蜂に刺された時に!知らないと怖い応急処置方法
蜂に刺されたら、すぐに行うべき応急処置の仕方を知っていますか?刺される可能性が高いのは「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」「マルハナバチ」の4グループ。そんな蜂に刺された時の症状と、応急処置についてまとめました。対処についてはたったの3ステップ、覚えておけばいざという時に役に立ちますよ!また、刺されないための予防策もとっても大事。蜂に刺されないために知っておきたい2つの予防策についてもご紹介します。
2022/12/27 更新
監修者
一社)セルズ環境教育デザイン研究所
西海太介
神奈川県横浜市生まれ。『危険生物対策』や『アカデミックな自然教育』を専門とする生物学習指導者。
昆虫学を玉川大学農学部で学んだ後、高尾ビジターセンターや横須賀2公園での自然解説員経験を経て、2015年「セルズ環境教育デザイン研究所」を創業。
現在、危険生物のリスクマネジメントをはじめとした指導者養成、小中学生向けの「生物学研究コース」などの専門講座を開講するほか、メディア出演や執筆・監修、中華人民共和国内の自然学校の指導者養成を行うなど幅広く携わる。
監修書籍に『すごく危険な毒せいぶつ図鑑』(世界文化社)。
著書に、『身近にあふれる危険な生き物が3時間でわかる本』(明日香出版社)など。
西海太介のプロフィール
制作者
Ryo
旅行・写真が好きな神奈川在住のRyoです。写真を撮りながら旅行するのが好きで、1年に1度の海外旅行は欠かせません!近年はアウトドアの魅力に惹かれアウトドア初心者として勉強中。ライターとしても駆け出しですが、役立つ・使える情報を発信できるよう頑張ります!
Ryoのプロフィール
刺される可能性が高い蜂は大きく分けて「4種類」

刺される可能性が高いのは、家族で暮らす性質「真社会性」をもったハチの仲間です。真社会性のハチには「スズメバチ」、「アシナガバチ」、「ミツバチ」、「マルハナバチ」の4つのグループがあります。
これらのハチは家族で暮らすため、巣を刺激してしまったときに集団で襲ってくる可能性があります。彼らの繁殖は女王蜂が担当するため、基本的に働き蜂は生殖のことを考えず、捨て身の攻撃を仕掛けることができます。
逆に単独で生活するハチは、自分が死んだら繁殖できないので、そこまで積極的に攻撃を仕掛けてくることはありません。
蜂に刺されたらどんな症状がおこる?
局所症状
基本的には患部が赤く腫れあがり、痛みやかゆみを伴います。ハチの種類によっては、刺されたときに言葉が出ないほどの激痛を伴うものも。個人差がありますが、腫れ、かゆみがひくまでに1~2週間ほどかかります。
アナフィラキシーショック
刺された量や体質に応じて現れることがあるのが、重篤な全身におよぶアレルギー症状です。2回目以降に刺されたときに起こりやすいとはされますが、体質、毒量によって左右するため、人によっては1回目のハチ刺されでも、症状が出る場合があります。
やみくもに恐れる心配はありませんが、ハチ刺され後は一人にならず、15~60分以内に刺されたところ以外に症状が出るようであれば、急ぎ病院へ行くようにしてください。
【自覚症状】
■息苦しい・息切れ・動悸
■めまいや気だるさ など
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