COCOHELI ココヘリ / 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFF

【初心者でも簡単】登山用ザック(リュック)のパッキングマニュアル!(3ページ目)

①必要なギアを全て用意する

パッキングする荷物の分類

撮影:YAMA HACK編集部

ここで忘れ物がないかチェック。簡単でよいので何に使うかを分けて配置しておくと、荷物をまとめる時にスムーズです。

②袋を使って荷物を小分けに

小物パッキング

撮影:YAMA HACK編集部

ザックに詰める前に、荷物をスタッフサックで目的別に大まかに分けます。細かなものは、さらに小さな袋で分けるのも〇。

荷物を用途ごとなどでまとめておくと、カバンの中でも探しやすくなります。また、着替えなどの濡れて困るものは、防水バックで濡れないようにしましょう。

③入れる時は縦向きに

荷物の入れ方

撮影:YAMA HACK編集部

ザックは基本的に縦長になっているので、荷物も同じように縦向きに入れていきます。

上向きに入れていると上部から荷物を取り出すザックの場合、何があるのが分かりやすく取り出しやすいです。

④荷物は両サイドから内側へ

荷物の入れ方

撮影:YAMA HACK編集部

荷物を両側から中心に向かって入れていくと、長方形になりバランスの良いシルエットになります。
バランスが取れているザックの方が安定するため、背負いやすいです。

⑤スペースは柔らかいもので埋める

パッキング 隙間埋め

撮影:YAMA HACK編集部

ある程度荷物を入れていくと、どうしても隙間が。
隙間があると中で荷物が動くなど、バランスが悪くなるので柔らかめの小物や服を入れて隙間を埋めます

たたみ方

撮影:YAMA HACK編集部

ウェアなどを筒状にしておくと、隙間を埋めるときに重宝するのでおすすめ。

⑥最後にベルトを締めてカタチを整える

サイドベルト

撮影:YAMA HACK編集部

荷物を詰め終えて蓋をしたら、最後はザックのベルトをしっかりしめて隙間をなくします。

上手なパッキング

撮影:YAMA HACK編集部

これで完成!

パッキングはやればやるほど上達します。登山に言った時にこれは使わなかった、など振り返ってみて道具の位置や取捨選択をしていきましょう。ただし使わなかったからといえ、ファーストエイドキットなどを削ってしまうのはNG!

よくある疑問と解決方法!

基本の通りにパッキングしたのに上手くいかない…?ここでは、よくあるパッキングの悩みとその解決方法を紹介。

Q:中身が見えなくて何が入ってるかわからなくなる

ジップロック

撮影:YAMA HACK編集部

小分けに荷物を分けたのに、どれに何が入っているか分からないことはよくあること。似たような袋に入れると色分けしてもつい忘れてしまいますよね。そんなときにはジップロックがおすすめ。防水性もあり、安くて簡単に手に入ります。

Q:荷物が少なくてスッカスカ

サイドチェスト

撮影:YAMA HACK編集部

容量に合わせてザックのサイズを変えるのがベスト。とはいえザックが他にない場合は、最初にザックの横にあるコンプレッションベルトを締めて小さめにしておくと、カタチが崩れずにパッキングが可能。

その他、ウェアは柔らかくカタチを変えやすいので、空いたスペース調整に重宝しますよ。

Q:荷物が多くて外付けしちゃう

パッキング 外付け

撮影:YAMA HACK編集部

外付けは引っかかりの原因となるので、できるだけ控えましょう。まずは不要なものがないか見直し、なければスタッキング(積み重ね)で省スペースができないか考えます。

スタッキング

撮影:YAMA HACK編集部

食器や食べ物、ガス類はスタッキングして無駄なスペースを減らしやすいですよ。ギアを買う時にも「持ってるものと重ねられるか?」などを考えて選んでみましょう。

Q:背中に硬いものがあたって痛い

パッキング

撮影:YAMA HACK編集部

背中に当たる面が柔らかなザックは、入れるもので背負い心地に影響してきます。背中に当たる面は平らで柔らかめのものを入れ、硬いものはザックの真ん中にくるようにします。

着替えなどをクッション代わりにしたり、水を入れるポケットが背中側についているザックの場合は、そこに水を入れると硬い荷物の緩衝材になります。

『後ろ姿美人登山者』になって山を楽しもう!

パッキング 登山

出典:PIXTA

人によって持っていく荷物や使用頻度・重要度はことなります。基本「重い物は体の近く」「よく使うものは上」をふまえて、自分のザックや登山スタイルに合わせてパッキングすることが大切。
何度かやってみて実際に登山してみると自分なりに改善したいところが出てくるはずです。パッキングが上手くなると見た目も美しく、快適な登山につながるので、ぜひやってみてください!

 

3 / 3ページ