◯◯で有名と言えば、あのブランド。…ですが、先入観を覆す「隠れ銘品」が実はすごいんです!

2019/11/11 更新

アライテンといえばテント、モンベルといえばレインウエア、カリマーといえばバックパック。そういうおなじみのブランドのイメージの向こう側に皆さんをお連れするため、「えっ、このブランドにこんなアイテムがあったの?」というモノをいろいろ集めてみました!隠れた名品から新製品まで、ブランドの歴史を紐解くと「なるほど!」と思うかもしれませんよ。


アイキャッチ画像撮影:PONCHO

有名アウトドア7ブランドの意外な逸品を集めました!

撮影:PONCHO
登山の道具やウエアをネットで購入することが増えている昨今、気になるアイテムだけを検索、人気のモノばかりが目に留まり、どうしても情報が偏りがちです。そこで、○○○なイメージの強いブランドの「隠れた銘品」「実はこんなモノもはじめてました!」という新製品を、そのブランドの定番アイテムと一緒に紹介します。

今回集めたのは全7ブランド。「えぇ、こんなモノあったんだ!」という意外な発見を楽しんでください!

登山用テントといえば、国内生産の<アライテント>

提供:アライテント
1965年創業の高品質な国内生産の登山用テントやツェルト、タープ等を手掛けるブランド。どのアイテムも同社のロングセラーのみならず、日本の登山シーンの定番と呼べるもの。中でも写真の「エアライズ」は、登山はもとより、あらゆる冒険に使われてきた銘品中の銘品です。
ところでアライテントというのは社名で、テント等のアイテムのブランド名は「ライペン」。社員全員がミシンを踏め、道具を生み出せる職人集団であることから、「熟練」という意味の言葉が、ブランド名に冠されているのです。

テントメーカーが作る、軽く強靱なバックパック

撮影:PONCHO
ライペン クロワール35スパイダロン 17,000円(+税)
アライテントといえばテントですが、古い登山愛好家ならば、バックパックも実は定番のひとつです。デイハイクから山小屋泊まで使えるこの「クロワール35」は、同じ太さなら鉄よりも強い「スパイダロンリップ」を使用。コットンのような風合いで、しかも軽い! ULパックのように背面パッドを取り外してマット代わりにできる仕様など、一本締めのクラシックなパックながら、つくり手のこだわりを存分に味わえます。

シンプルで、しかも人と違った道具に興味があるという方、コレ、かなりオススメです!

ITEM
ライペン クロワール35 スパイダロン
■容量:35+10ℓ
■背面長:41cm
■重量:1100g
■素材:スパイダロンリップ 

マルチツールといえば、誰もが持っている<ビクトリノックス>

提供:ビクトリノックス・ジャパン
1884年にスイスで創業。当初は刃物のワークショップでしたが、間もなくソルジャーナイフをスイス陸軍に納品、1897年に現在まで続くマルチツールを開発。登山ではエマージェンシー道具、また調理道具としても使用され、その軽量コンパクトさから多くのハイカーが愛用しています。写真のツールは定番「クラシックSD」。わずか21gの重さでキーホルダー代わりにもなり、アウトドア好きへの贈り物としてぴったりのアイテムです。

マルチツールという言葉を知らなくても、アウトドア好き、山好きなら、誰もが知っているビクトリノックスです。

スイスメイドの精密さを腕時計にも!

撮影:PONCHO
ビクトリノックス I.N.O.X. Autumn Spirit 82,000円(+税)
ビクトリノックスといえばマルチツールですが、ビクトリノックス創業の国、スイスといえば腕時計で知られています。かつてビクトリノックスのファンは、マルチツールづくりで培ったメタル加工技術やメカニックの精密さを活かして腕時計をつくってほしいと強く要望したそうです。そうした声を受けて誕生したのが、ビクトリノックスの腕時計です。

ビクトリノックスらしい堅牢性、スイスメイドならではの美しさ、生涯を共にできる高品質。ストラップはパラコードで、ラバー製のカバーも付属。街からアウトドアまで、あらゆるシーンで活躍してくれそうです。
ビクトリノックス/I.N.O.X. Autumn Spiritの詳細

