【YAMAライターリレー#06】わたしの「好きな山」を紹介していいですか?

2020/06/02 更新

YAMA HACKで執筆しているライターは、北は北海道、南は九州、海外はカナダまで各地にいます。なかなか普段お互いに会うことがないライター陣から、どんな山が好きか、いま山に行けない時間をどんなふうに過ごしているのか、私の好きな「YAMA HACK」記事でリレーを繋いでいきます!


アイキャッチ画像撮影:仙波佐和子
この企画は、全国にいる「山好き」のYAMA HACKライター陣が「読者の皆さんに知ってほしい好きな山」「おうち時間の過ごし方」をリレー形式で紹介するものです。ひとりひとり、家にいても山を思う気持ちは同じ。みなさんともその気持ちをシェアしていきたいと思います!

前回は<akko.y>さんでした。

はじめまして、<仙波佐和子>です

撮影:仙波佐和子(ケベック州ブロモン山頂から)
カナダのケベック州在住ライター、仙波佐和子です。海外ハイクにご興味のある方は「メープル街道」でケベック州の名前をご存知かもしれませんね。

メープル街道とは、カナダ東部のオンタリオ州からケベック州をつなぐ観光ルート。メープル街道の紅葉は世界一の紅葉とも称され、秋には世界中からたくさんのハイカーたちが集まります。ケベック州にある山はすべて2,000m以下の低山なので、視界を遮る高山がありません。延々と広がる絶景の紅葉を、手軽に楽しめるのが魅力です。天気がよければ、アメリカまで見渡せることも。

ケベック州では3月の半ばから緊急事態宣言が発令され自然公園もクローズしていましたが、5月20日より段階的に再オープンしています。ただし、利用できるアクティビティやコースが限られていたり、サービスセンターやトイレは利用できなかったり、入場料はあらかじめウェブ上での購入が必要だったり。今まで以上に、しっかりと準備をした上で登山を楽しむことが必要となりそうです。

5月の初めまで雪が降っていたケベック州、みんな自然に飛び込むのが待ちきれません……!

私の山遍歴

撮影:仙波佐和子(ヒマラヤハイキング/ダンプス〜オーストラリアンキャンプ間)
はじめての山体験は、かつて日本で勤務していた秘境系旅行会社の研修先、ネパールでのヒマラヤハイキングでした。

それまでは山=サンクチュアリな場所というイメージを持っていた私。自分は楽しめないだろうな〜と思いながら参加した研修でしたが、その大絶景に大感動。山ツアーは絶対売れる!とひらめき、その後は自分の企画エリア、ヨーロッパ方面のハイキングツアーを量産しました。

しかしなかなか情報がないのも山。限られた情報の中でツアーを企画することに限界を感じ、これはもう現地に行くしかない!と決意。会社を休職し西ヨーロッパ最高峰モンブラン登頂の拠点となるフランスの村、シャモニーのレストランで半年住み込みで働きました。

シャモニーでは休日のたびにハイキングに出かけるのはもちろん、レストランでは毎日のようにモンブラン登頂やツール・ド・モンブラン(フランス、イタリア、スイスの3ヶ国にまたがりモンブランの山群を一周する約215kmのロングトレイル)制覇を目指す多国籍なハイカーや登山家のみなさんとお話したり、仲良くなったガイドさんとスイスアルプスやオーストリアアルプスに遊びに行ったり……気づけば誰よりも山を好きになっていました。

仙波佐和子が書いた記事はこちら


登山スポーツ発祥の地<モンブラン>山群

フランスとイタリアの国境に位置するモンブランは、標高4,810mの西ヨーロッパ最高峰の山。フランス側の麓シャモニーは1786年の初登頂以降登山スポーツ発祥の地とされ、1921年には世界最古の山岳ガイド組合も創設されました。

モンブランにはまだ登頂したことがない私ですが(いつかはチャレンジしたい!)、僭越ながら好きなポイントを紹介させて頂きます!

