必要な装備がそろわない!? なのに人気のアウトドアショップ『BOZEMAN』へ潜入!

2019/09/04 更新

サブカルチャーの街“シモキタ”こと東京・下北沢に、長年続く人気のアウトドアショップがあるのを知っていますか? 店主のセレクトした個性的なアウトドアグッズがずらりと並び、アウトドア好きの心を鷲づかみにしているのだとか。今回は、そんな気になるショップ『ボーズマン』を編集部員が訪問。登山で活躍しそうな、店主おすすめのアイテムも紹介します!


アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

ほしいものがありすぎて、頭が渋滞! 下北沢の名店『BOZEMAN』

古着屋やカフェ、ライブハウス、ミニシアターなど、個性的なスポットがひしめく東京・世田谷区「下北沢」。そんなサブカルチャーの街「シモキタ」に、アウトドア好きが集う店があるのを知っていますか?

BOZEMANボーズマン下北沢
撮影:YAMA HACK編集部
それは、下北沢駅から徒歩5分ほどの場所にあるアウトドアショップ『BOZEMAN(ボーズマン)』。開店から15年以上、アウトドアフリークを楽しませている都内屈指の名店です。

BOZEMAN
撮影:YAMA HACK編集部
一歩中に入ればこの通り、床から天井までウエアやギアがびっしり。その量は、「どのくらいの商品を扱っているんですか?」と店主に尋ねると、「分からない(笑)」と返ってくるほど。全方位から物欲を刺激され、どこから見ようか迷いながらも、心はワクワク目はキラキラ。

BOZEMAN横山さん
撮影:YAMA HACK編集部(BOZEMAN店主・横山さん)
そんな店内で迎えてくれたのは、店主の横山さん。『BOZEMAN』を開く前は、なんと渋谷でバーテンダーをやっていたそう。

編集部 荻原
バーテンダーからアウトドアショップ、全く繋がりが見えないんですが、どうしてお店を開こうと思ったんですか?

横山さん
モーグルスキー競技をずっとやっていたからかな。新潟にも部屋を借りていて、バーをやってるときも山ばっかり行ってたから。山からバーに行ったりね。

編集部 荻原
新潟から渋谷に出勤ですか!?

横山さん
週に3~4回は滑ってたね。沢(釣り)も好きだから、結局、一年中ほぼ山にいるでしょ? バー以外で何ができるかって考えたら、アウトドアのことなら多少分かるかなと思って。安易な発想だけど(笑)。

編集部 荻原
「趣味が高じて」ですね! それでお店ってできるものなんですか?


BOZEMAN
撮影:YAMA HACK編集部
横山さん
今ってみんなそうでしょ?ただ、ほとんどの人はアウトドアショップとかメーカーにいた人だよね。そこは全然違うかな、俺はアウトドア業界にはいなかったから。


編集部 荻原
別業界から飛び込んだことで、大変だったことってありますか?

横山さん
例えばメーカーに取引させてほしいって行くでしょ?「何やってたんですか?」って聞かれて、「バーテンです」って言うと印象が悪いというか…。アウトドアの人じゃないのねって感じになっちゃう。それで蹴られたところもあるしね。

編集部 荻原
苦労されたんですね。

横山さん
当時はこういう店をやる人が少なかったからね。みんなやるんだけど、すぐ閉店しちゃう感じで、俺がよく行ってたような店はことごとくなくなっちゃって。

このジャンルをやるのは大変なんだっていうのは分かってたんだけど、だからって小さい石井スポーツをやってもしょうがないからね。

肝心なものが置いてない、でも期待は裏切らない!

 GoGirl
提供:BOZEMAN(女性用のトイレ補助グッズ「GO GIRL」、アメリカやヨーロッパでは大ヒット)
編集部 荻原
BOZEMANのブログで新商品がアップされるのを楽しみにしてるんです。以前に、“女子達が真面目に考えた女子立ちション装置”が紹介されていて、この店ぶっ飛んでて好きだなって思いました(笑)。

横山さん
売れないけどね(笑)。ただおもしろいかなって。 ナニコレって手に取るだけでも印象には残るわけだし、他でも売ってないし。

編集部 荻原
お客さんを楽しませるのが好きなんですね!

横山さん
アウトドアと関係ないジャンルのものでも、「これがアウトドアとしてどうかな?」って考えたり、他にないものとか、おもしろいものを見つけてきたりっていうのは一生懸命やってるけど。それ以外はまるで自信がない。だから肝心なものがないのよ、この店(笑)。

編集部 荻原
肝心なものがない…???



