青栁さん
青栁さん
青栁さん
青栁さん
青栁さん
東日本大震災で壊滅してしまった宮城の石を使って、何か一緒に作りたい。携帯毛筆セットのような物を作ってみませんか、と。
青栁さん
”上手に書く”必要はない。
青栁さん
青栁さん
「山=特別な訓練が必要、好きなだけじゃなきゃ行けない」という場所になっている気がするんです。でも山って、登るだけが「山の楽しみ方」じゃないですよね。”気軽に誰でも行ける場所”のはずだと思います。
青栁さん
「きれいに書かなきゃ」というより、「想いを伝える」という事が何より大切なんですよ。
「返信を期待しない」デジタルな時代だからこそ体験して欲しい
毛筆で書く手紙は「返信を期待しない」という青栁さん。青栁さん自身、山に入る時に筆や硯を持っていき、沢の水で墨を磨ってお便りを書くといいます。そこにはメールとは違った良さが。
青栁さん
青栁さん
青栁さん
その人にしか出せない”味”が出るのも、デジタルにはない旨味
青栁さん
青栁さん
青栁さん
「着物着れたら素敵だよね」「毛筆って出来るとカッコいいよね」と。そう思うのであれば、まずは一度やってみて欲しいですね!
自分がやったことに対してどう評価されるのか、という事を気にしてしまうのが多い日本人。周りを気にするのは向上心につながるので悪い事ばかりではありませんが、少なからずハードルを上げてしまっていると思います。そういう点も現代の特徴かもしれませんね。
青栁さん
水数滴で文字が書ける!「毛筆が苦手…」な編集部が実際に体験
「家で書く」という毛筆の概念を覆し、「外で書く毛筆」文化を広める足掛かりになる野筆セット。
従来の「習字=準備も片付けも大変」というイメージを一新する作りとなっています。
毛筆文化と登山文化、一見別の世界のように聞こえてしまいますが、「野筆セット」はリュックにも場所を取らず収納でき、気軽に山に持っていくことができます。自然の中で筆をとる体験は最初は新鮮でしたが、やってみると意外と楽しくなってしまうもの。あまり肩ひじ張らずに、「今どこの山にいて何が見えるのか」、「どんな山にきているのか」そんな、その場で感じたことを思うがままに書いてみてはいかがですか?
編集部のおすすめは、山の中でしたためためた便りを風景印とともに送ってみること。一部の郵便局では窓口で「風景印を押してください」といえばその土地の文化や名所が描かれた風景印を押してくれます。
山も毛筆も”気軽に”楽しんで!
同姓同名の力か、終始リラックスした雰囲気で熱い想いを語ってくれた青栁さん。次々出てくるクレイジーな体験話にも驚かされましたが、様々な経験をされたからこそ芽生えた真っ直ぐな想いが印象的でした。
「山も毛筆も、もっと気軽に楽しんで欲しい。」
青栁さんとモンベル、その双方の強い想いがこの”野筆セット”を通して新しい文化を作り上げていくのでしょう。
《mont-bell×青栁貴史》夢のコラボ「野筆セット」5月入荷予定!
製硯師(せいけんし)の青栁貴史氏とモンベルが共同開発した野筆セット。
素材とフィールドでの使いやすさを吟味した硯板、筆、墨などをコンパクトなケースにまとめました。手軽に携行でき、フィールドで毛筆を楽しむことができるセットです。
野筆セット
硯板:宮城県石巻市雄勝町産の「玄昌石」を使用。手に持っても滑りにくく、耐久性に優れています。
《素材》玄昌石(ウレタンコーティング)筆:筆先には書き味が非常に滑らかなウサギの毛を使用。先がよくまとまり、程よい弾力があるので、さまざまな大きさの文字をしたためることができます。
《素材》筆管:竹、穂:兎毛墨:日本最大の墨生産地である奈良産の墨を使用。筆運びがよく、手紙はもちろん写経にも適しています。
《素材》煤(すす)、膠(にかわ)水差し:「登竜門」の意味を持つ魚を象った水指しです。
《素材》ポリプロピレン
【重量】228g
【カラー】ダークネイビー(DKNV)、タイム(THYM)
【収納サイズ】高さ22.0×幅8.5×奥行き2.2cm
青栁貴史さん プロフィール
製硯師 青栁貴史(あおやぎたかし)
1979年2月8日 東京都浅草生まれ
16歳の頃より祖父青栁保男、父彰男に作硯を師事。
日本、中国、各地石材を用いた硯の製作、修理、復元を行う。
宝研堂 内硯工房四代目製硯師 大東文化大学文学部書道学科非常勤講師
《宝研堂》
住所:東京都 台東区寿 4丁目-1-11
電話:03-3844-2976
定休日:第2,4,5日曜・祝日
営業時間:9:00~18:00(月~土)/10:00~17:00(第1、3日)