寝袋選びの大本命! 国産シュラフメーカー<Takemo>
国内登山用寝袋メーカーに30年勤務した武本幸司さんが、2015年に設立した寝袋の個人ブランド<Takemo(タケモ)>。大手メーカーでの生産管理経験を活かし、「本物と呼べる良いものをより安く!」をポリシーに、こだわりの物づくりを行っています。
同ブランドの商品は、多くのメディアにも取り上げられ、ユーザーからもコスパの良さで高い評価を得ています。
今回は、オーナーの武本さんにお話を伺いながら、<Takemo>が展開するスリーピングバッグの特徴を大解剖。購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね
<Takemo>誕生の裏側とは!?
ですが、さすがにゼロから出発するわけにはいかなかったので、それまでの経験を生かして、その中でも登山用の寝袋の販売に挑戦しました。
必要十分以上の素材を厳選し、できるだけシンプルな構造でコストを抑えながらも、高性能、高品質をキープしています。
まずは、気になる特長やスペックをチェック!
<Takemo>のスリーピングバッグは、マミー型のワンシリーズのみ。ダウン量や構造により対応シーンの異なる「2・3・5・7・9・11」の6モデルがラインナップしています。
モデルによってカラーが異なり、ネイビー(2・7)・ライム(3・9)・ブラウン(5・11)の3色展開です。
生地&ダウンの特長
①20dポリエステルリップストップ仕様
表地・裏地ともに、軽くて丈夫な20dポリエステルリップストップを採用。必要十分な軽量性と強度がしっかりと備わっています。
②撥水加工
ダウンの大敵である、水濡れを防ぐための撥水加工が施されています。
ただし、撥水効果は永久的なものではないので、市販の撥水スプレーを使用したり、冬季などはシュラフカバーを併用し、快適な寝心地をキープできるように心がけましょう。
③750FPの高品質ダウンを使用
ダウンのかさ高を表す数値「FP(フィルパワー)」。通常、600FP以上のものが良質なダウンと言われていますが、<Takemo>のスリーピングバッグでは、全モデルで750FPの高品質ホワイトダックダウンを採用しています。
夏山~厳冬期まで網羅!
参考使用温度とは、使用できる最低使用温度の参考値であり、保証値ではありません。装備や個人の経験や体力、健康状態、現地の天候などにより体感温度は大きく異なります。あくまでも参考値として、ご認識ください。
使用シーンを想定した最適な構造を採用
モデルごとに、使用シーンを想定した最適な構造が採用されています。冷気の侵入を防ぐチューブの配置やアジャスターコードの有無などもチェックしておきましょう。
【ココに注目!】①ネックチューブ
NO.2以外のすべてのモデルに配置されているネックチューブは、ふんわりと首元を包み込んで冷気の侵入を防いでくれます。
【ココに注目!】②ドラフトチューブの配置
ファスナーの内側にあるドラフトチューブの配置は、汎用モデルの3・5・7ではシングル、厳冬期モデルの9・11ではダブル仕様。
ダブルで配置されているほうが、冷気の侵入防止効果が高く、保温性がアップします。ただし、オーバースペックになってしまうと、「逆に暑すぎた……」なんてこともあるので、快適に使用するためにはシーンにぴったり合うものを選ぶことが大切です。
【ココに注目!】③アジャスターコード
首回りのフィット感を調整できるアジャスターコードの付きのモデルは、NO.5~11の4モデル。3か5かで迷ったときは、こちらの有無も判断材料にすることができそうですね。
【ココに注目!】④イージーボトム
ボトムについては、全モデルに逆台形型のイージーボトムを採用。ダウン封入量が他の部分よりもやや多めで、足元はゆったり&あたたかな仕様です。
全モデルに保管用ストリージバッグ付属
<Takemo>のスリーピングバッグには、大手メーカー品同様、保管用のストリージバッグが標準装備されています。比較的安価な価格設定とはいえ、使用後の機能維持のことまでしっかりと考えられているのもポイント高し!