日本が誇る総合アウトドアブランドの<モンベル>

提供:モンベル
登山用品に限らず、あらゆるアウトドアアクティビティーのウェアと道具をラインナップしている<モンベル>。1975年、現在の代表取締役会長・辰野 勇氏が創業。多くの銘品、定番がありますが、登山でもっとも愛用されているのはレインウエア、中でも「ストームクルーザー」でしょう。

縫製箇所を極限まで減らす独自のパターンと、しなやかな着心地を生み出す「ゴアC-ニット・バッカーテクノロジー」により、かつてない着心地のよさを実現。レインウエアの最高峰と言って過言ではありません。

コスパがよすぎる、折り畳みポール

撮影:PONCHO
モンベル U.L.フォールディングポール 113 4,800円(+税)
コストパフォーマンスの高さで人気のモンベルですが、そんな中でも随一のコスパ、そして機能性の高さを誇るのが、この「U.L.フォールディングポール」です。写真は長さ113cmですが、他に105cm、120cmもラインナップ。収納は三分割に折り畳む方式で、113cmモデルは収納サイズ37cm。ポールに設けられたボタンを押せば簡単に折り畳めます。重さはプロテクターも含めて153g。販売単位は1本からですが、2本でも税抜き1万円以下!

デイパック、トレッキングシューズと並んで、ハイカーをサポートするトレッキングポールを、この価格で、しかも使い勝手よくつくるモンベル、さすが日本が誇るアウトドアメーカーです!
モンベル/U.L.フォールディングポール 113の詳細

北欧発のアウトドアブランドの代名詞<ホグロフス>

提供:アシックスジャパン
1914年、スウェーデンで創業した<ホグロフス>。「H_の印象的なロゴ、そしてデザイン性豊かな北欧発のアウトドアブランドとして、日本でも90年代からバックカントリースキーヤー、スノーボーダーを中心に人気に。さらに00年代に入ってからはアウトドアやハイキング、クライミングシーンでも愛用者が増え、またファッションアイテムとして、特にインサレーションジャケットやフリースジャケットが人気を得ました。

また米国ブランドのパタゴニア同様に、環境に配慮したモノづくりに早くから取り組み、アウトドアブランドとしての信頼性の高さも評判です。

<アシックス>との融合で、シューズも履き心地がアップ

撮影:PONCHO
ホグロフス オブザーブミッド GT サラウンド 26,400円(+税)
ウェアや小型のバックパックが人気の<ホグロフス>ですが、2008年頃からシューズもラインナップしています。当初は欧米人の足型で履き心地は正直イマイチな部分もありました。

しかし、2010に日本のシューズメーカー<アシックス>の子会社になり、現在のシューズは、着用感も機能も素晴らしいの一言。アシックスはトレイルランニングシューズも高い評価を得ています。メディアではあまり取り上げられないホグロフスのシューズですが、アシックスが誇る機能と北欧ブランドらしいデザインが融合したシューズは、試してみる価値がかなり高いモノといえます。
ホグロフス/オブザーブミッド GT サラウンドの詳細

登山のマストアイテム<シルバ>のコンパス

提供:エバニュー
スウェーデン人のオリエンテーリングチャンピオン3人が、液体封入型コンパスを発明。1933年に創業したコンパスメーカーが<シルバ>です。登山をするなら、まずはコンパスと地図を使った地図読みを覚えることが基本だった時代、シルバの「No.3」コンパスは多くのハイカーのマストアイテムでした。

最近ではスマホの地図アプリの普及によって少し目立たない存在になっていますが、それでもOMMなどの山岳マラソンレースに参加する人たちが増え、シルバのコンパスは変わらず地図読みの定番品として重用されています。

数々の賞を獲得しているヘッドライト

撮影:PONCHO
シルバ エクスプローラー3 8,500円(+税)
山岳マラソンやアドベンチャーレースなど、コンパスを使ったナビゲーションが求められるシーンでは、日没後もレースを続けることもあります。だからこそシルバがより軽く、明るく、長持ちするヘッドライトをつくりました。日本での認知度は今ひとつですが、海外では2009年頃から多くの賞を獲得。

この「エクスプローラー3」は本体が電池込みで88gと軽量。近くをワイドに照らすライトと遠くを照らすスポットライトを常に同時点灯することで、より日中に近い明るさをデザイン。350ルーメンの最大光でも40時間の長寿命。またオレンジ色のサブライトを搭載。地図読みやテント内、山小屋内でまぶしくないけれど視認性のよい光を灯してくれ、山で大活躍間違いなしの、まさに銘品です!

