上田さん
結論から言うと、下りの人に先に通ってもらっても問題ありません。ただし、状況によりますので、まずは「登山道でのすれ違いは登りが優先といわれているのはなぜなのか?」を考えてみましょう。理由は大きく2つあります。
Aさん
大切なのは、登りを優先することではなくて、「安全にすれ違えること」なんですね!
上田さん
そういうことです。例えば2つのグループがすれ違う場合、少人数のグループの方が安全な場所を確保しやすいので、大人数のグループを優先させた方がいいですね。
Aさん
少人数同士のすれ違いでも、考え方は同じですよね。
上田さん
その通り! Aさんのような場合には、下りの人に先に通ってもらうのもいいでしょう。ただし、安全にすれ違えるかどうかを考えて判断することが重要なんです。そのためにも、どちらが先に行くのか、声を掛け合うことも大事ですよ。
登山道でのすれ違いは臨機応変に
どうしたら最も安全にすれ違えるのかを考えて、状況に応じて判断することが重要。どちらが先に行くのか、互いに声を掛け合いましょう!
【相談➁】登山道で前の人を追い抜きたい・道を譲りたいとき、どうするのが正解?
Bさんが登山道を登っていると、後ろから迫ってくるペースの早い登山者の姿が。気づいたら真後ろにぴったりとつかれており、咳ばらいをしたり、わざと足音を大きく立てたりと、どうやら早く抜かしたい様子。狭い道だったため、広いところまで行ったら止まって抜いてもらおうと思っていたBさんは、すごく嫌な気分になったそう。
相談者:Bさん
道を譲るときや追い抜きをしたい時、お互いにどう対応するのがいいのでしょうか?