COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む

なぜ山で遭難してしまうのか。経験者に聞いた実録から見えてきた「登山者が備えておくべき」対策って?(2ページ目)

ココヘリで捜索の変化は感じますか?

電波エリア

出典:ココヘリ

導入してから使用したのが今回の1件しかないので、正直まだなんとも言えません。

しかし今回に限って言うと、遭難者の方が尾根上で電波を発信していたので、視界が悪い中でも早期発見ができました。

電波の届きやすい場所にいるなどの遭難者の協力などがあれば、捜索時間は短縮できることが期待できます。今後も、捜索活動に活用していくべきと考えています。

遭難救助の中で「捜索」のウェイトはどれくらい?

出典:PIXTA(こんな山の中から人を探すのは想像しただけでも大変です)

山やその時の状況によって変わるので、一概に何割という言い方はできません。しかし情報がない中で遭難者の位置を探すことはかなりの時間を要します。遭難者の場所がわかると救助活動全体がスムーズになると思いますよ。

救助依頼をする時にスマホのGPS機能をオンにしていれば、電話をした場所の位置情報の特定がされやすくなります。登山をする時は、予めGPS機能をオンにしておいてください。電池が切れないように、モバイルバッテリーも持っておきましょう。

救助依頼の後にしてほしいことは何ですか?

捜索

出典:PIXTA(写真は静岡県のオレンジアロー)

安全な場所で、体温や体力の低下を防いで救助を待ってください。

ヘリコプター救助が中心になると思いますので、できるだけ空が広く見える場所にいてもらえるといいですね。そういった場所であれば、ヒトココの電波も入りやすいと思いますし。

これは困るということって?

登山届

出典:PIXTA

無計画な登山ですね。実際に遭難した人の3分2くらい<は、登山計画書を提出しておりません

グレーディングや山の情報をしっかり参考にして、無理のない計画で登山を楽しんでほしいですね。

持っておくだけでできるリスク対策を始めよう!

撮影:YAMA HACK編集部

どれだけ登山経験が豊富でも、山にいる間は遭難の可能性がゼロではありません。自分が当事者になった時に冷静に対応するためには、経験と備えが大切。

例えば、ココヘリに加入して入れば居場所をスムーズに探してもらえるという安心感があります。
難しいことをするのは億劫になってしまいますが、ココヘリに加入しておくことやスマホのGPSをオンにするのであれば簡単です。まずは簡単にできることから始めてみましょう。

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