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「自然から感じる思いをかたちに」 山へ行く楽しみが広がるアクセサリー“YURI MIYATA”(3ページ目)

このフォルムを“かたち”にしたい!

YURI MIYATA

撮影:YAMA HACK編集部

――登山を続ける中で、アクセサリーを作ろうと思ったきっかけがあったのでしょうか?

もともと、愛知県にある洋食器の会社で食器の形をデザインする仕事をしていました。石膏を削ってモデルを制作したりするのですが、型を使う点や、綺麗なフォルムを作るために細かく削って整えていく所など、その工程や重要なポイントがアクセサリー制作とよく似ているんです。

提供:宮田さん

形をつくる仕事をしていたこともあって、山で出会う見たこともない植物の造形に「わぁ~!」って感動して。「削りたい! このフォルムを何かにしたい!」って思ったんです(笑)。

アクセサリー制作

提供:宮田さん

会社に勤めながらも何か自分で作ってみたいなと考えるようになって。退職して東京にきたタイミングで、山に登っていたときに削りたいと思っていたものを作ってみようと。それがアクセサリー制作の始まりでした。

提供:宮田さん

山を歩いていて「あ、この植物なんだろう?」って見つけたものを、図鑑だとかを広げて毎回調べるんですけど、名前を探すのがすごく難しいんです。詳しい人に聞いたりもして。でも、そうやって知っていくことも楽しいんですよね。

この「楽しさ」を共有したい! 初めてのワークショップ

2018年10月に「THE NORTH FACE3(march)」で初めてのワークショップを開催した宮田さん。YAMA HACK編集部員も参加させていただきました。

THE NORTH FACE3(march)×YURI MIYATA

撮影:YAMA HACK編集部(FIND YOUR FAVORITE PLANTS THE NORTH FACE3×YURI MIYATA)

――初めてのワークショップはいかがでしたか?

自分で作った植物を山を歩いていて偶然見つけることがあるんです。そのときすごく嬉しくて、その気持ちを共有できたらいいなという想いがずっとありました。

ありがたいことに、ちょうどそんな機会をいただいて。山に行って、植物を見つけて、街に戻って考えながら制作するという、普段自分がアクセサリーを作っている工程を簡単にして、体験してもらうことにしました。作業は本当に地味なんですよね、黙々と削るみたいな。楽しんでいただけてよかったです。

THE NORTH FACE3(march)×YURI MIYATA

撮影:YAMA HACK編集部(ワークショップの様子)

みなさんそれぞれ山に行く目的や好きになったきっかけがあると思うんです。私もいろんな方のトークイベントなどに行くことがあるのですが、「こんな山の楽しみ方もあるんだ」という新しい発見があって楽しいんですよね。

撮影:YAMA HACK編集部(好きな植物のモチーフをアクセサリーに。)

私が山に興味を持ったのが植物のフォルムに感動してだったので、ワークショップでその感動を共有できたらいいなって。

ワークショップで作ったヘアゴム

撮影:YAMA HACK編集部(ワークショップで編集部員が作ったヘアゴム。お弁当箱をバンダナで包んだときに留めたり、タオルを首にかけて結んだり。山につけていっても楽しい。)

登山道中のピンクリボン

提供:宮田さん(アクセサリーの台紙のリボンは、登山道でよく見かけるピンクのリボンがモチーフになっている。)

好きな植物を見つけて作って出来上がったものを使ってもらうという流れを楽しんでもらえたり、山に行く楽しみや興味がちょっとでも広がるきっかけになれば嬉しいですね。

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