ケース①「試着したのにサイズが合っていなかった・・・」
Oさんはトレッキングシューズを買いに行った際、しっかりと試着をしたのにも関わらず、実際に使ってみるとサイズに違和感がありました。
合わないシューズでは足の疲労がたまりやすく、「完全に失敗だった」と悔やむ結果に・・・
【原因】
Oさん見落としてしまっていたのは「山行を想定した靴下選び」でした。
試着した際に着用していたのは“普段使っている薄手の靴下”。登山時に使う靴下は“中厚”または“厚手”のものが多く、その厚み分がサイズの違和感に繋がってしまったのです。
【解決策】
登山用品店の靴売り場には“試着用の靴下”が用意されているケースがほとんどです。靴の試し履きをする際には、「実践を想定した靴下の着用」を忘れないようにしましょう。
用意されている靴下の着用に抵抗がある場合には、ソックスを持参して試着すればOK。
ケース②「使ってみると足に合わなかった・・・」
続いてNさんのケース。厚手の靴下を着用して、店員さんにサイズを選んでもらった上で購入したはじめての3シーズン靴。張り切って八ヶ岳での縦走に使ってみると、足首を曲げると脛部分に痛みが生じ、辛い思いをしたそうです。
サイズ選びに間違いはなかったNさん、ではいったいどのようなポイントを見落としていたのでしょうか?
【原因】
Nさんの失敗は試し履きの際「確認するポイントがよく分からなかった」こと。
登山を始めて3ヶ月ほどだったこともあり、登山靴の適正を判断することが困難でした。少し歩いただけで“なんとなくの感覚”で選んでしまったのです。
【解決策】
試着はあくまで試着。実際に歩いてみなければ分からないこともありますが、確認するべきポイントもきちんとあります。
靴売り場にある坂道を利用して「足首の可動域」を確認しましょう。歩いた時に靴の中でどう足が動くのか、入念にチェックすることで、足と靴の相性を確認することができます。
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