④五竜岳(北アルプス)
五竜岳は富山県黒部市と長野県大町市にまたがる標高2,814mの山。飛騨山脈(北アルプス)後立山連峰にある日本百名山の一つで、鹿島槍ヶ岳と並んで、後立山連峰の主要峰の一つとされています。
山頂から見る北アルプスの雄大な山並みはまさに絶景です。
<五竜山荘テント場> 稜線上にある絶景のテント場
稜線上に建つ五竜山荘の脇にあるテント場は眺望抜群のロケーション。天気が良ければ美しいご来光もバッチリ拝めます。
テントを張れるスペースはあまり広くなく、混雑時には断られることもあるのでくれぐれもご注意を。水は有料で小屋の脇のタンクから100円/1Lで汲むことができます。
【体験談】ソロテント泊デビューにこの山を選んだポイント&感想
五竜岳からの景色が良く、テント場と山小屋が近いこと、また岩場や鎖場もあり楽しそうという理由で選びました。
衣食住を自分で担ぎ上げたときの達成感&嬉しさがすごくありました。そして泊まらないと見られない朝日や夕日、星空などの刻々と変わる絶景に感動! そんな景色を見ながらボーっとする時間が最高でした。
また、お隣さん同士で話したりごはんを食べたりする機会もでき、色んなお話も聞けて楽しかったです。小屋とは違いプライベートな空間ができるのもテント泊の魅力かなと思いました。 by satomikoさん
⑤硫黄岳(八ヶ岳)
硫黄岳は八ヶ岳にある標高2,760mの山。八ヶ岳の中では比較的難易度が低く、コースタイムも短いので、八ヶ岳テント泊入門としておすすめです。
山頂は迫力抜群の爆裂火口や、稜線の向こうに見える赤岳などの八ヶ岳の山々が見渡せます。
<岳樺テントサイト> 桜台登山口から80分! アクセス抜群のテント場
岳樺テントサイトは、硫黄岳の登山口となる桜台から約80分とアクセス抜群。重いソロテント泊装備をテント場にデポして、身軽に硫黄岳にアタックできます。
八ヶ岳の美味しい水が無料で飲める水場や、オーレン小屋の清潔な水洗トイレが利用可能と設備もバッチリです。
【体験談】ソロテント泊デビューにこの山を選んだポイント&感想
■硫黄岳を選んだポイント
どこをデビューの地にするのかを決めるにあたって、3つの条件がありました。
①登山口から2時間程度で到着でできるところ
普段は日帰り山行(ハイキングやトレラン)が中心でしたので、重い荷物を担いで歩くことへの不安が大きく、登山口からそれほど遠くなく、きつい登りもなく2時間程度で行けるというのがまず最初の大きな条件でした。
②水をたくさん担いでいく必要のないところ
これも重い荷物を担ぐ不安感からの条件でした。オーレン小屋のテント場は豊富な湧き水があるため、持って行く水は小屋までの2時間で飲む水分で済みます。
➂小屋からすぐのテント場
地元の山(鈴鹿)にも魅力的なテント泊適地はたくさんありますが、小屋に併設されているわけではないので、自分では対処できないような何かトラブルがあった時の不安がありました。その点、小屋からすぐのテント場ならとても大きな安心感があります。
■ソロテント泊デビュー時の感想
とにかく自由でした。好きな時間にごはんを食べ、好きな時間に眠り、隣に眠る人を気にする必要もなく、いつもより濃密な山の時間を過ごせたと思います。
食事は何を作ろうか、重い荷物を担いで歩くためのトレーニング、計画段階からとても楽しかったです。お隣のテントの方とも親しくなって、いろいろとお話をしたのもとてもいい思い出です。
暗くなってからは、一人で過ごす山の時間は計画では本を読んだり、夜空を眺めたりといろいろ計画していましたが、疲れすぎて明るいうちから寝てしまい、おまけに寝坊までするという予想外のこともたくさんありましたが、とても楽しくてかけがえのないステキな時間を過ごせたと思います。次回は、もうちょっと出発時間を早くしよう。
借り物だった大型ザックは、サイズが合っておらず背中が痛かったので、まずは自分に合ったテント泊用ザックの購入を急ごうと思っています。 by makenaiyukakoさん
今年こそ憧れのソロテント泊デビューしよう!
「一人でテント泊は何だか不安…」と感じる方も多いですが、テント場を見てみるとソロテント泊を楽しんでいる人を意外とよく見かけるもの。ソロ同士だと声もかけやすいので、テント場で思わぬ出会いが生まれることもしばしば。そして何より、初めてのソロテント泊を遂げた後には、自分にさらに自信がつくはずです。
まずは、みんなの体験談を参考にデビュー戦の山選びをしてみましょう。そして、ソロテント泊で登山の新たな魅力を探しに行ってみてください。
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