大手メーカ―製品と比較してみると……
<Takemo>のNO.7と最低使用温度が同程度の大手メーカー製品で比較してみると、価格が20,000円~27,000円ほど抑えられることが分かります。もちろん、最新の素材や構造、収納サイズなど、機能面での違いがあるのも事実。
ですが、「必要以上にはこだわらず、必要十分以上のスペック」で、「コストを抑える」ことを重視したい人であれば、ぴったりハマる商品であることは間違いないですよ!
日本のブランドだけど中国製……正直なところ、品質はどうなの?
中国製というと、「日本製に比べて品質が劣るのでは……?」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
中国工場での“寝袋製造の実情”について、武本さんに聞いてみました。
特に羽毛を使用する寝袋の縫製は行程も多く、非常に高い技術を必要とします。全員が熟練の工員さんというわけではないので、行程ごとにしっかりと管理することが出来ているかが、大事になってきます。
そして最も重要なのは検品です。出荷前には必ず工場に行きますね。抜き取りになりますが、検品して問題がなければ出荷を許可します。そして日本に入荷した後は全数を検品してから、お客様に発送しています。
実際に購入したユーザーの声もチェック!
▼お気に入りのポイント
▼お気に入りのポイント
▼お気に入りのポイント
<Tekemo>の製品は安心返品保証付き!
店頭で現物を確認せずに購入するのは、ちょっと……という人も心配無用です! <Takemo>の製品は安心の返品保証付き。
万が一、購入後に「イメージと違った……」ということがあっても、商品到着後、1週間以内であれば未使用のものに限り、返品することが可能です。
<Takemo>スリーピングバッグのラインナップ
入荷情報(※2023年3月現在)
【スリ-ピングバッグ2・3・5・7・9】
夏の縦走やキャンプに|スリーピングバッグ2
ダウンを200g封入した一番ライトなアイテム。とてもコンパクトな設計なので、夏山やキャンプはもちろん、冬用のインナーシュラフとしても使用することができます。
税込価格 | ¥20,900 |
素材 | 表地&裏地:ポリエステル100% 中わた:750FP ホワイトダックダウン200g (ダウン90%、フェザー10%) |
構造 | シングル構造 |
サイズ | 肩回り(内周囲)158cm、足回り(内周囲)104cm、全長205cm |
収納サイズ | Φ13cm×25cm |
重量 | 500g |
カラー | ネイビー |
参考使用温度 | 最低使用温度 8度 |
付属品 | ストリージバッグSサイズ (Φ25cm×60cm) |
春先~夏の高山・秋口~初冬の低山に対応|スリーピングバッグ3
春先~夏の高山や、秋口から初冬の低山に使用できるモデル。ダウンを300g封入したボックス構造で高い保温力を発揮します。
税込価格 | ¥24,200 |
素材 | 表地&裏地:ポリエステル100% 中わた:750FP ホワイトダックダウン300g (ダウン90%、フェザー10%) |
構造 | ボックス構造 シングルドラフトチューブ&ネックチューブ |
サイズ | 肩回り(内周囲)158cm、足回り(内周囲)104cm、全長205cm |
収納サイズ | Φ15cm×28cm |
重量 | 約730g |
カラー | オリーブ |
参考使用温度 | 最低使用温度 2度 |
付属品 | ストリージバッグSサイズ (Φ25cm×60cm) |
春先~秋口・国内2000~3000m級の山岳に対応|スリーピングバッグ5
春先~秋口にかけて、国内2000~3000m級の山岳に対応。ダウンを500g封入したボックス構造で汎用性の高いモデルです。
税込価格 | ¥30,800 |
素材 | 表地&裏地:ポリエステル100% 中わた:750FP ホワイトダックダウン500g (ダウン90%、フェザー10%) |
構造 | ボックス構造 シングルドラフトチューブ&ネックチューブ |
サイズ | 肩回り(内周囲)158cm、足回り(内周囲)104cm、全長205cm |
収納サイズ | Φ18cm×34cm |
重量 | 約960g |
カラー | ブラウン |
参考使用温度 | 最低使用温度 -6度 |
