すぐにでもスント5を連れてトレーニングに出かけたいところですが、その前にいくつかチェックしておきたいことがあります。
それは、スポーツウォッチとして以前に、時計として、または日常持ち歩くガジェットとしての基本的な使い方。たとえば携帯電話でいえば、マナーモードや画面の設定のようなことですね。これがわからないままだと、電車や職場で慌てることになりかねません。
トーンと振動
いわゆるサウンドとバイブレーションの設定です。それぞれについて、
・オールON、
・オールOFF、
・ボタンOFF(ボタンを押す以外はすべてON)
の3パターンから選びます。
【設定⇒一般設定⇒トーン⇒トーン(または振動)⇒候補を選択⇒中央ボタンで決定】
通知
最初の設定でSuunto app をペアリングしたので、スマホに電話やメールの着信があると、スント5に通知されます。
通知を受信すると内容が画面上に表示されます。メッセージの全文が画面に収まらないときは、右下ボタンを押せばスクロールできます。
通知が不要な場合は、設定を変更して、通知をオフにしておきましょう。
【設定⇒通知(中央ボタンでオフ)】
【ヒント】
通知されるのは、電話やメッセージ、メールなど、スント5と互換性のあるアプリが受け取った内容ですが、通知の内容を選択する機能はスント5にはありません。スマホで通知設定したものが、そのままスントに通知されます。
フェイスデザインの変更
時計のフェイスデザインは、6種類のデザイン×9種類のカラーから選べます。
【設定⇒ウォッチフェイス⇒デザイン⇒カラー】
またエクササイズ中あるいはナビゲーション中、時計の表示画面をさらに読みやすくするために、ディスプレイのカラーテーマを明るい色と暗い色とで切り替えることができます。こちらは、エクササイズ時の操作と合わせて解説します。
アラームクロック
目覚まし時計の設定方法も覚えておきましょう!
アラームのパターンは
・1回のみ、
・月曜から金曜の平日の間だけ同じ時刻に鳴る
・毎日同じ時刻に鳴る
の3種類から選べます。
【設定⇒アラーム(または中央ボタン長押し)⇒アラームクロック⇒中央ボタンでON⇒パターンを選択⇒時間を設定⇒分を設定】
アラームの種類は、音と振動、その両方の3パターンから選んで設定できます。
【設定⇒一般設定⇒トーン⇒アラーム⇒パターンを選択】
アラームが鳴ったら、右上ボタンでストップ。大きくはっきり表示されるので、寝起きのぼんやりした頭でもすぐにわかりそうですね。アラームが鳴ったまま30秒後、または右下ボタンを押すとスヌーズモードに入ります。
バックライト
いずれかのボタン操作をすると、バックライトが点灯し、約9秒で再び暗転します。
どのボタンを押しても点灯しますが、ちょっと時間を確認したいと思ったときに右側のボタンを押すとほかの画面に遷移してしまうので、できれば左上のバックライトボタンを押すくせをつけておくとよいでしょう。
【ヒント】
左上ボタンを長押しで点灯、再び左上ボタンを長押しするまで点灯状態を保持する「トグルモード」に変更もできます。
【設定⇒一般設定⇒バックライト⇒モード設定】
2.ライフログ編:スント5で、日常生活の体の状態を記録しよう
基本的な使い方がわかったところで、ほかの便利な機能について触れていきましょう。
スント5には大きく分けて、
の3つの機能があります。そのなかでも日常生活の健康管理に役立つ、ライフログ機能の使い方を解説していきましょう!
