東北の最高峰、燧ケ岳(ひうちがたけ)とは?
標高 | 所在地 | 体力レベル | 難易度レベル |
---|---|---|---|
2,356m | 福島県南会津郡檜枝岐村 | ★★~★★★★ | ★★~★★★ |
美しい尾瀬を満喫
燧ケ岳の開山の歴史
1889年に仲間と共に燧ケ岳に初登頂した「平野長蔵」。長蔵氏は尾瀬の開拓に力を注ぎ、さらに燧ケ岳の登山道を開いた人物としても知られています。尾瀬沼のほとりにある長蔵小屋の初代主人でもあり、尾瀬の歴史を作った功労者。また、現在燧ケ岳には沼尻、長英新道、御池、見晴の4本の登山道が設置されています。
燧ケ岳の登山適期は?
燧ケ岳のベストシーズンは、7月上旬~10月中旬。夏には湿原に様々な花々が咲き乱れます。4月上旬~6月中旬頃は残雪期ですので、登山道の雪渓には十分注意しましょう。9月下旬~10月下旬までは、山中で色とりどりの紅葉が楽しめ、8月下旬からは湿原一面に広がる黄金色の草紅葉と池塘のコラボが満喫できます。
GPSアプリやココヘリも忘れずに!
登山時には必ずGPSアプリなど地図の準備はしておきましょう。また、もしもの遭難時に、登山者を早く見つけ出すことに特化したサービス「ココヘリ」も登山の新常識となりつつありますよ。
【御池登山口】初級者にもおすすめ日帰りピストンコース
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コース距離:約8.5km
- コースタイム:約6時間40分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
尾瀬御池(60分)→広沢田代(50分)→熊沢田代(100分)→俎嵓(20分)→燧ケ岳(20分)→俎嵓(70分)→熊沢田代(35分)→広沢田代(45分)→尾瀬御池
日帰りで燧ケ岳を目指す、もっともポピュラーな御池登山口からのコースをご紹介します。数あるコースの中でも最短で登頂でき、登山道も整備されていますので初級者にもおすすめできるでしょう。道中では木道から尾瀬らしい湿原や池塘を満喫。また、残雪期にはガレ場に雪渓がありますので十分注意が必要です。