
ソロでもパーティーでも思い出のある山行について語ってくれたまきさん。そんな鳳凰三山で印象に残っている景色について、写真と共に語ってくれました。

── 鳳凰三山の”山”としての魅力はどんなところですか?

まきさん
地蔵岳、観音岳、薬師岳、個性豊かな3つのピークに加え、花崗岩の白い稜線八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、白峰三山、富士山の好展望が素晴らしいです。

特に、地蔵岳から薬師岳に向かうコースは富士山に向かって歩くことになるので、好展望が続き、本当に歩いていて気持ちのいい道なんです!


提供:まきさん(観音岳山頂)
提供:まきさん(薬師岳からの白峰三山)
── これまでに行った中で、どのシーズンが好きですか?

まきさん
3回行った中では、冬が好きですね。夏はめちゃめちゃ混むので、あんまりおすすめはしないです。お正月に薬師小屋が開いているので、その頃がおすすめですよ。
稜線のモルゲンを見るのが何よりも大好きです!!!


まきさんの、鳳凰三山の稜線が大好きな気持ちが伝わってきました。雪と朝日と花崗岩が織りなす、冬の鳳凰三山ならではの景色を見てみたくなりましたね。

今後チャレンジしてみたいのは「水晶岳」

出典:PIXTA

水晶岳
標高:2,986m
所在地:富山県富山市
北アルプス中央部に位置し、日本百名山に選定されている水晶岳。上部のみが黒っぽいため「黒岳」とも呼ばれています。麓から直接登るコースがないため、他の山と合わせて縦走することでのみ訪れることができます。そのため登山者が多くなく、奥深い北アルプスの自然を静かに満喫することができます。

── 今後、登ってみたい山はどこですか?

まきさん
水晶岳です。去年は休みと天気が合わず、鷲羽(鷲羽岳)までしか行けませんでした。だから、三連休が取れたら烏帽子〜野口五郎〜水晶を縦走したいですね。


── 鷲羽岳から水晶岳へと続く稜線の景色もキレイですよね。

まきさん
去年、鷲羽岳山頂から眺めた水晶岳は「黒岳」と呼ばれるだけあって、遠くから見ても異彩を放っているように見えました。広い北アルプスの中でも奥深くに位置しているんだなと感じて、ますます行ってみたくなったんです。


提供:まきさん(鷲羽岳山頂からの水晶岳)
── 北アルプスの最深部を縦走するのって、天気と時間次第ですよね。

まきさん
普段、仕事の都合でなかなか三連休での休みがとれないんです。だから、余計に縦走に憧れますね。


── 南アルプスデビューも去年の鷲羽岳もソロですが、ソロが多いんですか?

まきさん
元々、はじめての登山の時もソロだったので。登山を始めて最初の1年はほとんどソロでした。


── えっ…初めての登山がソロだったんですか!?

まきさん
はい。周りに登山をしている人がいなくて。だから、しばらくソロで登ってました。そもそも、体力がなかったので誰かと行くためにも体力をつけようと思って。


── そうだったんですね。そこから人と行くようになったきっかけは?

まきさん
始めて1年くらいの冬に、SNSを通じて年や地元が近い人に登山に誘ってもらって。そこから山友が広がって行きました。


当初はソロばかりだったけれど、最近は山友とも登る機会が増えつつあるというまきさん。SNSを通じて、同じ趣味の人と交流できるのも素晴らしいことですね。

『山に行くことでスイッチが切り替わる』

提供:まきさん
── 登山を始めてよかったな、と思うことありますか?

まきさん
ソロの時により強く感じるのですが、計画を立てていざ登り始めると不安なんですよ。もちろん、入念に下調べや準備はしてますが、それでも不安は感じます。なので、無事に帰ってこれた時の達成感はすごいです。ソロだと話し相手もいないので、高山植物だったり(以前登った時と比べて)山の変化などにも気がつきますし、山と向き合って過ごすことができます。

それに、肉体的にものすごく疲れるので余計なことを考えられなくなるというか…うまく言えないんですが、強制的に頭のスイッチが切り替わるので、山にいる時は非日常を感じられて、それもすごくいいところです。


── 山で過ごすことは、リフレッシュにもなりますよね。キツイ登山道の時はどんなことを考えて歩いてますか?

まきさん
「なんで登ってるんだろう」とか「もうしばらく山はいいかな」とか考えながら歩いてます。


── 笑。それを聞いて安心しました。みんな考えることは同じなんですね。

まきさん
山に行くことが習慣になっているから、また行っちゃうんですけどね。歩きながら、”このコースは花がキレイだからまた来年のこの時期に登ろう”とか”来年はあの山をこのコースで歩いてみたい”とか考えちゃいます。


小柄でふんわりとした雰囲気とは裏腹に、行動力のある素敵な女性ですね。ソロでも山友とでも全力で山を楽しむ姿、かっこいいですね。

今後も、まきさんの投稿が楽しみです!

今回ma.ki.さんが紹介してくれた山



女性のための登山情報ページPOLE POLE

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高橋 典子
高橋 典子

ハイクとミニマルキャンプをこよなく愛するフリーライター。次はどこに行こうか、8歳の息子と地図を眺めるのが日課。最近は、山岳気象予報に興味津々!

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