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山の時間を一層美しくしてくれるボウル『フット・オブ・ザ・マウンテン』(2ページ目)

フット・オブ・ザ・マウンテンの器に水をいれたイメージ

撮影:PONCHO

世の中にはデザインはよいけれど、使ってみると「?」という道具も案外多くあります。しかしこのボウルはハンドルがよく手に馴染み、飲み口も当たりがやわらかく、使うほどに優しさを感じます。

「私の作るものは、フォルムや質感など、まずは意匠面の美しさに重きを置いて製作しています。同時に、実際に手に取ったり使ったりする中で、実用面でのポイントをしっかり押さえることで、気持ち良く使用できることも心掛けています。例えば、飲み口の形状はシャープな印象を保ちつつも、口当たりに不快感がないよう、厚みや角の僅かな丸みなどにこだわり、美しさと機能性の両立、バランスを大事にしているんです」

フット・オブ・ザ・マウンテンの器とクッカー

撮影:PONCHO

冒頭に書いた通り、『フット・オブ・ザ・マウンテン』のボウルを見て、筆者は美しい山時間を夢想したのですが、中西さん自身は、どんなことが創作活動の源泉となるのでしょう?

「澄んだ水を汲んだり、美しい場所で食事する時などに、創造力を掻き立てられます。この光景に溶け込むような道具はどんなものだろう、と考えたりすることもありますね」

ちなみに今回紹介しているボウルはSサイズで7,400円~。他にM、Lサイズもあり、サイズ違いを重ねてスタッキングすることもできるそう。その重ねた際に美しく見えることも、こだわりのひとつだといいます。またボウルと名付けたのは、「飲み物だけでなく様々な食事にも自由に使って欲しい」という想いからだそうです。

フット・オブ・ザ・マウンテンの器とザック

撮影:PONCHO

そして中西さんの製作活動の原点である「ザックに掛けられる器」は、吊することで美しさが際立ちます。この美しいボウルに似合う山旅は、ゆっくりと山道の変化を味わい、すぐ傍らにある木々や草花の華やかさ、静けさ、香りに安らぎ、小鳥たちの囀りに心を躍らせ、射し込む陽光を浴びて深く深く呼吸をし、そして清らかな水をこのボウルで掬い、全身に染み渡らせる、自分自身が山の一部になるようなものだと思います。

それでは皆さん、よい山旅を!

フット・オブ・ザ・マウンテン 器の持ち手

撮影:PONCHO

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