【YAMAライターリレー#11】わたしの「好きな山」を紹介していいですか?

2020/06/23 更新

YAMA HACKで執筆しているライターは、北は北海道、南は九州、海外はカナダまで各地にいます。なかなか普段お互いに会うことがないライター陣から、どんな山が好きか、いま山に行けない時間をどんなふうに過ごしているのか、私の好きな「YAMA HACK」記事でリレーを繋いでいきます!


アイキャッチ画像撮影:黒田猫太郎
この企画は、全国にいる「山好き」のYAMA HACKライター陣が「読者の皆さんに知ってほしい好きな山」「自分のおうち時間の過ごし方」をリレー形式で紹介するものです。ひとりひとり、家にいても山を思う気持ちは同じ。みなさんともその気持ちをシェアしていきたいと思います!

前回は<田村茂樹>さんでした。


はじめまして、<黒田猫太郎>です

撮影:黒田猫太郎のパートナー
はじめまして、黒田猫太郎です。ふざけた名前ですいません。もちろんペンネームです。九州は福岡県に、パートナーと猫2匹と住みながら、このあたりの山を徘徊しています。

山レベルが高いライターさんが多い中、そこらへんの山オヤジのような私がこんなところに出てきて、恥ずかしい限りですが、オヤジならではの低ーい視点で駄文を書いています。

私の山遍歴

IT系の超インドア人間だったのですが、ずっと前、パートナーの影響で山に登り始めました。九州の登山初心者のお決まりのパターンである、九重(くじゅう)連山の雄大な風景に感動し、完全にハマったところが間違い(?)の元。
撮影:黒田猫太郎(初の九重登山 星生山山頂より三俣山方面を望む)
その後、雪が少ない九州で、雪の九重を体験すると、もっと夢中になり……。
撮影:黒田猫太郎(冬の九重連山)
坊がツルでどっぷりと九重の開放的な自然に浸ったり……。
撮影:黒田猫太郎(九重・坊がツルキャンプ場にて)
雪を求め、九州を飛び出し、広島や蔵王までスノーシューイングに出かけたり……。
撮影:黒田猫太郎(蔵王坊平高原)
どしゃぶりの北アルプス・立山でライチョウに癒され……。
撮影:黒田猫太郎(北アルプス・立山のライチョウ)
お花を求めて平尾台(福岡県)やら、井原山(福岡県)やら、天山(佐賀県)やらに飛び回っていたら……。
撮影:黒田猫太郎(井原山(福岡県)・水無ルートのニリンソウ群落)
もう20年も経ってしまいました……。
これといったポリシーもなく、テキトー登山ばかりですが、これからも、ゆるく長く山を歩けたら……と思っています。

私が書いた記事はこちら



険しく神々しい<英彦山・北岳>

撮影:黒田猫太郎(英彦山(福岡県)の主峰・中岳)
私が紹介したいのは、英彦山(ひこさん 福岡県・大分県)。

標高1,199mの低山ですが、日本三大修験山に数えられる霊山で、日本二百名山にも数えられ、九州では比較的有名。山のいたるところに、宿坊跡や歴史深い神社や寺跡など多くの史跡が点在する観光地でもあり、今でも、ほら貝を吹く山伏が修行していたり、天狗が住んでいるともいわれる険しい山です。

その英彦山のなかでも、私が大好きな場所が「英彦山・北岳」。北岳・中岳・南岳の3峰で構成される英彦山ですが、北岳はマイナーな峰。主峰(中岳)でもなく最高峰(南岳)でもない北岳は、ほとんどの登山者にとっては通過点なのですが……。

【ここが好き①】冬の神々しい霧氷

撮影:黒田猫太郎(英彦山・北岳付近の霧氷(福岡県))
北岳山頂付近は険しい岩場の台地に立っているだけに、冬の霧氷は息を呑む神々しさ!この風景を初めて見た時、冬の英彦山・北岳は、毎年、必ず訪れる山となりました。九州は雪が少なく、木々を雪が覆うことは少ないため、霧氷が美しく輝きます。

【ここが好き②】岩壁を覆う色とりどりの紅葉

撮影:黒田猫太郎(英彦山・北岳付近の紅葉(福岡県))
険しい岩壁を覆う紅葉は、ツツジなどの低木が真っ赤に染まる、九重の秋とは違い、ブナやカエデなど広葉樹とともに常緑樹の緑が混ざる、これぞ山岳の秋という趣です。

福岡都市圏から2時間足らずでこの風景と出会えることも魅力。ただ、ここ数年、温暖化により霧氷は付きにくくなり、紅葉は鮮やかさが落ちたように思います。いつまでも美しく神秘的な風景を見せてほしいのですが……。

英彦山に興味を持った人はコチラも読んでみてくださいね!


