歩けて登れて滑れる!のんびりスノーハイキングしたいなら、ネイチャースキーがおススメ(2ページ目)

3. 道具がシンプルで軽い

BCクロカンの板

提供:クライムワークス

BCクロカンはとてもシンプルな道具。はじめに紹介した、裏にウロコのついた板と、シンプルな金具(ビンディング)に、

BCクロカンのシューズ

提供:クライムワークス

ブーツは登山靴のような革靴を使います。

普通のスキーは、ガッチリと硬いプラスチックのブーツを、大きなビンディングが付いた板と合わせて滑るのですが、それと比べると「これで大丈夫?」と思うような簡単なもの。

BCクロカンシューズの裏

提供:クライムワークス

ビンディングの小さな溝に、靴の先端にある金属のバーを引っ掛けて止めるだけでかかとはフリーの状態。足裏をレールのついたプレートの上に乗せて体重をかけると、板の裏にあるうろこに力がかかり、雪をしっかりと捉えてコントロールするという仕組み。かなり原始的な道具です。

持ってみるとびっくりするくらい軽く、片手でひょいと持ち運びできる手軽さは感動的ですらあります。靴も普通の靴と変わらない履き心地で、休憩のたびに脱ぎたくなるような窮屈さはありません。

4. スキーが上手くなくても楽しめる

ネイチャースキーで歩く

提供:クライムワークス

「スキー経験がない」「何年もスキーをしたことがない」…そんな人でも少し慣れればすぐに楽しめるのもネイチャースキーの魅力。平坦なところやゆるい登り、まっすぐで段差のない下りなら、初めてでもすぐにこなせるようになるでしょう。動物以外誰の足跡も付いていない真っ白な雪の上に、2本のスキーの跡をつけて歩くだけでも、雪山のすばらしさがたっぷり満喫できます!

5. 転んでも楽しい。転ぶのが楽しい!

転ぶ

提供:クライムワークス(まさに転ぶ決定的瞬間!)

とはいえ、相手は自然の地形。緩やかでも段差がある下りや、カーブした道、雪のコンディションが悪いところなど、ちょっとしたことで初心者は見事に転びます。

スキー経験者なら大丈夫かというと、ゆるい靴でかかとが固定されていない状況が普通のスキーの感覚とはまったく違うため、普段スキーで転ばない人でもやはり転びます。

転ぶ

提供:クライムワークス

でもこれが、ネイチャースキーの楽しいところ! 道具が軽くてシンプルなので、転んでもすぐに立ち上がれるし、普通のスキーに比べてひざなどへの負担も少なく、ふかふかの雪の上ならスキー場の圧雪バーンで転ぶような痛い思いをすることもありません。

ぎりぎり転びそうな斜面を見つけて、滑っては転び、転んでは笑い、転ばずに喜ぶ。大人になってから転ぶことなんてあまりないけれど、上手く滑れても、滑れなくて転んでも楽しいこの感覚は、ネイチャースキーならではのものでしょう!

6.  レベルに合わせて楽しみ方を自由に選べる

ネイチャースキーを楽しむ人

提供:クライムワークス

初心者にもとっつきやすいのが魅力のBCクロカンですが、実はスキー上級者にとってのマニアックな道具でもあるのです。同じくかかとが固定されないテレマークスキーをする人にとって、BCクロカンは「道具の剛性に頼らず自分のテクニックで滑る」もの。だから、実はネイチャースキーを楽しむ人には、テレマークスキーの上級者も多いのです。

テレマーカー

提供:クライムワークス

テレマーカーでなくてもスキーの経験があるのなら、BCクロカンで普通のスキーのような「アルペンターン」をすることもできるので、慣れてくればある程度の斜面を自由に滑れるようになるでしょう。でもスキーが得意でないなら、アップダウンの少ない歩き中心のコースを選んで、滑るのが不安な坂が出てきたら板を脱いでツボ足で歩いてもOK。いろいろなスタイルの人が自分に合った形で楽しめる自由なところが魅力です。

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