日程 | コース距離 | コースタイム | 難易度 |
---|---|---|---|
日帰り | 5km | 約2時間30分 | ★☆☆☆☆ |
石段が続く参道を歩く最も一般的なコース。参道の入り口の「随神門(ずいしんもん)」から山頂の出羽三山神社までは約1時間30分。2446段もある石段はきついですが、大木の中を歩く、神秘的なハイキングコースです。
【最適な格好は?】
全体的によく整備されているので、季節に応じた動きやすい服装で大丈夫です。靴に関しては、石段は滑りやすいので、パンプス・サンダル・革靴などはNG。履きなれた運動靴やウォーキングシューズ・ハイキングシューズを履くようにしましょう。
また、羽黒山参詣道の入り口近くにある「いでは文化記念館」では、金剛杖・スニーカー・長靴を無料で貸出してもらえます。
参道の入り口「随神門」からスタート。人の世界とご神域である山を分ける門なので、ここより先は神様の領域、グッと身が引き締まります。
随神門をくぐると、「継子坂(ままこざか)」という石段をしばらく下ります。残念ながらこの石段は2446段の石段には含まれていません。
坂を下った場所が「祓川神橋(はらいがわしんきょう)」。祓川を挟んで「須賀の滝(すがのたき)」が流れ落ちています。橋の朱い欄干と滝の風景が撮影スポットとして人気です。
橋から5分ほど歩くと、ひときわ立派な杉が見えてきます。「爺杉(じいすぎ)」と言われるこの杉の古木は、樹齢1000年といわれ国の天然記念物。
爺杉の横には、ひときわ優美な姿で羽黒山五重塔が立っています。高さ29m、初代は平安時代の平将門が創建、約600年前に再建された東北地方唯一の国宝の五重塔です。
五重塔を過ぎると2446段の石段の始まりです。長い道のりなので、ペースを一定に保って焦らず進みましょう。
杉木立の中、あえぎながら石段を登っていくと二の坂の途中に「二の坂茶屋」が見えてきます。見晴らしがよく、休憩にちょうどいいので、名物「力餅」をいただき元気回復。ここの茶屋では石段踏破の認定証を発行しているので、帰りに記念としてもらうのもおすすめです。
二の坂茶屋
【営業時間】5月~8月 8:00~17:00 9月~11月 8:30~16:30
【定休日】無 (営業期間4月下旬~11月上旬)
二の坂を過ぎると、最後の三の坂です。三の坂は3つの坂の中で最も長く、ここまでの疲れもありるのでいちばんキツイところですが、山頂まであと少しなので頑張りましょう!
最後の石段を登りきり、赤い鳥居をくぐるとやっと山頂に到着。神々しい出羽三山神社の三神合神殿の前に立つと、ここまでの疲れも癒されます。
山頂周辺をぐるっと回って観光してから再び表参道を下りましょう。