「山の本」が私の<おうち時間>

それなりに本を読む私ですが、今まであまりの山の本は読まず、もっぱら山とは関係しない小説が主でした。今回、時間がたくさんできたこともあり、山の、それも手記やドキュメント系の本を手に取ってみることに。そんな本たちをご紹介します。

『黒部の山賊』伊藤 正一

第二次大戦終戦直後、生活するのがやっとで、登山が一般的ではなかったころの北アルプスって、どんなところだったのかがよくわかる本です。著者の伊藤正一氏(2016年没)は、北アルプス最奥地に数々の山小屋を建ててきた、まさにパイオニア。そのバイタリティに驚嘆するとともに、一緒に活躍した「山賊」たちが個性豊かでおもしろいこと!なんだかおとぎ話を読んでいるような不思議な気持ちにさせられます。
ITEM
黒部の山賊/伊藤正一

『穂高小屋番レスキュー日記』宮田八郎

穂高岳山荘の名物小屋番で、漫画『岳』のモデルにもなった、宮田八郎氏の手記などがまとめられています。その宮田氏は、惜しくも2018年に亡くなられましたが、長く携わった山岳レスキューのエピソードの数々は、その大変さとともに、レスキューする側の方々の思いがよく伝わります。何よりも宮田氏の穂高への情熱に感動。
ITEM
穂高小屋番 レスキュー日記

『黒部源流山小屋暮らし』やまとけいこ

先に紹介した宮田氏のような「生きるか死ぬか」の話とはちょっと違い、ほのぼのとした薬師沢小屋の日々が、やまと氏のゆるいイラストとともに綴られています。小屋開けから小屋閉めまでの裏話の数々がとてもおもしろく、テンポいい文章でどんどん読み進んでしまいます。読んでおけば、次回山小屋に行ったときに「あーなるほどね」と納得できるかもしれませんね。
ITEM
黒部源流山小屋暮らし

どれも、「あー、やっぱり山はいいなあ。早く山に行きたい!」と思わせる、山を愛する人たちの、いい話ばかりです。
でも、最後にちょっと考えさせられた本を。

『人を襲うクマ』羽根田 治

有名な福岡大学ワンゲル部のヒグマ襲撃事故など、やっぱりクマはこわいなあと思わせるのですが、秩父の猟師の方のお話が、朴訥としていながらも、深く、クマをはじめとする自然に関わってきたこその言葉に感動します。人間がいかにクマの棲む環境を破壊したかがよくわかり、かなり考えさせられました。
ITEM
人を襲うクマ


もし、読んでいない本があったら、ぜひ、読んでみてくださいね。

私がハマったYAMA HACK記事

<高橋典子>さん 『3,000円以下で発見!初心者におすすめしたい「トレッキングパンツ」を試してみた』

毎週のように山に行く私にとって、ウェアは消耗品。でも、登山ウェアは高い!かといって、性能は落とせないし……実際、安いのは実際どーよ?と思ってたところ、たまたま見つけたこの記事です。この商品、通販サイトで目にして気になっていたので、さまざまな角度からのレビューが、とても参考になりました。


次のバトンは<高橋典子>さん。よろしくお願いしまーす!

紹介されたアイテム

黒部の山賊/伊藤正一
サイトを見る
穂高小屋番 レスキュー日記
サイトを見る
黒部源流山小屋暮らし
サイトを見る
人を襲うクマ
サイトを見る
\ この記事の感想を教えてください /
GOOD! BAD

関連する記事

関連する山行記録 byヤマレコ

この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
黒田猫太郎
黒田猫太郎

IT関連の超インドア人間が、パートナーの影響で山人間に。今では、パートナーよりも山にはまってしまいました。九州を中心に山歴20年。なのに、一向に上級者になる気配が無い、猫好き酒好きのヘタレ山ヤです。パートナー&猫2匹と同居中。

登山専用コミュニティサイト「ヤマレコ」

アウトドアのすべてを、ひとつのアプリで。

150以上のアウトドアメディアの記事や動画、3万枚以上のみんなの写真も見られる!
アウトドアの「知りたい!」「行きたい!」がきっと見つかる!
お気に入りの記事や写真を集めて、スキマ時間に素早くチェック!