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最強ハンドクリーム クライマー

【リピ買い必至】冬場の乾燥に“クライマー向け”のハンドクリームが最強かもしれない!

ボルダリングやクライミングを楽しむ人々が愛するクライマー向けのハンドクリーム。酷使されまくりのクライマーの手をケアするものだから、もしかすると乾燥が気になる冬場の日常生活でも大活躍するのでは? ということで、クライミング未経験のド素人筆者が、一般人目線で3つのハンドクリームを試してみます。その使い心地やいかに!?

アイキャッチ画像撮影:筆者

なんかすごそう、「クライマー向け」ハンドクリーム

木枯らしが吹き、白い季節がやってきました。……と、同時に気になるのが手足の乾燥。

冬の乾燥による手荒れハンドクリーム

出典:PIXTA

どれだけハンドクリームを塗っても治らないガサガサの指先やささくれに、八つ当たりしていた筆者でしたが、とあるアイテムの存在を知りました。

それが、クライマー向けハンドクリーム

クライマーの荒れた手

出典:PIXTA

ボルダリングや岩場を登るクライミングでは、シューズと同じように手も道具としてメンテナンスする必要があるそうです。そんなときに必要なのがハンドクリームなのだとか。

クライマーの手

撮影:編集部(クライミング好き編集部員の手)

確かに、ザラザラのホールドやギザギザの岩を素手で掴むのだから、摩擦での手荒れはなかなか避けられなそうですね。そんな風に酷使するクライマーのガサガサの手をケアするクリームなんて、なんだかすごく潤いそうじゃないですか?

そこで今回は、クライマー向けのハンドクリームとはいったいどんなものなのか、一般人視点でレビューします。

試したのは、国内外を代表する3ブランドのハンドクリーム

クライマー向けのハンドクリーム

撮影:筆者

今回はこの3種類を試してみます。一般的なハンドクリームとの違いはどんなところにあるのでしょうか?

……クライミング素人の筆者にはまったく未知の領域です。

【A】KLETTER RETTER(クレッターレッター)

ハンドクリーム 75ml
ドイツ製
定価:1,815円(税込)

品質・安全性に関する基準である、化粧品GMP(ISO22716)国際規格認定済みのハンドクリーム。動物実験を行わない点やビーガン対応など、動物や人、地球に優しい製品づくりに取り組んでいる。

【B】CLIMB SKIN(クライム スキン)

ハンドクリーム 40g
スペイン製
定価:2,200円 (税込)

日本のプロフリークライマー・平山ユージさんをはじめ、世界のトップクライマーが愛用しているというハンドクリーム。

【C】SKYHolic(スカイホリック)

ハンドクリーム 30g
日本製
定価:3,157円(税込)

クライマーがクライマーのために作ったハンドクリーム。製作者は元美容関係の仕事をしていたクライマーさんです。

6つの観点からじっくり考察したよ

ハンドクリームのサイズ感
撮影:筆者(どれも持ち運びやすい手のひらサイズ)

この3アイテムを、下記6つのポイントで考察していきます。

①パッケージ

②テクスチャ
③伸び
④つけ心地
⑤香り
⑥成分

①パッケージ

これが、どれもかわいいんですよ! おどろくほど素敵〜!

【A】クレッターレッター|山好きにはたまらない山モチーフ

レッタ― レッター|山好きにはたまらない山モチーフ

撮影:筆者

ベーシックなチューブ型。クリームをサッと出して塗りやすいのが嬉しいポイントです。

サイズが大小あり、小さいタイプはカラビナを通してバッグに付けられるので、持ち運びにも便利。山好きにはたまらない山のイラストに、ネイビーとベージュの配色が印象的です。

【B】クライムスキン|シンプルでクリーンな大人顔

クライムスキン|シンプルでクリーンな大人顔

撮影:筆者

ころんとしたフォルムの容器入り。ポーチやポケットにスッと収まる手のひらサイズが◎。オレンジとシルバーの色使いが上品です。

【C】スカイホリック|スタイリッシュなロゴがポイント

スカイホリック|スタイリッシュなロゴがポイント

撮影:筆者

薄型・広口のニベア缶のような形状。パッケージもシンプルで、「THE自然派!」といった雰囲気ですね。

②テクスチャ

クライマー向けハンドクリームのテクスチャ

撮影:筆者(【A】クレッターレッター、【B】クライムスキン、【C】スカイホリック)
3種類を手の甲に塗り、比較してみました。

【A】クレッターレッター|みずみずしい

撮影:筆者

3つの中で最もさらりとしていて、クリームというよりもジェルのような感覚でした。

【B】クライムスキン|ずっしり

撮影:筆者

どっしりとしたテクスチャで、しっとり潤いそうな印象です。

【C】スカイホリック|ふわふわ

撮影:筆者

撮影:筆者

ふわふわしており、まるでホイップクリームのよう。しっとりしながらも軽いテクスチャで塗り込みやすそうです。

③伸び

撮影:筆者(手の甲のクリームをそれぞれ3回擦ったあとの様子)

手の甲に塗ったクリームをそれぞれ塗り込んでみます。

【A】クレッターレッター|伸び度★★★★☆

一番「伸びる」印象が強く、水のようにするする伸びていきます。<クライムスキン>と<スカイホリック>は伸びるというよりも「すり込む」印象。

【B】クライムスキン|伸び度★☆☆☆☆

3つの中で最も固形に近く、体温で徐々に溶かしながらゆっくりと浸透させていくイメージです。

【C】スカイホリック|伸び度★★☆☆☆

ふんわりとしたクリームなので、軽い力で優しく擦り込めました。

④つけ心地

ハンドクリームを塗る人

出典:PIXTA

同じクライミング用ハンドクリームといえど、つけ心地や雰囲気はかなり異なりました。びっくりです。

【A】クレッターレッター|さらさら

3つの中で一番すっきりしている。伸ばしていくと、スッとさらさらになり優しく保護してくれる。

【B】クライムスキン|とってもしっとり

とてもしっとりしている。塗ったあともがっちり肌にホールドしているような印象。

【C】スカイホリック|しっとり

しっとり保護しながらもベタベタしない。まるでもう一枚皮膚が増えたかのよう。冬場での快適性は抜群!

