中央本線でサクッと紅葉を見に行ける
中央本線は、東京駅から名古屋駅までの109駅。駅から徒歩で登山口までアクセスできる東京都を始め、駅から約1時間ほどで登山口まで移動できる長野県など、中央線は登山でも利便性の良い移動手段です!紅葉登山の1つ目の山は高尾山。そこから西へ向かいながら、全部で5座ご紹介します。
【高尾駅】高尾山(599m)|東京都

高尾山に訪れる多くの方は京王線の高尾山口駅を利用しますが、混雑を避けたい人は中央線の高尾駅を利用するのがおすすめ。登りは6号路コースで、木々の色付きを堪能しながら川沿いの登山道を歩きます。下りは1号路コースの金毘羅台から、登りの経由地高尾山口駅を経て高尾駅まで戻るルート。
燃えるような紅葉スポットがたくさん

【コースタイム/距離】 | 5時間22分/13.8km |
【コース詳細】 | 高尾駅(55分)→四辻(10分)→高尾山口駅(10分)→妙音橋(15分)→琵琶滝(60分)→大見晴台(10分)→もみじ台(15分)→薬王院(27分)→霞台園地(60分)→高尾山口駅(15分)→四辻(45分)→高尾駅 |
- 1号路コースは展望台や食事処が多く、観光客やハイカーの人気コースです。紅葉のスポットはもみじ台、そして山頂や薬王院。青空に映えるモミジが見事!ケーブルカー乗り場の清滝駅では、毎年11月1日から30日まで”もみじ祭り”を開催しています。
- 【見頃】11月中旬~11月下旬
【アクセス】高尾駅
高尾山の寄り道グルメ
高尾山と言えば”とろろ蕎麦”が有名ですね。夏は激盛りのかき氷や冷たいとろろざる蕎麦、冬は温かいとろろ蕎麦やなめこ汁、デザートにはお団子やアイスクリーム。山頂付近には4軒、中腹には11軒の食事処、麓には20軒以上の食事処や土産屋があり、下山後の体重増に要注意です!
【藤野駅】陣馬山(857m)|神奈川県
東京と神奈川の県境にあり、山頂に白馬像があることで知名度の高い陣馬山。ご紹介するのは、緩やかな勾配で登山道もしっかりある周回コースです。藤野駅から徒歩30分ほどで陣馬登山口に行けますが、交通安全上バスで向かいましょう。
色彩豊かな山肌を堪能

【コースタイム/距離】 | 3時間25分/10km |
【コース詳細】 | 陣馬登山口(100分)→陣馬山(30分)→奈良子峠(50分)→陣谷温泉(25分)→陣馬登山口 |
針葉樹の黄葉の道を歩き、山頂付近は真っ赤なモミジのある広葉樹。周囲をぐるりと一望できる山頂からは、富士山はもちろん、黄色、赤、緑で染まる山肌が楽しめます。高尾山と陣馬山を縦走して紅葉登山を満喫するコースもおすすめです。
【見頃】11月中旬~11月下旬
【アクセス】藤野駅。神奈川中央交通バス「和田行」で約4分乗車し陣馬登山口バス停で乗降。乗降するバスは運行時間と本数が少な目なので、時刻を調べて計画しましょう。
▼バスの時刻を調べる
神奈川中央交通
陣馬山の寄り道グルメ
陣馬山山頂には3軒の茶屋があります。こちらは清水茶屋のさつま揚げが入った陣馬そば。他の茶屋にも陣馬そばがあるので、食べ比べするのも良いですね!藤野の特産は柚子。柚子シャーベットや柚子サイダーなどもあります。
【甲斐大和駅】大菩薩嶺(2,057m)|山梨県
都心からアクセスしやすい百名山として、年間通して多くの登山者が訪れる大菩薩嶺です。山頂は眺望はなく、眺めが良いのは”日本の秘境100選”に選ばれた大菩薩峠周辺。冬は雪山初心者にも登りやすい山としても最適な山です。