付属品 | ストリージバッグSサイズ (Φ25cm×60cm) |
秋~冬・国内2000~3000級の山岳に対応|スリーピングバッグ7
秋から冬にかけて、国内2000~3000m級の山岳に対応できる保温力の高いモデル。ダウンを700g封入し、程よい厚みで身体をしっかり包み込んでくれます。
税込価格 | ¥36,300 |
素材 | 表地&裏地:ポリエステル100% 中わた:750FP ホワイトダックダウン700g (ダウン90%、フェザー10%) |
構造 | ボックス構造 シングルドラフトチューブ&ネックチューブ |
サイズ | 肩回り(内周囲)158cm、足回り(内周囲)104cm、全長205cm |
収納サイズ | Φ20cm×37cm |
重量 | 約1180g |
カラー | ネイビー |
参考使用温度 | 最低使用温度 -15度 |
付属品 | ストリージバッグLサイズ (Φ35cm×90cm) |
厳冬期・国内2000~3000m級の山岳に対応|スリーピングバッグ9
厳冬期の国内2000~3000m級の山岳で使用可能なモデル。ダウンをたっぷり900g封入し、ファスナー部分からの冷気の侵入を防ぐ、ダブルドラフトチューブを採用しています。
税込価格 | ¥41,800 |
素材 | 表地&裏地:ポリエステル100% 中わた:750FP ホワイトダックダウン900g (ダウン90%、フェザー10%) |
構造 | ボックス構造 ダブルドラフトチューブ&ネックチューブ |
サイズ | 肩回り(内周囲)165cm、足回り(内周囲)104cm、全長208cm |
収納サイズ | Φ22cm×39cm |
重量 | 約1440g |
カラー | オリーブ |
参考使用温度 | 最低使用温度 -25度 |
付属品 | ストリージバッグLサイズ (35cm×90cm) |
厳冬期・国内3000m級の山に対応|スリーピングバッグ11
厳冬期の国内3000m級の山岳に対応できる非常に保温力の高いモデル。ダウンは、1100g封入。しっかりとしたボリューム感で高い保温力を発揮してくれます。
価格 | ¥47,300 |
素材 | 表地&裏地:ポリエステル100% 中わた:750FP ホワイトダックダウン1100g (ダウン90%、フェザー10%) |
構造 | ボックス構造 ダブルドラフトチューブ&ネックチューブ |
サイズ | 肩回り(内周囲)165cm、足回り(内周囲)104cm、全長208cm |
収納サイズ | Φ24cm×42cm |
重量 | 約1650g |
カラー | ブラウン |
参考使用温度 | 最低使用温度 -30度 |
付属品 | ストリージバッグLサイズ (Φ35cm×90cm) |
※次回は2023年9月頃の入荷を予定
購入を迷っている時は……
「どの商品を選ぶのがベストなのか分からない」「商品に関して気になる点がある」など、悩んでいる場合は、公式HPから問い合わせも可能です。
武本さんが丁寧に対応してくれるので、安心してモデル選びをすることができますよ!
個人のメーカーなので小回りが利くように思われるかもしれないのですが、中国の工場と契約しているため、在庫切れの際は、次の入荷まで数ヶ月の期間を要する場合があります。
<Tekemo>の製品を長く使うために
また、ランタンやストーブなどに接触する事故も多いですね。火のそばでの使用は特に注意していただきたいです。
保温性の面では、地面からの冷気を防ぐためにもマットレスの併用をぜひおすすめします。
製品の詳しい取り扱い方法やメンテナンス方法は、公式HPでも確認することができます。使用上の注意を良く読み、快適な使い心地が維持できるように心がけましょう。
コスパを追求したい人に最適!<Takemo>
そんな中、タケモはブランド力では他メーカーに全く敵わないですが、品質では決して負けていないと思っています。タケモのスリーピングバッグを選んで頂いたお客様に「購入して良かったな」と思っていただきたいという想いで販売しています。
「安心できる機能はほしい!でも、コストは抑えたい!」という切実な願いを叶えてくれるのが、<Takemo>のスリーピングバッグ。丁寧な製造によって、安心できるあたたかさを提供してくれる頼もしいアイテムです。
自分のスタイルにぴったり合うアイテムを見つけて、山での時間を快適に過ごしてみてくださいね!