【4】山ごはん中に大やけど! 溶けてしまったジェットボイルさん
重度の火傷で入院中のジェットボイルさん。かなり険しい表情をしていますね。
先生
気分はどうですか?
ジェットさん
治る気がしません……
先生
だいぶ溶けてしまっているので、痕は残ってしまいますね。
先生
ジェットボイルに付属している五徳を使って、別のクッカーで鍋をしているときに火傷をしたんですよね?
ジェットさん
はい、使い方が悪かったのでしょうか……。
ジェットボイルさんへのお薬
持ち主のハイカーさんは仲間と鍋を楽しむために、バーナーに対してかなり大きな鍋を使用。気づいたときには溶けていたそう。大きすぎる鍋を使ったことで、熱が回ってしまったのかもしれません。クッカー・バーナー共に適切な使い方をしないと危険。無茶は禁物です。
【5】雪山でアイゼンと衝突! 穴があいたトレッキングパンツさん
手術を控えているトレッキングパンツさん。不安でなかなか眠れないようです。
パンツさん
やはり、手術しないとダメですよね…。
看護師
しっかり穴をふさがないと、また山に行けないですよ。
パンツさん
縫ってもまたアイゼンとぶつかるかもしれないし……。
看護師
アイゼンを引っ掛けないように、歩き方に気をつけてもらわないといけないですね。
トレッキングパンツさんへのお薬
アイゼンをつけての歩行に慣れていないと、アイゼンを引っ掛けてパンツに穴をあけてしまいがち。それだけなら良い方で、足を負傷したり、転倒・滑落に繋がる危険も潜んでいます。
アウトドアショップや登山団体が開催している講習に参加して、アイゼンワークを習得するのも◎。また、引っ掛けてしまったときに致命傷を負わないように、ゲイタ―をつけておくと安心です。
あなたの山道具は大丈夫?
山道具診療所を覗いてみたら、「ハイカーの不注意」によって負傷した山道具たちがいっぱいでした。山道具は雑に扱ってもへこたれないタフさ持っていますが、そこに甘えすぎると思わぬ悲劇に見舞われてしまうかもしれません。
その反面、きちんとメンテナンスをして愛情をもって接すれば、長く一緒に山を楽しめる最強の相棒になってくれます。愛着のあるあなたの山道具が悲しむことのないよう、大切に使ってあげたいですね。
※本記事に登場する「山道具診療所」は架空であり、実在のものとは関係ありません。