BOZEMAN
撮影:YAMA HACK編集部
横山さん
登山を始めるときに、装備を買いにアウトドア用品店に行くと全身揃うじゃない? うちでは絶対に揃わない。なんてったって、靴を置いてないから。たぶん登山靴をやってないアウトドアショップって、世界中でうちしかないと思う(笑)。 

編集部 荻原
今後も靴は置かないんですか? 登山靴じゃなくても例えばトレランシューズとか。

横山さん
俺が好きじゃないんじゃないかな(笑)。置いていたこともあるんだけどね、上手くいかなくて。種類をそんなに用意できないから。それだったら、いっぱいある店で選んだ方がお客さんもいいと思うし。俺もそうする(笑)。


BOZEMAN
撮影:YAMA HACK編集部
『BOZEMAN』には本当に必要なものがないーーーーー
そんな風に笑う横山さん。自分の感性で好きなものだけを集めて置いているようで、実はお客さんのことを一番に考えていることが、話の節々から伝わってきました。たとえ全身の装備が揃わなくとも、店主こだわりのおもしろいアイテムたちが、私たちをワクワクさせ続けてくれます。

「ナニコレ」だけじゃない! 店主おすすめ“実用的”な5つの便利アイテム

ちょっとマニアックな商品が見つかる『BOZEMAN』ですが、魅力は「ナニコレ」なアイテムだけではありません。大型ザックやストック、ハードシェル、メンテナンスグッズなど、本格的な装備も展開。あると便利な小物類は特に充実しています。

今回はその中から、店主おすすめの5アイテムを紹介します。

【1】BUFF 「INSECT SHIELD」

BUFF
撮影:YAMA HACK編集部
1つ目は、スペインのブランド<BUFF(バフ)>のネックウエア。チューブ型になっており、ネックウォーマやヘッドバンド、バラクラバなど、1枚で10通り以上の使い方ができる優れものです。色や柄のバリエーションも豊富。

BUFF INSECT SHIELD
撮影:YAMA HACK編集部
<BUFF > INSECT SHIELD
¥3,700(税抜き)

店主のイチオシは、防虫効果のある“Insect Shield®”が施されたタイプ。吸汗速乾性に優れた素材で、肌触りも柔らか。さらにUVカット機能も備えているので、山で何かと役立つアイテムです。

横山さん
昔からあるものだけど、俺も愛用していておすすめ。藪漕ぎをするときや、春スキーの日焼け防止にも使ってるよ。

【2】Climb On! 「Lip Tube」

Climb On!
撮影:YAMA HACK編集部
アメリカ発、クライマー向けスキンケアクリームを展開するブランド<Climb On! (クライムオン)>。殺菌・抗菌力、体内の免疫再生能力を持つ100%自然素材を使っており、肌に優しいのがうれしいところ。それでいて指先や手足、スリ傷や指皮の剥れなどをしっかりとケアしてくれます。

Climb On! Lip Tube リップクリーム
撮影:YAMA HACK編集部(BOZEMANでは長年アメリカから直輸入、国内の取り扱いショップよりお得に購入できる)
<Climb On!> Lip Tube
¥550(税抜き)

なかでも『BOZEMAN』で人気なのがこちらのリップクリーム。まとめて5本くらい買っていく人も珍しくないのだそう。クライマーだけでなく、アウトドアアクティビティを楽しむ人は要チェックです。

横山さん
このリップクリームを使った人は、必ずもう一回買いに来る! ハマっちゃうみたい。

【3】EQUINOX 「Mesh Bag」

Equinox Nylon Mesh Stuff Bag 
撮影:YAMA HACK編集部
アメリカ・ペンシルバニア州のアウトドアメーカー<EQUINOX(エキノックス)>。20年以上にわたり培われてきた技術と先進の技術を組み合わせ、自社工場で高品質な製品を生み出しています。再生可能な素材や天然素材を用いるなど、人や地球に優しく、環境に配慮した製品づくりにも精力的。そんな<EQUINOX>のメッシュバッグは、強度が高く、使い勝手がいいのだとか。

Equinox Nylon Mesh Stuff Bag 
撮影:YAMA HACK編集部([左]ブラックS、[中央]ブルーM、[右]レッドL)
<EQUINOX> Nylon Mesh Stuff Bag
[S]¥600(税抜き)
[M]¥800(税抜き)
[L]¥900(税抜き)

気取っていない無骨な感じも店主の好みだそう。S・M・Lと3サイズあるので、クッカーやカトラリー、シューズなど、入れたいものに合ったサイズを選べます。濡れたウエア類を入れて、ぶら下げて乾かすのにも便利。

Equinox No-See-Um Mesh Bag
撮影:YAMA HACK編集部
テントでよく使われているネットで作られた目の細かいタイプも。小物の整理に便利な上、シースルーなので中身が一目瞭然。

