③籾糠山(1744.34m)|岐阜県
標高 | 所在地 | 最高気温(6月-8月) | 最低気温(6月-8月) |
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1744.34m | 岐阜県飛騨市・大野郡白川村 | 19.0℃ | 10.2℃ |
手つかずの原生林と湿原が残る籾糠山と周囲の山域は、天生県立自然公園に指定されています。ありのままの森林には多くの野鳥も生息。入山時に森林環境整備推進協力金(500円)が必要です。また、水場で靴底を洗ってから入山しましょう。
おすすめコース:天生峠(40分)→天生湿原(10分)→カラ谷分岐からブナ探勝路(40分)→籾糠分岐(20分)→籾糠山(15分)→籾糠分岐(15分)→木平分岐(13分)→カツラ門(12分)→カラ谷分岐(10分)→天生湿原(30分)→天生峠
コースタイムと距離:3時間25分/7.0km
<天生湿原は高山植物の宝庫>
天生湿原は水芭蕉の群生地があることで知られています。そのあと7月はニッコウキスゲやワタスゲが揺らめき、小さな花を咲かせる白い妖精アリドオシランなどもあるんです。
<心身が癒されるグリーンシャワー>
いたる所に樹齢約300年以上を越えるトチノキやカツラの巨木がある中、天生湿原を過ぎたところにあるのが”カツラ門”。原生林に囲まれた5本のカツラは力強く根を張り、風格のあるたたずまいです。※原生林は熊の生息地。自身の熊対策はもちろん、山中にある熊除けの一斗缶を利用しながら歩きましょう。
④高千穂峰(1574m)|鹿児島県・宮崎県
標高 | 所在地 | 最高気温(6月-8月) | 最低気温(6月-8月) |
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1574m | 鹿児島県霧島市、宮崎県都城市 | 20.4℃ | 12.1℃ |
霧島連山の第二峰の高千穂峰は、南九州の主要となる景勝地に設けられる霧島錦江湾国立公園に指定されています。霧島連山自体「活火山」。登山道は遊歩道が終わると赤土のザレ場やガレ場などが多く、火口縁が登山道にもなっているので、風向きに注意しながらストック歩行をしましょう。
おすすめコース:高千穂河原(72分)→御鉢(50分)→高千穂峰(40分)
※下りは来た道を戻ります
コースタイムと距離:約3時間40分/5.5km
<大地の鼓動を感じる山>
1913年の大噴火により形成された火口の”御鉢”。現在は地形が残らないほど火口はふさがっていますが、直径は約550mで深さが約200mもある御鉢は、間近で大地の息づかいを体感出来ます!
⑤比婆山(1280m)|広島県
標高 | 所在地 | 最高気温(6月-8月) | 最低気温(6月-8月) |
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1280m | 広島県庄原市 | 21.3℃ | 12.0℃ |
国産み後、多くの神を産んだとされる日本神話の女神・イザナミノミコト。比婆山は、そのイザナミノミコトが葬られているとの伝説があります。比婆山には国指定のブナ純林・市指定のイチイ群があるほか、パワースポットとしても有名です。
おすすめコース:公園センター(70分)→毛無山(30分)→出雲峠(50分)→烏帽子山(30分)→御陵(60分)→公園センター
コースタイムと距離:4時間/8.3km
<壮大な景色と一体化できる毛無山>
比婆山は公園センターを起点に、烏帽子山・比婆山・池ノ段など9座が扇状に位置しています。その中で是非訪れて欲しいのが”毛無山”。山頂は広くて360度の眺望、大山や日本海、そして比婆山連山などが望めますよ!
<時の流れを感じるイチイの巨木>
御陵の右側に見事なイチイの巨木。イチイの花言葉は”悲哀”などネガティブな言葉の他に、”高尚”もあるんです。樹齢1000年とも言われるこのイチイは、上品かつおごそかな雰囲気から力強さが表れています。