COCOHELI ココヘリ / 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFF
はちみつ 登山

【元養蜂場社員が語る】知るほどスゴイ!はちみつが登山におすすめな理由とは?

登山の栄養補給の方法はいろいろありますが、実は『はちみつ』がおすすめって知っていましたか?はちみつはその芳醇な甘さだけでなく、パーフェクトフードと呼ばれるのに恥じないくらい豊富な栄養素を含んでいるんです。しかも、コーヒーや行動食として食べるだけでなく、以外な登山での活用方法も。今回は元養蜂場社員の編集部メンバーが、その魅力を語ります。さらに、食べる以外にもさまざまな使い方も。今回は、元養蜂場社員の編集部メンバーが、その魅力を解説します。

目次

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

食事は大切。でも、あんまり手間はかけたくない。

登山 山ごはん

出典:PIXTA
たくさん動いてエネルギーを消費する登山では、食事は大切。おいしいごはんを食べれば、栄養補給だけでなく、心もなんだか元気になりますよね?

とは言っても、疲れもピーク。空腹もMAXの状態で、調理にはあまり手間はかけたくない…というのが正直なところ。“美味しくて、栄養価も高い”、そんな食べ物があったらいいな~と思いませんか?

そんな方には”はちみつ”を試して欲しい!

登山 はちみつ

出典:PIXTA

疲れた体に嬉しいその芳醇な甘味だけでなく、

・すばやくエネルギーを補給できる
・体の回復に役立つ栄養素の摂取が可能
・実は食べる以外でも、活用できる

など、日常の健康維持だけでなく、登山でも使い勝手がよい食べ物なんです。

【魅力①】豊富な栄養素はなんと”180種類”以上!

天然の甘味料として知られるはちみつは、登山にうれしい栄養素を豊富に含んでいます。

行動に必要なエネルギーがすばやく補給できる

糖類の吸収時間

撮影:YAMA HACK編集部(はちみつに含まれる主な糖類の吸収時間のイメージ図)

はちみつの成分で特に注目したいのは、吸収されやすいブドウ糖と果糖。ブドウ糖は食後約20分ほどで吸収され、すばやくエネルギーとして変換されるので、「バテてきたかも…」と感じた時の強い味方です。

また、果糖はブドウ糖に比べてゆっくりと穏やかに吸収されます。そのため、はちみつからは即効性と持続型の両方のエネルギーを摂取可能です。

人気の行動食と比べてみました

はちみつとゼリー比較

撮影:YAMA HACK編集部

行動食として多くの人が選ぶ「inゼリーエネルギー」と、登山用のはちみつとして販売されている「ハニーウォーカー」を比べてみました。
はちみつとゼリー比較

撮影・編集:YAMA HACK編集部

■カロリー
・inゼリー:180kcal(180g中)
・ハニーウォーカー:300kcal(91g)
→1gあたりのカロリーで見てみると、ハニーウォーカーが【3.3kcal】で、約3倍カロリーを摂取できます。

しかし、はちみつを直接飲むとその甘さでむせることがあるので、食べ方に工夫が必要です。水にはちみつとレモン汁を入れると、水分と栄養素をおいしく補給できるので、ぜひ試してみてください。

スーパーフード”はちみつ”はその他にも栄養たっぷり

はちみつ 登山

出典:PIXTA

はちみつに秘められたパワーは、効率の良いエネルギーだけではありません。カラダの回復に役立つアミノ酸やビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養素が豊富に含まれているんです。

登山中はどうしても、エネルギーの補給が中心になってしまいがち。エネルギーと一緒に多くの栄養素を摂取できるのは、コンディションを保つ意味でもにうれしいですね。

【魅力②】食べるだけじゃない?意外な活用方法も!