画面に三角や矢印があるときは、それ以降にさらに詳しいデータがありますので、使い方に慣れたら、いろいろ探してみましょう。
毎日の活動状況レベルを確認する 【アクティビティモニタリング】
スント5は、身に着けている間毎日 24 時間、総合的な活動レベルを記録してくれます。
【ポイント】
モニタリングには、最初の基本設定で登録したパーソナルデータが元になっています。消費カロリーの算出などに影響を及ぼすので、体重に変化があったときは、こまめに登録を修正するのが、正しいデータを取得する秘訣です。
【時計⇒設定(または中央ボタン長押し)⇒一般設定⇒個人設定】
基礎編の「ボタンの使い方と階層を理解する」の項目でも触れましたが、心拍数、歩数、消費カロリーなどライフログに関する情報は【時計】の画面から右下のボタンを押していくと確認することができます。
・心拍数 【時計⇒右下ボタン】
この画面はリアルタイムの心拍数を表示しています。
スント5は光学式心拍計を搭載しているので、常に手首で心拍数を簡単に測定できます。
ただし、正しく計測するために、シャツやサポーターの上からでなく、必ず直接肌に時計を着けるようにしましょう。運動中は特に普段よりも少し高めの、ひじ寄りの位置につけると、より正確に計測できます。
【ポイント】
心拍数は、さまざまな機能のベースとなるデータ。ウォッチに内蔵されている光学式心拍センサーが定期的に心拍数を測定するよう、「毎日の HR」 機能を有効にしておきましょう。
【時計⇒設定(または中央ボタン長押し)⇒アクティビティ⇒「毎日の HR」をオン】
・ステップ数とカロリー【時計⇒右下ボタン】
この画面では、スポーツやアクティビティを含めた、その日1日の合計歩数と、それによって消費されたカロリーを確認することができます。
現在表示されているのは、今日(午前 0 から)1日で歩いた歩数。
「左上ボタン」を押してカロリー●のアイコンを点灯させると、同じく当日の消費カロリーが表示されます。
下にある「総計」とかかれた数字は、そのアクティビティによる消費カロリーに、年齢や身長・体重などにもとづいて算出された、起きているだけで消費する基礎代謝を加えた数字です。
今日はよくがんばったなとか、1日仕事で座りっぱなしだったな、など、日々の生活を振り返るのに役立ちそうですね。
【目標値設定の変更:設定⇒アクティビティ⇒ステップまたはカロリー】
【ポイント】
アイコンの切り替えは「左上ボタン」で!
【ヒント】
歩数とカロリーの画面で【中央ボタン長押し】すると、歩数や消費カロリーの目標を設定することもできます。
ステップ数は手首の動きでカウントされるため、一般的な歩数計とは異なります。
・睡眠分析
十分な睡眠は、心身ともに健康を維持するために欠かせないもの。スント5を睡眠中も身につけることで、毎日の睡眠を記録し、睡眠の質を判断することができます。
【設定】
まずは、睡眠の記録に必要な設定をしておきましょう。
1.睡眠分析のトグルボタンをオンにする 【時計⇒設定(または中央ボタン長押し)⇒睡眠⇒中央ボタンで睡眠分析をオン】
2.就寝時間、気象時間を設定 【中央ボタン⇒睡眠⇒時間、分を設定】
3.目標睡眠時間を設定 【右下ボタン⇒中央ボタン⇒時間、分を設定】
4.自動おやすみモードを設定する 【右下ボタン⇒中央ボタン⇒中央ボタンで自動お休みモードをオン】
自動おやすみモードを有効にしておくと、睡眠中は自動的にトーンや振動によるお知らせ機能が停止され、画面が暗くなります。
【ポイント】
ここで設定する就寝時間、起床時間は、考えられる最も早い就寝時刻と最も遅い起床時刻を設定しておきましょう。昼寝や、移動中の電車や飛行機での仮眠など、設定以外の時間に眠っても、スント5はそれを睡眠と判断しません。
逆に設定時間内なら、途中で水を飲んだりトイレにいったりして起きたとしても、同一の連続した睡眠時間としてカウントされます。
【分析】
朝起きると、「おはようございます」の挨拶とともに合計睡眠時間や、眠りが浅い覚醒状態の時間と、熟睡状態の時間などの、睡眠の質がわかります。過去7日間の睡眠時間グラフなども確認できるので、生活のペースや健康管理に利用できますね。
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スント5を毎日の相棒として役立てよう!
起きている間も、寝ている時間も、スント5は、24時間の行動をフォローして、生活リズムや運動のレベルを記録してくれます。上手に利用して体調管理に役立てれば、健康にも、スポーツやアクティビティのパフォーマンスアップにもつながるはず。
スント5をあなたの健康生活アドバイザーとして、おおいに役立てましょう!
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文:小川 郁代