ITEM
シルバ  エクスプローラー3
■重量:88g
■バッテリー:単4×3本
■明るさ:最大350ルーメン
■照射時間:最長55時間

テント泊の夜を照らす、キャンドルランタンの<ユーコ>

提供:モチヅキ
LEDライト、そしてLEDランタンが普及する以前、テント泊の夜を照らすのはストーブと燃料を揃えたガスランタンか、ほの暗い光のキャンドルランタンでした。中でも<UCO>と書いて<ユーコ>と読む、1973年アメリカ創業のメーカー。ここのキャドルランタンは、なんとも愛らしいスタイルが人気で、山では焚き火代わりに囲んで背負ってきたお酒をちびりと飲んでいました。

最近ではユーコからもLEDランタンが登場していますが、やっぱりユーコといえばキャンドルランタンという方が多いと思います。

今年新発売されたのは、なんとクッキングセット

撮影:PONCHO
ユーコ 4ピースメスキット 2,200円(+税)

<ユーコ>はキャンドルにしろLEDであれ、灯りに特化したブランドです。だのに今年新発売されたのは、プレート、蓋、スポークが一体となったクッキングセットなのです。

プラスチックな素材で、一歩間違えると安っぽい印象になりそうです。でも、さすがはユーコ。暖かい光に似合う、そして山の風景に似合う雰囲気に仕上げています。重量は240g。カップルやグループでの登山、テント泊に使いたくなる逸品です!

ITEM
ユーコ 4ピースメスキット
■サイズ:17.1×17.1×5.7cm
■容量:690ml(ボウル)、561ml(蓋)
■重量:240g

英国を代表するバックパックブランド<カリマー>

撮影:PONCHO
1946年、イギリスのランカシャーでサイクルバッグメーカーとして産声をあげた<カリマー>。ブランド名の由来は「carry more=もっと運べる」なので、まさにバックパックメーカーのイメージにぴったりです。創業から間もなく登山用のバックパックを生産。エベレストをはじめ、多くの高所登山の遠征隊が長きに渡って採用したことで世界中の登山愛好家にその名が知れ渡りました。

日本でもアルプス志向の強いハイカー、そして百名山ハイカーなどが愛用。シンプルなデザイン、他にはない発色のよさ、そして使い勝手のよさから、カリマーといえば山だけでなく、街でも使いたいバックパックとして人気を得ています。

シンプルで色味がよい機能ウエアもあるんです!

撮影:PONCHO
カリマー ウィンパー EV ジャケット 49,000円(+税)
バックパックの人気にちょっと押され気味なのが、ウェアです。でも、パック同様にシンプルなつくり、パックとコーディネートしたらちょっとオトナな雰囲気になれるカラーです。山で着ているハイカーがいると、目が行ってしまうものが多く揃っています。

撮影:PONCHO
「ウィンパー EV ジャケット」は「eVentリップストップ」を用い、高い透湿性、耐久性、軽量性を装備。あらゆるコンディションの山に対応する高機能ジャケットです。定番カラーのネイビーも、品のある色味でカリマーらしい一着です。特にカリマーのパックをすでに背負っている方、是非このジャケットを組み合わせてみてください。

ITEM
カリマー ウィンパー EV ジャケット
■サイズ:XS~XL
■重量:420g

まだまだ知られざる銘品はあります!

撮影:PONCHO
今回は7ブランドの、知られざる&意外なアイテムを紹介しましたが、他のブランドでも「こんなモノがあったんだ!」というものがたくさんあると思います。ネットでいろいろ検索するもよし、個性的な品揃えのショップに足を運ぶもよし、そのブランドのイメージにはない自分好みの銘品を是非探してみてください。

それでは皆さん、よい山旅を!


紹介されたアイテム

ライペン クロワール35 スパイダロン
シルバ  エクスプローラー3
サイトを見る
ユーコ 4ピースメスキット
カリマー ウィンパー EV ジャケット

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PONCHO
PONCHO

登山、トレイルラン、自転車、キャンプ、旅をテーマに雑誌、WEBで企画、執筆する編集・ライター。低山ハイクとヨガをMixしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』を妻と共に主催する山の案内人。

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