軽さ自慢のソロテント!【2019年新作】の厳選5モデルをチェック

2019/10/28 更新

テント泊のハイクは、荷物の重さがかさむことが課題です。でも最近のテントは、設営しやすく強度にすぐれた自立型でも、軽量モデルで1.5kg以下、超軽量で1kgを切るものが増えています。非自立型なら、800g以下が当たり前! そんな軽さにこだわった山岳ソロテントの新作を紹介しましょう!


アイキャッチ画像撮影:PONCHO

紹介するソロテントの重量は、なんと595g~1140gです

撮影:PONCHO
ハイキングの装備のなかで、もっとも重量のある道具のひとつ、テント。ほんの10年前には2kgが平均、1.5kgが軽量といわれていたのが、最近では1kgが超軽量、さらには500gに迫る超々軽量テントが登場しています。

筆者も1kg以下の非自立型テントを使っていますが、そのテントを装備するようになってから、テント泊ハイクが本当にラクになりました。軽い山道具は、山への気分的距離も確実に縮めてくれます。そんな気軽にテント泊ハイクに出掛けたくなる超軽量ソロテントの新作を紹介しましょう!

半自立型で760g!
室内も高くて広々

撮影:PONCHO
ニーモ・イクイップメント/ホーネットストーム 1P ¥41,000
サイズ:長さ221×最大幅108×高さ98センチ
重さ:760g(最小重量)
出入口:長辺側

Y字型の1本ポールをセットする半自立型。ペグダウンしなくても立ち上がりますが、ペグダウンしないとカタチにはなりません。非自立型テントより設営しやすく、自立型よりも軽くできるいいとこ取りのテントなのです。本体に付いているクリップをポールに掛けて吊り下げる方式で、設営は素早くできます。出入りがしやすい長辺側のヨコ開き、前室も奥行き61㎝と広く、装備を置くのに十分なスペースです。本体はメッシュ部分が少ないので、寒い季節にも活躍してくれるでしょう。

撮影:PONCHO
室内は1人用としては十分な広さがあります。特に天井部分は、フライバー・ボリューマイジング・クリップというサイドバーが装備され、それをポールに吊り下げることで、従来モデルよりも約10%の空間が広がったそうです。フロアの中央にシームがあるのは少し心配ですが、筆者が長年使っているニーモのテントも同仕様ですが問題なし、そしてメーカーに確認すると従来モデルも同仕様ですが、問題は起きていないとのこと。

収納袋はポールを入れた長いバージョンと、テントだけを入れた短いバージョンの2通りで使用できます。軽さ、設営しやすさ、広さのバランスが高く、誰が選んでも間違いのないテントです!
ITEM
NEMO(ニーモ・イクイップメント)  ホーネットストーム 1P

スケスケのフライが物語る
2人用でも652gの軽さ

撮影:PONCHO
ビッグアグネス/フライクリークHV2カーボン W/ダイニーマ ¥120,000
サイズ:長さ219×最大幅132×高さ102㎝
重さ:652g
出入口:短辺側

本当は595gの1人用を借りたかったのですが貸出中とのことで、2人用を紹介。でも2人用で652gと、驚異的な軽さです。カタログに表記されている「クレイジーライト」も納得です。その軽さを実現させたのはイーストン社製のカーボンポールと、引き裂き強度に優れ防水性も高いダイニーマファブリックのレインフライを採用したことです。スケスケのレインフライは、何だか近未来的な雰囲気でもありますね。

撮影:PONCHO
室内空間は2人用のテントなので、広大。軽さを活かして広々テントを1人利用するのもアリかもしれません。ポールはY字型の1本ポールで半自立型。吊り下げ式で設営しやすく、短辺側が出入り口ですが、幅が広いのでラクに出入りできます。元々形状、使い勝手で評価の高い『フライクリーク』をベースにし、さらなる軽さという武器を追加したモデル。とても高価ですが、軽さと快適さを装備したいハイカーは選んで損はないでしょう。

ビッグアグネス 公式サイト

誰もがULハイカーになれる
お手軽タープテント



撮影:PONCHO
MSR/スルーハイカーメッシュハウス 1 ¥21,000
MSR/スルーハイカー70ウィング ¥24,000
サイズ:長さ223×幅84×高さ96㎝(メッシュハウス)
重さ:メッシュハウス/410g、ウィング460g
出入口:長辺側

ロングトレイルを歩くULハイカーの寝床は、タープの下が定番です。でも山やアウトドアの経験値の浅いハイカーにとってはタープの下で寝るのはちょっとハードル高め・・・なのですが、こんなメッシュのインナーテントがあれば、寝ることの不安は解消できるのでは? 問題はタープの設営ですが、これはもう慣れるしかありません。森林限界を越えない森の中、秘密基地をつくるように寝床を設営する山旅は、楽しい想像しかできません。

