COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む

まるで映画の世界!”世界一美しい散歩道”ミルフォードトラックの全貌とは(4ページ目)

4日目:ダンプリング・ハット~サンドフライ・ポイント

サンドフライポイントの看板

撮影:kyon4164(サンドフライ・ポイント)

最終日は予約している船の時間から逆算して出発。3泊4日の山行に思いを馳せながら、最後の散策です。最終地点サンドフライ・ポイントに到着したら、船の時間までシェルターで待機。

ミルフォードサウンド

撮影:kyon4164(ミルフォードサウンド)

そこから船でミルフォードサウンドまで行き、バスで町まで戻ります。

事前に知っておきたい注意点

ミルフォードトラックはテントの設営ができず、歩き通すには山小屋の予約が必須!基本的に逆走ができず一方通行の為、行程や体力に合わせ2パターンの歩き方から選択します。

ガイド付きウォークと個人ウォーク

ガイド

出典:PIXTA
ミルフォードトラックを楽しむための方法は大きく分けて2つ。ガイド付きウォークと個人ウォークです。
どちらを選んでもトレッキング中に見られる景色は変わりませんが、大きな違いは行程と設備。さらにガイドウォークの最終日はクルージング付きです。
行程宿泊施設デメリット
ガイド付き 4泊5日寝具・シャワー付き
食事付き
高額
個人3泊4日寝具・食事は自分で準備
シャワーなし
ガイド付きよりは
安い

テント泊や縦走の経験があれば個人でもさほど心配はありません。体力・準備・予算、さらに海外ということを考慮し選ぶことをおすすめします。

個人で歩くなら、まず「ハット」の予約を!

クリントン・ハット

撮影:kyon4164(クリントン・ハット)

ハットと呼ばれる山小屋の予約は半年以上前からWeb上でスタートし、予約開始時間と同時にどんどん埋まるほど大人気!ハットの定員(40人)がそのまま入山制限人数にもなるため、早めの予約が不可欠です。宿泊と合わせて交通手段もセットで予約し、支払いは事前にクレジットカードで済ませましょう。

ミルフォードトラックの予約ページへ

かなり厳しい?!持込制限に要注意

ニュージーランドのドライフルーツなど

撮影:kyon4164

ニュージーランドは持込制限が厳しく、生ものや卵(加工品含む)はNGです。また、食品を持ち込む場合は空港で必ず申告しましょう。フリーズドライ食品や行動食は現地で購入するのがおすすめ!

必須アイテムは「虫除け・日焼け止め・長袖」

ニュージーランドで購入できる虫除け

撮影:kyon4164

トラック内で注意したい虫がブヨの仲間「サンドフライ」。2~3ミリの小さな虫ですが、刺されると強いかゆみと腫れに悩まされることも。「サンドフライ・ポイント」という最終地点ではこの虫が大量発生しています。日本の虫よけは効かないため、現地の薬局等で調達しましょう。

雨の森を歩く人々

出典:PIXTA

1年のうち3分の2は雨のミルフォードトラック。しかしまれに晴れると日本の7倍といわれる強烈な紫外線が降り注ぎます。様々な環境に適応できるよう、日焼け止め・レインウェア・速乾性の高いベースレイヤーは準備しておきましょう。

ハット設備の充実度は?そして気になるトイレ事情

やっぱり気になるトイレ事情。さらにハットの設備も気になるところですね。設備やトイレについて紹介します。

ミンタロ・ハットの調理場

撮影:kyon4164(ミンタロ・ハット)

シーズン中はガス・水道が使用可能。ライターやマッチは不要です。洗剤はありますが、食器・調理器具は一切ありません。ごみは全て持ち帰りましょう。

ダンプリング・ハット

撮影:kyon4164(ダンプリング・ハット)

ベッドの寝具はマットのみ。専用用紙に名前とハットパスNo.を記入してスペースを確保。人数分ありますが、到着順に好きな場所をとるため、便利な場所から埋まっていきます。

マッキノン・パスシェルター

撮影:kyon4164(マッキノン・パスシェルター)

ハットのトイレは男女共同ですが、水洗で清潔!

山岳地図その2

撮影:kyon4164

ハット以外のトイレは多少設備が劣りますが、適度な間隔で設置されているので困る事はありません。しかしコース中のトイレはペーパーがないこともあり、持参すると安心です。

特別感満載の人気No.1コース!絶景だらけの大冒険へ

手を上げるハイカー

撮影:kyon4164

世界遺産の絶景を3泊4日かけ、自分の足で歩き抜いた達成感は忘れられない思い出に!人数制限があるから混雑せず、特別感を味わいながら歩くことができます。素晴らしい景色を体感できるミルフォードトラック。旅先の候補に加えてみてはいかがでしょうか!

海外トレッキングを楽しみたい!そんな方にはコチラの記事もおすすめ

4 / 4ページ