低山でも軽アイゼンは持って行ったほうがいい
栗田さん
軽アイゼンは低山でもあったほうがいいですね。
ライター
相馬
相馬
そうなんですか! でも雪が降っていないことが確認できれば必要ないのでは?
栗田さん
たとえ積雪がなかったとしても、降った雨が凍ってなかなか溶けないこともあります。少しでも凍結している場所があると、軽アイゼンを持っていなければ、そこを渡れず、引き返さなければならないかもしれません。
ライター
相馬
相馬
なるほど。確実に凍結がないと確認できる場合以外には、軽アイゼンはザックに入れておいたほうがいいのですね。軽アイゼンは、どんなトレッキングシューズにも付けられるのでしょうか?
栗田さん
登山靴なら概ね付けられると思いますが、スニーカーにはつきません。また、冬に登山をするなら、ローカットではなくハイカットのトレッキングシューズを選ぶことをお勧めします。靴底が厚くて頑丈なので滑りにくく、またハイカットのほうが暖かいからです。
ライター
相馬
相馬
軽アイゼンを選ぶ時の注意点はありますか?
栗田さん
4本爪ではなく6本爪のものがおすすめです。また、土踏まずの部分にだけつく小さくて安価なものがありますが、そういったものの中には、初心者には向かないものもあるので要注意です。できれば、登山やアウトドア専門店に行き、ショップスタッフに聞いてから決めるのがいいでしょう。
そのほかに冬ならではの持ち物は?
ライター
相馬
相馬
軽アイゼン以外に、持って行ったほうがいいものはありますか?
栗田さん
ストックは、雪山の場合は必ず必要ですが、雪が無い場合でも秋から冬の登山では重宝する場合があります。枯葉が積もっている時に、ストックがあるとバランスを取りやすくなります。
ライター
相馬
相馬
なるほど。秋から冬は登山道に枯葉が積もっていることがよくありますね。
栗田さん
あと、これは夏でも必需品なのですが、ヘッドランプも忘れずに持って行きましょう。というのも、冬は日暮れが早いので、気づいたらあたりが薄暗くなっていたということもあります。そんな時にはヘッドランプが必要になります。