撮影:PONCHO
タープを建てたポールから細引きを吊り下げるように設営するインナーテント。形状は足下側に向かって低くなるピラミッド型。出入り口は長辺側なので出入りしやすく、雨の吹き込みの心配もありません。室内は一人がなんとか過ごせるスペースですが、頭側の天井が高いので気分的なゆとりがあります。
とはいえ自立型テントに比べれば不都合に思える部分がたくさんあります。しかし、面倒なことを面倒と思わずに楽しめるハイカーは、きっとより深く自然を感じる一夜を過ごせると思います。
ITEM
MSR スルーハイカーメッシュハウス 1

ITEM
MSR スルーハイカー70ウィング

トレッキングポールで
建てるミニマムテント

撮影:PONCHO
ブラックダイヤモンド/ディスタンスシェルター Zポールセット ¥43,700
サイズ:長さ241×最大幅147×高さ104㎝
重さ:650g(ポールなし)
出入口:長辺側

これはレインフライのないシングルウォールテントで、トレッキングポールをポールの代わりにして設営する非自立型です。トレッキングポールをポールにするシングルウォールテントは、トレッキングポールをテント内にセットするものが多いですが、これはトレッキングポールを連結する小型ポールが付属。テント外にセットするので、設営が格段にしやすくなっています。

撮影:PONCHO
2人用なので室内は広く、前後にベンチレーション用のメッシュ窓が備わっているので、不快な結露もある程度は抑えてくれそうです。出入り口は長辺側で、かなり大きく開きます。雨天時には雨の吹き込みに特に注意が必要そうです。
このモデルは同社のディスタンスカーボンARトレッキングポールとセットですが、テントのみのモデルもあります。2人で山を登るアルパインクライマーが想定されるユーザーですが、カップルのハイカーで使用すれば、荷物の負担をかなり軽減できそうです。
ITEM
ブラックダイヤモンド ディスタンスシェルター Zポールセット

吊り下げ式で設営簡単
さらなる軽さを装備

撮影:PONCHO
モンベル/ステラリッジ テント1 本体 ¥27,500
モンベル/ステラリッジ テント1 レインフライ ¥11,500
サイズ:長さ210×幅90×高さ105㎝
重さ:1140g(張り綱、スタッフバッグ込みは1340g)
出入口:短辺側

長年、モンベルの山岳テントして人気のあった『ステラリッジ』がリニューアルしました。このシリーズの特長である別売りの本体とレインフライに、新開発の軽量で強度にすぐれた素材を採用。またポールをスリーブに通して2本をX型にセットしていたのを、広げるとX型になるポールを本体四隅にセットしてから、フックで吊り下げる方式に変更。格段に設営が簡単、素早く行えるようになりました。また吊り下げ式にしたことでレインフライと本体の間に隙間ででき、結露防止にも役立っています。


撮影:PONCHO
室内空間は最小限。しかし高さもあって窮屈さは感じません。ただし前室の奥行きが55㎝しかなく、調理をする際には気を遣います。また軽さやシンプルさを優先し、雨の吹き込みを抑えるヒサシのようなものは装備していません。ですが、長辺側に広い出入り口があるモデルよりもテント内が濡れる範囲は少なくできます。サイドには吹き流し型のベンチレーションを備え、スノーフライやグラウンドシート等、季節に応じたオプションを購入、セットすることで、一年中使えるテントという利点はこれまで同様です。山に本格的に取り組みたいと考えているハイカーは、このテントからはじめるのがよいでしょう。

モンベル ステラリッジテント

適したテントと欲しいテントは違ったりします

撮影:PONCHO
テント選びに正解はありません。季節、場所、スタイルに応じて、それぞれに適したテントがあるだけです。筆者のこれまでの経験では、半自立型か自立型、吊り下げ式、出入り口は長辺側、重さ1kg以下のテントが誰でも使いやすいテントだろうと考えています。でも、今回紹介したテントの中で、どれが欲しいかと聞かれたら、迷わずMSRのスルーハイカーと答えるでしょう。これで行ける山を旅すると、どんな時間になるのだろうと想像するだけでワクワクするからです。皆さんは、どうですか?

それでは皆さん、よい山旅を!

紹介されたアイテム

NEMO(ニーモ・イクイップメント)  …
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MSR スルーハイカーメッシュハウス 1
MSR スルーハイカー70ウィング
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PONCHO
PONCHO

登山、トレイルラン、自転車、キャンプ、旅をテーマに雑誌、WEBで企画、執筆する編集・ライター。低山ハイクとヨガをMixしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』を妻と共に主催する山の案内人。

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