⑤香り

ハンドクリームの香りをかぐ

出典:PIXTA

【A】クレッターレッター|一般的な良い香り

若い木々を彷彿させる香りで、男女ともに使用できそう。一般受けも良いような、爽やかな芳香です。

【B】クライムスキン|ハマる人はハマる、中毒的な香り

なかなかのキャラの濃さ。シナモンのようなスパイシーで甘い香りが濃厚に漂います。これが情熱の国のスペインのクリームか。他にも「ニッキアメみたい」や「チョコバナナ?」と表現する人も。独特の香りのため、好きな人は好き!という印象でした。

【C】スカイホリック|無香料

正真正銘の無香料。香りが好きな人には物足りないかもしれませんが、料理をする人や男性にとってはぴったりです。また長期間、毎日使うことを考えると無香料はかなりの武器だと感じました。

⑥成分

それぞれの配合成分を見てみましょう。

【A】クレッターレッター|抗炎症薬&創傷治癒剤入り

撮影:筆者

クライミング後の熱を持った皮膚を優しく鎮静し、再生を促す成分を配合。ビーガンにも対応しているそう。

【B】クライムスキン|植物由来で角質層へ浸透

クライムスキンハンドクリームの成分
撮影:筆者

植物由来の成分を贅沢に配合。高品質のシアバターをはじめ、シーバックソーンやローズヒップといった脂溶性オイルと、アロエベラやリュウケツジュといった水溶性オイル、セキセツソウとセイヨウシソウのエキスが効果的な形で溶け込んでいるのだとか。

【C】スカイホリック|しっかり保湿して健やかな肌に

スカイホリックハンドクリームの成分
撮影:筆者

皮膚にうるおいを与え、肌を整えるヒトガタナノセラミドやオーガニックのアルガンオイルなどの配合成分を最大限に生かせるよう、独自に配合。そして気になるのが、“腐植土抽出物”という成分。思わず腐葉土を想像してしまいますが……。

<スカイホリック>の開発販売主である山下さんに詳しくお聞きしてみたところ、腐植土抽出物は、数千万年前の限られた場所の地層から長期間かけて抽出した非常に希少な成分で、ミネラル、アミノ酸、ビタミン、酵素、フルボ酸を優れたバランスで含んでいるそう。

クライマー用ハンドクリーム3種類

撮影:筆者

うーん、どれもこだわりがあってすごそう…。けれど一般的なクリームとどう違うのかわからないのが本音です。

「とにかく使ってみよう!」ということで、これら3つのハンドクリームを数日間、実際に使用してみましたよ。

【総評】使ってみてわかった、○○なときにはコレ!

筆者の肌質は普通肌で、デスクワークがメイン。ですが、しっかりと自炊をするため水場での家事も多く、ささくれやぱっくり割れに頭を悩ませています。

それを踏まえて、それぞれの製品について所感を述べるならば……

【A】クレッターレッター|「オイリー肌」に

クレッタ―レッターハンドクリームクライマー向け

撮影:筆者
さらりとしているのが持ち味ですが、冬場の乾燥には少し物足りないかもしれません。乾燥で悩む人にとっては、春〜秋先までの使用が最適では。とても良い香りで気分もリフレッシュできます。

<クレッターレッター> ハンドクリーム

【B】クライムスキン|「乾燥肌・ささくれ・割れ」

クライムオンハンドクリームクライマー向け

撮影:筆者
ささくれやぱっくり割れといったポイントでの使用に最適。乾燥部位にしっかりと乗ってくれるため、痛い部分の集中治療に適していそうです。独特な香りなので、人を選ぶかもしれません。

<クライムスキン> ハンドクリーム

【C】スカイホリック|「普通肌〜乾燥肌」に

スカイホリックハンドクリームクライマー向け

撮影:筆者
日本の冬の最適解はこれだと筆者は思います。塗り立てはかなりしっとりした印象ですが、丁寧に擦り込んでいくと「スッ…」と溶け込んでいく瞬間を感じます。べたつかないけれど、ずっとしっとり手を保護してくれる安心感あり。顔の乾燥する部分にも使用しましたが、かなりもっちり肌になりました。すごいぞ!

<スカイホリック> ハンドクリーム

このクリームたち……快適に、そして本気で手を保護してくれる!

クライマー向けハンドクリーム

撮影:筆者

それにしても、3製品ともに「手を快適に保護しようとする本気度」が凄まじい!

薬局で販売している一般的なハンドクリームは、保湿力が高まると比例してべたついてしまうような印象が強くありました。しかしさすがはクライマー向けのハンドクリーム。効能はもちろん付けたあとの快適性もクライミングのパフォーマンスに深く関わることを考慮し、各社突き詰めて製品開発をしているのだと感じました。

つまりクライマー向けハンドクリームは、日常生活でもかなり有用で最強なのでは?というのが、筆者の結論です。

よーし、この冬は「クライマー向け」ハンドクリームでさよなら乾燥!

クレッターレッター ハンドクリーム 75ml

■内容量:75ml

スカイホリック クライマーズナチュラルハンドクリーム