【ここが好き①】森林、氷河、湖、レトロな登山列車……風景が絶景

撮影:仙波佐和子
初心者から上級者向け、氷河や湖のそばを歩いたり、レトロな登山列車を利用するルートまで、さまざまなトレッキングコースが用意されているモンブラン山群。ふとした瞬間でもシャッターを押したくなるほど絶景なんです。

フレンチアルプスならではの、かわいい山の教会や山小屋カフェを見つけるのも楽しみのひとつ。毎週土曜日にはシャモニーでマルシェも開かれるので、フルーツやパン、チーズなどのランチをゲットして、トレッキングへ出かけるのもいいですよ。

【ここが好き②】ロープウェイでふらっと富士山越え!標高3,842mの展望台

撮影:仙波佐和子
モンブランを臨むエギーユ・ドゥ・ミディ展望台(標高3,842m)まで、シャモニーから約20分のロープウェイの旅。ここでは、4,000m級のモンブラン山群の絶景を360度一望に見渡せます。モンブランの登山口のひとつにもなっているので、世界中から集まるアルピニストたちとの出会いも楽しみです。

フランス側からはゆるやかな山肌が印象的な「白い山」モンブランですが、イタリア側は険しく切り立っているため「魔の山」と呼ばれることもあります。ケーブルカーを乗り継いで国境を超え、イタリア側の大迫力の山肌を観に行くのもおすすめです。

【ここが好き③】アウトドア天国シャモニー 夏はイベントで目白押し

クライミングのワールドカップや、ジャズフェスティバル、トレイルランの世界大会「ウルトラトレイル・モンブラン(UTMB)」など、夏は見逃せないイベントが目白押し。地元っ子が毎年いちばん楽しみにしているのは、やっぱり熱気あふれるUTMBです。

ゴールのあるシャモニーのメインストリートは選手との並走OK。息子二人と並んでゴールするお父さんランナーや、雨の中颯爽と走る片腕のランナー、子どもを抱いた旦那さんと並走する女性ランナーなど、多国籍なランナーとその人間ドラマが間近で繰り広げられます。知らないランナーを応援しながら、なぜかうるっとしてしまうことも多々ありました。

今年は残念ながら中止が決定されましたが、来年こそは無事開催されることを期待します!

モンブランに興味を持った人はコチラも読んでみてくださいね!


カナダの自然公園が教えてくれた<おうち時間>の過ごし方

撮影:仙波佐和子(お向かいさんはテラスでハンモック!)
ケベック州の自然公園管理団体のウェブサイトに掲載されている、外出自粛中の暮らし方のヒント。そのうちのひとつを実践しています。

それは日常生活の身近にある自然と触れ合うこと。太陽の光や音、匂い、鳥の歌声、風、植物、小動物たちに寄り添い、時間をかけて観察することは次の冒険へのインスピレーションを高めてくれます。

そういうわけで、毎朝家の植物を外に出して一緒に日光浴しながら、食事をしたり本を読んだり。あせらずゆっくり過ごすのが私の<おうち時間>。山に行けないぶん、何か特別なことをしたい!と思っていても、意外と忙しく何もできない日々が続いていたのですが、このヒントを見て少し肩の荷が下りた気がしました。

私がハマったYAMA HACK記事

<吉澤英晃>さん 『ラグビー姿で世界25ヶ国の最高峰にトライする! “ラグビー登山家”って一体何者?』

吉澤英晃さんは、意外と知らないギアの基礎知識や、一味違うインタビュー記事などを書かれている注目のライターさん。特に、山の面白い人をユーモアたっぷりに紹介しているインタビュー記事が大好きです。

この記事で紹介されている長澤奏喜さんのYoutubeを見ると、私がシャモニーに在住していたころと同時期にモンブランを登頂されていたよう。こんな面白い人がいたなんて、お会いしたかったです!


次のバトンは<吉澤英晃>さん。よろしくお願いしまーす!

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仙波 佐和子

縁あってモンブランの麓シャモニーのレストランで働いていた際、様々なハイカーやアルピニストたちに山の魅力を叩き込まれ、目覚めてしまった山女。普段は旅行会社勤務の週末ライター。

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