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島全体がジオパークの島原半島!観光ついでに雲仙岳でゆるっとハイキング(3ページ目)

妙見神社  
出典:PIXTA

ロープウェイ妙見岳駅を過ぎて、ゆるやかなアップダウンのある登山道を歩くと妙見神社があります。妙見神社の奥が最高点の1,333m。長崎県では2番目に高い場所にある神社で、四面宮が祀られています。

雲仙岳の岩場

神社を過ぎてゆるやかに下ると国見岳へ続く稜線がきれいに見えてきます。いくつかの小ピークを越え、国見分かれから国見岳山頂まではところどころ鎖場のある岩場を登っていきましょう。距離は短いですが、緊張感のある岩場が続くので慎重に!

国見岳の山頂

国見岳の山頂は狭いですが、普賢岳や平成新山が見え、眼下には橘湾や有明海が眺められます。ミヤマキリシマの時期には急斜面に花が咲く景観が見事です。

雲仙岳の鬼人谷口

来た道を国見分かれまで降りて鬼人谷口に向かってどんどん下ります。時間がない場合は鬼人谷口から紅葉茶屋経由で普賢岳に登ることもできます。

鳩穴分かれの看板
提供:ヤマレコ/hkyagi(鳩穴分かれ)

ゆるやかな登山道を歩いて鳩穴分かれへ。途中にある西の風穴からは冷たい風が吹いてくる冷感スポット。鳩穴分かれは眼下に海を見下ろす格好の展望台になっています。

風穴スポット

平成新山への入山は禁止されていますが、立岩の峰に登るとあちこちに噴気の上がる平成新山を間近に見ることができます。

霧氷沢
提供:ヤマレコ/omi(霧氷沢)

霧氷沢分かれから平成新山方面の登山道は霧氷沢で行き止まり。ゴロゴロした岩の迫力ある風景を見ることができます。登山道から外れると土はあっても下が空洞になっている箇所もあるので登山道を外れないようにしましょう。

普賢岳の山頂

普賢岳山頂まではそれほどきつい登りではありませんが、最後は岩場をよじ登ります。普賢岳山頂直下には普賢神社があり、山頂からは天気が良いと桜島をはじめ、有明海、橘湾、島原湾の三海も見渡すことができます。

雲仙岳の紅葉茶屋
提供:ヤマレコ/hkyagi(紅葉茶屋)

普賢岳から紅葉茶屋までは急坂な下りで一気に降ります。ロープが設置されている場所もありますが岩が露出した登山道は滑りやすいので注意しましょう。

雲仙岳の登山道

徐々に傾斜が緩んで木漏れ日の気持ちがよい登山道となり、薊谷休憩所を過ぎると多少のアップダウンはあるもののすぐにロープウェイ仁田峠駅に到着。遊歩道を歩いて仁田峠に下山します。

島全体が観光地!島原半島ジオパークとは

島原半島ジオパークは、雲仙を中心に、島原市、雲仙市、南島原市で構成されたジオパーク。その中でもユネスコの定める基準に基づいて認定された高品質の”世界ユネスコジオパーク”に認定されています。
このジオパークには「島原半島のなりたち」「人々と火山の噴火」「災害の予防と復興」「自然の恵み」「歴史・民話」という5つのテーマがあります。

ジオパークとは…?

ジオパークは、美しい自然景観や学術的価値を持つ自然遺産を用いて、その土地や地球の成り立ちを知り、それらと私たちとの関わりを楽しく正しく学び、感じることができる自然公園です。よく似たしくみに、国立公園や国定公園などがあります。

雲仙岳の歴史を学ぼう

火山の噴火と共存してきた島原の人たち。その歴史や火山について知ることのできる施設をご紹介します。

【雲仙岳より約30分】雲仙岳災害記念館
雲仙岳災害記念館

出典:PIXTA(雲仙の土石流に埋もれた家)

雲仙岳噴火災害の脅威や教訓を伝えるために作られた、全国初の火山体験学習型観光施設。愛称の「がまだすドーム」の「がまだす」は、島原地方の方言で「がんばる」という意味です。

住所:長崎県島原市平成町1-1
電話番号:0957-65-5555
駐車場:400台(無料)
営業時間:9:00~18:00(入館17:00まで)
料金: 大人1000円、中高生700円、小学生500円

【雲仙岳より約40分】平成新山ネイチャーセンター
平成新山ネイチャーセンターの外観

出典:PIXTA

平成新山を間近に眺望することができ、噴火の被害を受けた垂木台地の自然環境がどのように回復していくのかを直接観察して学べる学習施設です。

住所:島原市南千本木町甲2683
電話番号:0957-63-6752
駐車場: 28台(無料)
開館時間:9:00~17:00
休館日:火曜日・年末年始(休館日が祝祭日の場合は翌日が休館日)
料金: 無料

一緒に楽しみたい観光&ご当地グルメ

雲仙のある島原半島には、登山だけでなく自然やグルメがたくさん!せっかく行くなら一緒に楽しみたいですね。

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