【中級】白馬三山|大雪渓、お花畑、秘湯、盛だくさんに楽しもう!

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日本百名山の一座である白馬岳(長野・富山)から南に連なる杓子岳、白馬鑓ヶ岳の白馬三山を周回する、2泊3日のルートです。
大雪渓、お花畑、絶景を望める温泉など、刺激をくれるスポットがとにかく盛沢山。素晴らしい景色を眺めながらの稜線歩きも楽しめる、贅沢な3日間です。
ルート紹介

提供:YAMAP(画像クリックで拡大)

参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★★☆☆ | ||||
・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要 ・地図読み能力が必要 |
猿倉荘を出発し、白馬大雪渓を越え、白馬岳へ。白馬山荘で宿泊し、翌日は杓子岳、白馬鑓ヶ岳を越え、鑓温泉小屋まで。3日目にスタート地点の猿倉荘へ下山します。
見どころ
▼白馬大雪渓(MAP①)

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白馬大雪渓は日本最大の雪渓です。長い雪渓歩きに疲れたら、空の青、山の緑との美しいコントラストを眺めて癒されましょう。
▼お花畑(MAP②)

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雪渓を越えると夏ならではのお楽しみ、高山植物のお花畑が広がります。
▼白馬鑓温泉(MAP③)

出典:PIXTA(リニューアル前の露天風呂)
2021年に露天風呂がリニューアル。標高2,100m、標高日本一の天然湧出量を誇る、源泉かけ流しの温泉です。露天風呂からは絶景を眺めながらの入浴を楽しめます。
混浴ですが、ちょっと恥ずかしいという女性のために、夜には女性専用になる時間帯も。露天はちょっと……という人も、内風呂もありますのでご安心ください。
ここに気をつけよう!
- 雪渓では、雪の状態によりアイゼンが必要な場合も。事前に状況を確認し、安全のための装備も用意して行きましょう
- また、落石が多いことでも有名な場所です。足元だけではなく、周囲の安全確認もしっかりと
山小屋・宿泊施設
白馬山荘
1泊2食 15,000円
白馬鑓温泉小屋
1泊2食 16,000円
入浴料 1,500円(山小屋泊の方は無料)
アクセス
マイカーの場合
長野自動車道 安曇野ICより、猿倉荘駐車場まで2時間弱。
無料駐車場(100台)あり。満車の場合は八方駐車場(車で約15分)へ。
※2025年の夏季シーズン、猿倉駐車場は一般車の利用ができません。そのため、登山を計画されている方は以下のいずれかの無料駐車場を利用しましょう。
- ・八方第3駐車場
- ・八方第5駐車場
- ・ローソン白馬八方店東側駐車場(特設)
公共交通機関利用の場合
白馬駅より路線バスにて約30分
運行期間:7月12日(土)~10月13日(月)
片道料金:2,000円
バス停:白馬駅、八方バスターミナル、猿倉登山口
※猿倉登山口へ向かう路線バスは完全予約制です
東京・大阪方面より直行バスあり
【中級】屋久島・宮之浦岳|世界遺産の島で九州最高峰に登ってみよう!

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世界遺産として観光でも人気の屋久島。そこにそびえる九州最高峰の宮之浦岳(鹿児島)を、縄文杉などとセットで楽しめるルートです。
「月に35日雨がふる」と言われるほど雨が多いことでも有名ですが、悪天候のために船や飛行機が欠航になることもたびたび。だからこそ、時間に余裕のある時にこそぜひおすすめしたい場所でもあります。
ルート紹介

提供:YAMAP(画像クリックで拡大)

参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★★☆☆ | ||||
・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要 ・地図読み能力が必要 |
荒川登山口より出発し、ウィルソン株や縄文杉を見ながら新高塚避難小屋へ。小屋、またはテントで1泊し、宮之浦岳へ登って淀川登山口へ下山します。
このルートには有人の、食事や寝具を提供してくれる小屋はありません。そのため、2日分の食料と寝袋、小屋が満室だった場合のテントなどを持参する必要があります。
見どころ
▼屋久杉と苔の森(MAP①)

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トロッコ道を歩き出すと、すぐに苔むした森に入ります。実は、屋久島に生えてる杉でも1000年に満たない物は小杉と呼ばれ、全ての杉が屋久杉というわけではありません。
そんな途方もない年月をかけて育まれた原生林にどっぷりと浸って、癒されましょう。
▼縄文杉(MAP②)

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屋久島へ行くならぜひ見たいのが縄文杉。大勢の人が根本を踏むことで弱ってしまわないよう、現在は展望デッキが設けられています。
もう少し近よりたい気持ちはありますが、十分にパワーを感じられる神々しさがありますよ。
▼ヤクシカなどの動物たち

出典:PIXTA
歩いていると、ヤクシカやヤクザルが姿を現すことも。遠くからそっと、可愛い姿を観察してみましょう。
ここに気をつけよう!
- 洋上にそびえる宮之浦岳は、天候が激しく変化します。出発時に晴れている場合でも、雨具、防寒具はしっかり用意しておきましょう
- 体力に自信のない人は無理をせず、トレッキングツアーに参加するなどして、ガイドを依頼しましょう。テントや寝袋、食事の用意など、運搬からセッティングまで全てお願いすることも可能です
アクセス
【行き】荒川登山口へ
3~11月はマイカー規制のため、荒川登山口へ車で行くことができませんので、荒川登山バスを利用しましょう。バス乗り場は混雑しますので、チケットは前もって購入しておく方が安心です。詳細は屋久島山岳部保全利用協議会のホームページをご覧ください。
【帰り】淀川登山口より
起源杉まで徒歩約20分
路線バスで合庁前まで約65分
タクシーの場合、登山口から宮之浦港まで、約90分
※必ず予約のこと