はぎーさん @andhandwork
ドリフ頻度:月2回/クライミング歴:11年/ビール歴:6年みつさん @333toneworks
ドリフ頻度:週1回/ハイク歴15年/ビール歴:2年しょうこさん @voadora832
ドリフ頻度:週1回/ラン歴:7年/ビール歴:ほぼゼロ
ーみなさん、ドリフは何がきっかけで通うようになったんですか?
はぎー:タケミチさんとイベントでお会いしたことはあったけど、インスタですね
みつ:僕もインスタです。山って仕事帰りに登れないじゃないですか。それで「ランをして銭湯へ行ってビールを飲む」というのをやっていたんです
しょうこ:私も友達のストーリーを見てですね。定期券範囲内で通えるのもよかった(笑)
ー今夜はクライマー、長距離ランナー、クラフトビールマニアなどお客さんの幅が広いですよね
しょうこ:実は私、1年前まで名古屋に住んでいたんです。向こうでは毎週走る仲間がいたんですが、ドリフにも同じマインドを持つ人が集まっていて、仲良くなれたのがうれしいです
みつ:ここでの出会いがつながって「Drifter’s Jog Club」ってグルランを最近始めたんですよ
はぎー:「and handwork」というクライミングギアのガレージブランドもやっているのですが、クライミングは車で行くことも多いので、お酒が好きな人が少ないんです。でもキャンプ→クライミング→ビールという流れが僕はいいなと思っているんです
しょうこ:ランもハイクもやらないけれどビールが好き!という人ももっと増えるといいなーと思ってます
みつ:僕はビールを目当てにくるお客さんにおすすめを教えてもらったりもしますよ

3名とも来店のきっかけはインスタ。でもリアルな「山の文化」がここにはあるといいます。ひとりで来て、挨拶から会話が始まり(ドリフでは「乾杯!」)、情報交換しながら、最後はまたひとりでいい気分のまま帰路につく。
その文化の中では、ハイカーもランナーもクライマーもビールマニアも、教えたり教えてもらったりお互いの関係性がフラットなのです。
ひとと情報が集まる「ローカル・スモール・ハブ」へ

ところで、この記事では店主であるおふたりの紹介をあまりしていません。
お店を開く前からブログなどを通じて、ハイカーには知られた存在ですが、時に会話に入りつつも、店ではカウンターの中でにこやかに、ホストに徹しています。オーナーズショップとしてはとても控えめかもしれませんが、その背景にはこんな思いがありました。
「ドリフが理想とするのは、山やランが好きな人、旅好きやビール好きの素敵なメンバーが集まり続ける場所。ドリフの魅力はお客様のクオリティです。これはほんとスゴイ。だから、それを継続できるようにすることが店主の役割なんです」

SNSやネットを通じて、山や旅の情報を収集することが容易になりましたが、でも「その楽しさ」は言葉や表情とともに、人から人へと直接手渡されるものかもしれません。
「各地のローカルエリアのトレイルやフードが網羅されたおすすめMAPをたくさん作って、新手の観光案内所になりたいんです。そしてこういう店が増えて、そこを目的地にするのも素敵。聞きに来てくれる人もいるので、僕らが旅して得た情報は惜しみなくお伝えしています」
「ローカル・スモール・ハブ」がドリフの目指す姿。クラフトマンシップがこもったビールを片手に、旅や山の土産話、美味しいローカルフード情報など、シェアみてくださいね。
※写真を見てわかる通り、10人も入れば満員御礼のお店です。4名以上のグループなどご遠慮いただくこともあります。満員の場合、戸越銀座商店街のローカル居酒屋を教えてもらってから時間をずらして再訪もおすすめですよ
