登山中に怪我をした!初期対応や救助依頼などを救助隊員に聞いてみた(2ページ目)

【3】救助依頼をしよう!

登山 電話

出典:PIXTA

電波が通じる場所まで移動したら、次は電話で警察に救助依頼をします。
もし山小屋があったり、人に出会ったりした場合は遠慮せずにその人に依頼します。その時は、お礼のために連絡先を聞いておくとよいでしょう。

救助依頼で伝える、主な情報は以下の通りです。
・自分たちのいる位置情報(経度、緯度、標高)
・あなたの情報(名前、電話番号、年齢)
・友人の情報(名前、電話番号、性別、年齢、症状や容態、手当の状況など)


編集部員S
金子さん。自分の位置情報なんて、わからないんですけど。


金子さん
登山用のGPSアプリがあれば、簡単に自分の位置情報を確認できるのでおすすめですよ。

現在位置 GPSアプリ

撮影:YAMA HACK編集部


編集部員S
(確かに簡単だ)でも、アプリを入れてなかったら無理ですよね?


金子さん
アプリがないとなると、地図とコンパスで自分の位置を特定して、説明するしかないですね。


編集部員S
ん~。これは、アプリを入れておいたほうが良いですね。

★POINT★
登山用GPSアプリは便利!普段から活用しておこう!

▼登山用GPSアプリはもはや常識です

【4】救助依頼ができたらそれでOK?

登山 救助依頼

出典:PIXTA

必要な場所を伝えて、救助の依頼が完了しました。でも、これでまだ終わりじゃないんです。


編集部員S
よし!救助の依頼完了!友だちが待っているので戻ります!


金子さん
Sさん!ちょっと待ってください!救助隊がそう言ってましたか?


編集部員S
えっ!いや、あの~。。。言ってないです。


金子さん
そうですか。必ず救助隊に、この後どうすれば良いか指示を仰ぐようにしてください。


編集部員S
はい、すみません。でも、どうしてでしょうか?


金子さん
Sさんは、友達の場所がわかっていますよね?なので、救助隊と合流して一緒に戻るという場合もあります。なので、やはり指示をもらうのが良いでしょう。


編集部員S
確かに。それに、戻ってしまうと電波が通じなくなり、救助隊の方と連絡もできなくなってしまいますね。

★POINT★
救助依頼後は、必ず救助隊の指示を仰ぎ、それに従いましょう。

▼モバイルバッテリーも忘れずに

基本をしっかりと理解して、臨機応変に対応しよう

登山 友だち

出典:PIXTA

編集部員S

まとめると、
【1】落ち着いて、安静にできる場所に移動
【2】救急処置、できなければ体温の確保を行う
【3】日が明るければ電波が通じるところを探しに行き、 暗ければ無理をせずに明るくなるまで待つ
【4】食糧、水、防寒具や雨具、ヘッドランプなどの装備を持ち行動
【5】行動時は基本的には『登る』
【6】登山用GPSアプリは必ずスマホに入れておく
【7】依頼後は救助隊の指示に必ず従う


金子さん
そうですね。これらのことを基本として、落ち着いて対応しましょう。

編集部員S
金子さん、ありがとうございました。

いざ自分の友だちが怪我をしてしまうと、慌ててしまうと思います。そんな時も、まずは落ち着いて深呼吸。しっかりと状況を考えながら対応していけば、大丈夫です。
しかし救急処置などは、本などを見るだけでの習得はむずかしいかもしれません。登山者としてのレベルアップのために、講習会を受けるなどしてみてはいかがでしょうか?

教えてくれた人

公益社団法人 東京都山岳連盟救助隊 隊長  金子 秀一氏

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