セアカゴケグモのいそうな場所を触る場合は、見えないところにいきなり手を入れたりするのを避けることが大切です。作業で、やむを得ず行わないといけない場合は、軍手をつけるほか、なるべく肌を露出しないことが、最も簡単で確実な予防法になります。
それでも咬まれてしまったら?
咬まれた瞬間は強い痛みに襲われます。その後は、一度軽い痛みとなり、また徐々に痛みが強くなっていく傾向があります。
咬まれた場所に紅斑を生じる場合もありますが、咬み跡がはっきりとわからないことも多いです。重症の場合は、嘔吐、動悸、発汗、頭痛、筋肉痛などの症状を伴う場合もあり、筋肉麻痺の症状につながった例もあるようです。
非ステロイド系の薬は効果が薄く、ステロイド系の薬で様子をみるか、鎮痛剤の投与で基本的には対応しますが、重症の場合は血清が用いられることもあります。
対処法としては、
・咬まれた場所を水で洗う。
・ステロイド系の薬を塗る。
・症状が重い場合は、病院を受診する。(その際、セアカゴケグモに咬まれた旨を伝える。)
軽い痛みでも注意しよう
まずは、見えないプランターの裏などにいきなり手を入れない。
ムカデなどに対しても役立てられる対策です。どんなところにどんな生物がいてどのように危険なのか。知ることが、事故予防の大切な第一歩です。