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和賀岳

和賀岳|一面黄色に染まるお花畑は圧巻!岩手・秋田が誇る隠れた名峰

秋田県と岩手県の境目、奥深くに聳える秘境・和賀岳。二百名山にも名を連ねる隠れた名峰です。公共交通機関で行くことが難しく、登山口に行くまでが大変ですが、花の百名山にも名を連ねるほど高山植物の宝庫。特にニッコウキスゲの群生は人気が高く、稜線から山頂にかけて一面に広がるお花畑は圧巻です!今回はそんな和賀岳の魅力やコース詳細、さらにアクセス情報まで全て紹介します。

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目次

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アイキャッチ画像提供:休日の山歩き

秘境ともいわれる和賀岳(わがだけ)とは?

秘境の和賀岳
標高山頂所在地最高気温(6月-8月)最低気温(6月-8月)
1,440m岩手県和賀郡西和賀町19.3℃6℃
参考:ヤマレコ

東北地方を南北に走る奥羽山脈内の、秋田と岩手の県境中央付近には、県境にまたがって真昼山地があります。その真昼山地の真昼岳を中心としたエリアを除いた山塊を和賀山塊といい、主峰は標高1,439m、日本二百名山の和賀岳。かつては「阿弥陀岳」とも称され、山岳信仰の山でもありました。
ニッコウキスゲの大群落や数々の高山植物のお花畑が目にできることで有名で、長い登りを経た先に絶景が待っていることから、まさに秘境の山として注目を集めています。

「雲上のお花畑」花の百名山の稜線散歩

花の百名山の和賀岳

数々の高山植物が咲き誇る和賀岳は、花の百名山にも名を連ねています。代表的なものは、鮮やかな黄色の花が美しいニッコウキスゲで、7月中旬が見頃。特に薬師平や和賀岳直下、和賀岳北斜面で大群落を形成しており、長いアプローチを経て辿り着いた先で目にする満開のお花畑は、まさに「雲上のお花畑」と称されるのも頷けるほど圧巻です!

薬師平のお花畑

秋田県側から登るときは薬師岳のピークを踏みますが、この薬師岳周辺にもお花畑があり、さらに登山道の両脇でも数々の花を目にすることができます。連なる美しい稜線や麓の平野といった背景とともに眺めると、雲上のお花畑に足を踏み入れていることを実感できるでしょう。

和賀岳の天気と地図をチェック

和賀岳に行く前に天気をチェックしましょう。また、事前に地図を用意してルートを確認してください。

和賀岳のふもと(大仙市)の10日間天気

日付10月03日
(火)
10月04日
(水)
10月05日
(木)
10月06日
(金)
10月07日
10月08日
10月09日
(月)
10月10日
(火)
10月11日
(水)
10月12日
(木)
天気曇
晴時々曇
晴時々曇
晴のち雨
晴のち雨
雨時々曇
雨時々曇
雨のち晴
雨のち晴
晴時々曇
晴時々曇
晴時々曇
晴時々曇
曇
曇時々晴
曇時々晴
曇時々晴
曇時々晴
気温
(℃)
22
12
25
14
20
14
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13
19
14
21
9
23
10
21
14
22
12
20
11
降水
確率
30309080903020404040

和賀岳の登山指数

日付10月03日
(火)
10月04日
(水)
10月05日
(木)
10月06日
(金)
10月07日
10月08日
登山
指数
A C C C A A
登山指数の留意点

登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。

  • 雷の発生の可能性
  • 前日の天気による道のぬかるみ
  • 局地的大雨
  • 土砂災害の発生の可能性
  • 雪崩の発生の可能性
  • 噴火の可能性
  • 積雪の有無
  • 濃霧
  • 低温または高温
  • 虫やヒルなどの発生状況

山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。

和賀岳周辺の山と高原地図

昭文社 山と高原地図 岩手山・八幡平 秋田駒ヶ岳・姫神山・森吉山・和賀岳

【秋田県側から】薬師岳~小杉山~和賀岳を巡るメインルート

和賀岳を登るメインルートで、最も人気の高いルートを紹介します。往復約15kmとロングコースで体力を必要とし、急登あり、藪漕ぎあり、と中々にハード。しかし、それを乗り越えた先には圧巻の景色が待っています。

登山地図
提供:YAMAP
距離コースタイム日程難易度
約15.28km6時間40分日帰り★★★☆☆

登山口(10分)→甘露水口(40分)→滝倉(60分)→薬師岳(65分)→小鷲倉(40分)→和賀岳(185分)→登山口

 甘露水登山口にある避難小屋

6kmほど未舗装の林道を進んだ先に登山口があります。登山口周辺には駐車場や2階建てで簡易水洗トイレもある避難小屋が。この登山口から登山開始です!
まずは砂利道を10分程進み、湧水のある甘露水口へ。

甘露水

甘露水口から本格的な登山道となります。登り口の右手に甘露水という湧水があり、飲むこともできますよ!水分補給をしたら出発。なお、甘露水口付近にも小さな駐車スペースがあり、車で入ってくることもできます。

ブナの原生林

スタートしてからいきなりの急登が待ち構えていますが、ブナ台辺りから倉方まで美しいブナの原生林の中を登ります。途中、滝倉では数歩程度の渡渉あり。滝倉を過ぎてしばらくすると登りも段々急になり、九十九折の道を登り詰め高度を上げていきます。

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