「記録」には残らない過酷な遠征
「人の繋がり(絆)」にここまで重きを置いた山岳映画はなかなか無いのではないでしょうか。この作品は、アジアを代表する伝説の登山家オム・ホンギルが実際に行った、エベレストで死んだ仲間の亡骸を探すため、栄光も名誉もないエベレスト遠征に挑んだ実話を映画化しています。
今回は試写会後に行われた、自身のエベレストでの経験を踏まえた、三浦親子のトークショーの模様をお届けします!
映画を観て感じたことは?
<左:三浦雄一郎氏 右:三浦豪太氏 ※記事内では敬省略>
雄一郎「山映画はシリアスなものが多いが、前半は青春ドラマのようなユーモアのあるパートがあったりと、ヒューマンドラマとして素晴らしい作品だった。ドキュメンタリータッチの映画では再現できない滑落のシーンなども印象的でした。」
豪太「山にいる時の苦難だけでなく、一生懸命スポンサー集めをする苦労※注1なども描かれていて、【人の良さ・仲間の絆】をより強く感じることができました。」
注1※実際にホンさんにもお会いしていて、普段は朗らかな良いおじさん、という印象だそうです。