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登山靴が変われば歩き方も変わる? ローカット・ミドルカット・ハイカットの違いとは(2ページ目)

ハイカットの歩き方|特有の硬さに注意!

撮影:YAMA HACK編集部

ハイカットシューズは長時間山行を想定して作られているので、本当に「硬い」です。靴全体が硬いので、スニーカーなどと同じ歩き方はできません。

石や木の根っこなど、不安定な場所に乗った時でも、ねじれや突き上げが少なく、一番負荷のかかる足首を保護してくれます。

歩幅を狭く、常にフラットフッティングの意識を

歩き方

撮影:YAMA HACK編集部

そのため、普段の歩幅で踵から着地すると、足首が曲がりません。無理に歩いてしまうと、靴の中で足が固定されているため、踵が擦れて靴擦れを起しやすいんです。

歩き方

撮影:YAMA HACK編集部

可動域が少ない分、歩幅を狭くするフラットフッティングをより意識してください。目安は普段の1/2程度。歩幅を小さくし、ゆっくり歩くことで踵への負担も軽減されます。

ローカットの歩き方|こっちは柔らかさに注意!

ローカットモデル

撮影:YAMA HACK編集部

ハイカットモデルと対照的なのがローカットモデル。非常に柔らかい作りなので、スニーカーなどに非常に近い感覚です。

裏を返せば「フラットフッティングを意識しなくても歩ける」ということ。ある程度は踵からついても大丈夫ですが、足裏全体を使う意識を持ってソールのグリップをしっかり使いましょう。

蛇行してでも平らな場所を選ぼう

ローカットの歩き方

撮影:YAMA HACK編集部

足首への拘束がない分“歩きやすさ”はありますが、不安定な場所に乗ってしまった際には、足首に負担をかける可能性が高いです。

なので、山道ではなるべく平らな道を選ぶことを意識しましょう。蛇行してもいいので、段差の低い所を選ぶのがコツ。

ミドルカットの歩き方|扱いやすさに油断しては駄目!

ミドルカット

撮影:YAMA HACK編集部

ミドルカットは「ローカットの柔らかさ」と「ハイカットの保護性」を有するハイブリッドモデル。
靴全体が柔らかく作られているので、ローカットに近い歩き方ができことが大きな特徴です。

歩きやすいからこそ

撮影:YAMA HACK編集部

無意識に普段と同じ歩き方になってしまいがちですが、くるぶしまで覆われているとはいえ、ハイカットほど足首を固定するわけではありません。

踵から着地するような動きができるからこそ油断をせずフラットフッティングを意識してください。

買うならどれがいい?

山行スタイル

撮影:YAMAHACK編集部

登山靴は登る山によっても変わってくるので、「これ一足でOK!」とはなかなか言えないものです。山域や日数などで選び方が変わってきます。

一番大事なのは、自分が登りたい山のイメージを持つこと。どんな山に登りたいのかを考え、登山用品店のスタッフに相談しましょう。

▼初めての登山靴選びの詳細はこちらの記事へ

靴のタイプに合わせて意識を変えよう!

登山靴

出典:PIXTA

多数ある登山靴の中でも代表的な3つ種類の違いについて教えていただきました。基本的な歩き方は同じですが、それぞれの特性に応じて注意するべき点は異なります。

自分の山行スタイルに合った最適な登山靴を見つけ、使いこなせるように以下を意識して練習してみてください!

 

【ローカット】
より平らな所、緩やかな所を選ぶ意識

【ミドルカット】
歩きやすさに油断せず、フラットフッティングを意識

【ハイカット】
歩幅を狭く、とにかくフラットフッティングを意識

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