はちみつ

一般的には、食品として食べられるはちみつ。でも実は、食べる以外の活用方法もあるんです。
続いては、山でも役立つ“食べる以外”の使い方をご紹介していきます。

【1】キズに塗ったり、口の中を清潔に保つ

歯磨き はちみつ

出典:PIXTA

はちみつに含まれる成分には、高い殺菌力が期待でき、古くから傷口の消毒などに使われてきました。その殺菌力は、研究成果も確認されているほどです。万が一の時は、火傷や傷口のケアに使うことも可能。

また、泊まりの時には、水に混ぜて洗口液として使うなどの使い方も。洗口液などとして使う場合は、暗色や褐色のはちみつがおすすめです。

 【2】山ごはんを簡単においしくする

はちみつ

コーヒーや紅茶に入れて甘みをプラスすると、いつもよりも香り豊かで濃厚ない味わいに。

それだけでなく意外に知られていないのが、ごはんを炊く時にはちみつを入れるだけで「ごはんがふっくら炊きあがる」「甘みが引き出される」など、簡単においしいごはんを食べることができるようになります。

目安はごはん1合に対して小さじ1/2杯

はちみつ 炊飯

撮影:YAMA HACK編集部

準備するものは、お米とはちみつと軽量スプーンだけ。

はちみつ 炊飯 

撮影:YAMA HACK編集部

適量のはちみつを、水につけたお米に入れるだけでOK。15分~20分以上お米を寝かせれば、あとはお米を炊くだけです。

▼メスティンなら簡単にお米を炊けます!

でも、はちみつってどうやって持っていくの?

疑問

出典:PIXTA

一般的に“ビンや大きなボトルに入っている”というイメージのはちみつ。小さな容器に移し替えることもできますが、少し面倒ですよね。では、どうやって山に持って行けば良いのでしょうか。持参しやすい便利なはちみつ商品をチェックしてみましょう。

VESPASPORTS(ヴェスパスポーツ) WASP HONEY WALKER

登山で持ち運ぶことを想定したパウチタイプのはちみつ。そのまま食べたり調味料として使用することもできて便利です。蓋をしてキープしておくことも可能。

山田養蜂場 スティックハニーセット

10種類のはちみつを味わうことができる、個包装の使い切りタイプ 。調理にはアカシアはちみつ、洗口液には百花やれんげはちみつなど、味の好みや場面によって使い分けできるのもうれしいですね。

山田養蜂場 スティックハニーセット

内容量:15g×10包

たまがわ 固形はちみつ(アカシア)

たまがわ はちみつ

行動食として食べやすい固形タイプ。液漏れの心配もないので安心です。自然な甘みが、食後の口直しにもおすすめです。

たまがわ 固形はちみつの購入はココから

自然のままのはちみつを選ぼう

天然はちみつ

はちみつには栄養が豊富と話しましたが、これは、花粉などの成分が残ったはちみつに限られます。

市販のはちみつの中には、添加物を加えているもの、花粉を取り除いているものなどもあるのです。そういったはちみつは、安価で使いやすいというメリットがありますが、本来の栄養素などが取り除かれている場合もあります。

今回紹介したはちみつの使い方をするのであれば、人の手が加わっていない状態のはちみつがおすすめです。

・上記の商品や養蜂場などから購入する
・自然派食料品店やオーガニックスーパーなどで購入する
・成分表示に「精製はちみつ」「異性加糖」「加糖はちみつ」などの表示がないものを選ぶ

上記のポイントを抑えれば、栄養豊富なはちみつに出会える確率がグンとあがります。購入の時に、販売員に確認するのも確実ですよ。

登山の食事も”はちみつ”の甘さで贅沢に

はちみつ 登山

撮影:YAMA HACK編集部

何となく“体に良さそう”というイメージはあるものの、スルーしていた人も多いのではないでしょうか。エネルギーや栄養補給としても優秀で、さまざまな使い方ができるはちみつは、登山のお供にぴったり。何よりも芳醇な甘さは、登山で疲れた体に染み渡ります。ぜひ一度、山ではちみつを試してみてください。

※ただし、はちみつはナマモノです。満1歳未満の乳児には食べさせないでください。

この記事を読んだ人は、こんな記事を読んでいます。