- 【体力レベル】★★★★☆
- 1泊2日
- コース距離:約18km
- コースタイム:約14時間30分
- 【技術的難易度】★★★★☆
- ・岩場、雪渓を安定して通過できる技術が必要
・ルートファインディングの技術が必要
【1日目】
十字峡登山口→日向山→池ノ段分岐→中ノ岳→中ノ岳避難小屋
【2日目】
中ノ岳避難小屋→中ノ岳→池ノ段分岐→小兎岳→兎岳→大水上山→利根川水源碑→丹後山→丹後山避難小屋→丹後山登山口→林道入口駐車場→十字峡登山口
中ノ岳からピークをいくつか越えながら、丹後山を周回する1泊2日のプラン。距離も長く体力的にも厳しいコースです。登山者も少なく静かな山行が楽しめ、山々が連なる絶景の中で美しい稜線歩きを満喫できます。
コース詳細

1日目は、先程紹介したコースで十字峡登山口から中ノ岳山頂まで登ります。山頂付近にある中ノ岳避難小屋にて宿泊。
2日目は、避難小屋から池ノ段分岐まで戻って「小兎岳」を目指して稜線をグッと下っていきます。藪漕ぎもあり、道幅も狭く急な下りになるので足元に十分注意。
気持ちのいい稜線からは、周囲のやまなみを思う存分満喫。鞍部から登り返すと、笹原が美しい小兎岳に到着です。
小兎岳からは、目の前に望む「兎岳」山頂へと歩を進めましょう。8月には途中のコルで、コバイケイソウやニッコウキスゲの群生が見事です。
荒沢岳へと伸びる縦走路分岐を経て、兎岳山頂へと進みます。兎岳山頂は、先ほど登った中ノ岳をはじめ越後三山の八海山、越後駒ヶ岳が望める絶好の展望ポイント。
山深く静かな笹尾根の稜線は、だんだんと傾斜が緩やかに。30分ほどで「中央分水嶺」の山として知られる「大水上山」に到着。尾根から流れ出た水は、東側が太平洋に西側は日本海に流れていきます。
大水上山のピークから尾根をしばらく歩くと、登山道脇に群馬県が建立した利根川の源流碑が現れます。この尾根を流れた雨が利根川に続くんです!

稜線は平坦で幅も広くなり、丘の様な丹後山(1,809m)に到着したら一休憩。「ぐんま百名山」に選ばれる山で、近くには丹後山避難小屋があります。
充分景色を満喫したら、下山に向かいます。稜線の登山道は、7合目を過ぎると低い森林の登山道に変わり、その後下るほどに急坂に。滑らない様に足元に気をつけてください。
長く急な登山道を下り切ると、丹後山の登山口に着きます。ここからは、三国川沿いにある林道を歩いて、十字峡登山口まで戻ってゴールです。
中ノ岳避難小屋

中ノ岳の山頂から10分ほどのところに、無人の中ノ岳避難小屋があります。登山者のために通年解放されており、トイレも完備。ただし毛布などの備品はありません。天水ポリタンクが設置されていますが、降水量によって無い場合もあるので注意。
収容人数:40名
料金:無料
立ち寄りたい周辺施設情報
周辺の観光や温泉施設をご紹介します。登山計画の際に参考にしてみてください。