対応法・治療法は?
アナフィラキシーは即時型のアレルギー症状なので、症状を起こさないためには原因になるものを食べない・接触しないことが必要です。また、自分が何に対してアレルギーがあるかを知っているのであれば、それを回りの人に伝えておきましょう。他の人に知ってもらう事は自らの身を守ることになります。
症状が起きてしまった場合、その症状を抑える薬が必要となります。速効性があり効果も高いアドレナリン筋肉注射(商品名:エピペン)が第一に選択されます。この他にじんましんやかゆみを抑えるための抗ヒスタミン薬を一緒に服用する場合もあります。
アドレナリン筋肉注射は、過去に症状を起こしたことがあるなど、アナフィラキシーを起こす危険性が高い人と医師が判断した患者にのみ処方されます。日常生活での備えはもちろん、アウトドアなどすぐに医療機関へ行くのが難しいような場所で蜂毒などへの備えが必要な場合、身の回りに用意しておきましょう。
アナフィラキシーショック対策をしっかりと
アナフィラキシーショック対策をしっかりするには、アレルギー等、自分自身の事についてもっと知る事でもあります。普段の生活の中ではなかなかそのような機会はないかもしれませんが、これを機会に自分にどんなアレルギーがあるのかなど、ぜひ一度検査してみてはいかがでしょうか。