Equinox No-See-Um Mesh Bag
撮影:YAMA HACK編集部([左]Mサイズ、[右]Lサイズ)
<EQUINOX> No-See-Um Mesh Bag
[S]¥370(税抜き)
[M]¥500(税抜き)
[L]¥650(税抜き)

こちらも、S・M・Lの3サイズから選べます。しっかり閉じられるドローコードと、カラビナを掛けられるループがついているのも気の利いたポイント。トラッシュバッグとして、トレイルランナーがこぞって買っていくそう。登山時に、さっと取り出したい行動食を入れておくのにも◎。

横山さん
どこにでもあるようなメッシュバッグだけど…。メイドインUSA、そこが俺は好きなんだよね!

店の名前が『BOZEMAN』なのもアメリカ製品が好きだから。BOZEMANは好きなアウトドアブランドがいっぱいある街で、イエローストーンの玄関口。雰囲気も最高な街!

【4】THERMAREST 「COMPRESSIBLE PILLOW」

サーマレスト コンプレッシブルピロー
撮影:YAMA HACK編集部(サイズは3種類でこれが一番小さいサイズ)
続いてのおすすめは、こちらの枕。<THERMAREST(サーマレスト)>といえば、シュラフマットが代表的ですが、マットを作るときに出るフォームの切れ端がこの枕の中に入っています。そのため柔らかで寝心地は文句なし。収納して持ち運ぶことができるので、テント泊のお供にしてもよし。

サーマレスト コンプレッシブルピロー
撮影:YAMA HACK編集部([左]ムーン、[中央]ライクン、[右]デニム)
<THERMAREST> COMPRESSIBLE PILLOW SMALL
¥2,800(税抜き)

毎シーズン新しい柄が発売されますが、店主のお気に入りはムーン柄。月が描かれた様が、アウトドアのバイブル『ホールアースカタログ』の表紙に似ていてるところが好きなのだそう。

横山さん
エアー枕とか、もっと軽量でコンパクトな枕はいくらでもあるんだけど、これは雰囲気がいいかなって。ちょっとゴージャスな枕でテント泊を楽しむのもいい。

【5】jack’s plastic welding 「Tote Bag」

jack's plastic welding 防水バケツトートバッグ
撮影:YAMA HACK編集部
最後に紹介するのは、アメリカ・ニューメキシコ州でラフトボートを製造しているメーカー<jack’s plastic welding(ジャックス プラスティック ウェルディング )>の防水トートバッグ。ボート製造時の切れ端をリサイクルして作っているので、色の組み合わせがすべて異なる1点もの。人とかぶりたくない人にぴったりです。

jack's plastic welding 防水バケツトートバッグ
撮影:YAMA HACK編集部
<jack’s plastic welding> Tote Bag
¥6,800(税抜き)

<jack’s plastic welding>は、PVC素材の圧着溶接を得意としているそう。そして、激流下りのラフトボートで使用される素材だけあり、非常にタフなんです。濡れたウエアや汚れた登山靴を入れたり、ギアの持ち運びにも重宝。キャンプ時にはバケツ代わりにも。車にひとつ置いておきたいアイテムです。

横山さん
水着、ウェットスーツ入れたり、汚れものもガシガシ突っ込めるし便利。完全防水だからこの中で金魚も飼えるよ(笑)。

登山の前に『ボーズマン』へ! 優良アウトドア用品有〼

アウトドアショップ下北沢BOZEMAN(ボーズマン)
撮影:YAMA HACK編集部
「あそこに行けば、なんかおもしろいものがあるんじゃないか」っていう期待を裏切らないようには頑張ってる』と、店主はかなり控えめに話していましたが、それこそが15年以上もアウトドア好きが『BOZEMAN』に集う所以。おもしろいアウトドアグッズと出会えるワクワク感は、期待以上でした。ぜひみなさんも、足を運んでみてくださいね!

BOZEMAN(ボーズマン)


住所:東京都世田谷区北沢2丁目33‐6
TEL:03-3481-9250
営業時間:13:00~20:00
定休日:月曜日

BOZEMAN

ボーズマンブログ
BOZEMANブログの商品ページへのリンク部分「おひとつ頂くわ」からも、店主のおちゃめっぷりが伺えます。

BOZEMA BLOG


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下北沢アウトドアショップBOZEMANボーズマン
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YAMA HACK編集部 荻原
YAMA HACK編集部 荻原

YAMAHACK運営&記事編集担当。もともと旅行が好きだった延長で山へ登るように。山の魅力やワクワクするような山道具など、アウトドアにまつわるあらゆる情報をお届けしていきます。

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