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初めての“ソロテント泊”ならどこの山? みんなの体験談で選ぶおすすめ5座(2ページ目)

みんなが選んだソロテント泊デビューの山5座

テント泊装備の登山者

出典:PIXTA

ここでは、登山の記録を共有できるコミュニティサイト『ヤマレコ』より、ソロテント泊デビュー時の記録が多かった山5座を、テント場の雰囲気と共にご紹介します。

ソロテントデビュー時のヤマレコユーザーさんの体験談もぜひ参考にしてみてください。

①雲取山(奥秩父)

雲取山

出典:PIXTA

雲取山は標高2,017mの東京都最高峰にして、都内で唯一百名山に選出されている山。コースタイムはそれなりに長くなりますが、どのルートも特に難所はなく、初めてのソロテント泊でいつもより荷物が多くても十分チャレンジできます。

登山口は東京の奥多摩側と埼玉の秩父側と2つあり、いずれもアクセス良好です。

<雲取山荘テント場> 美味しい水と水洗トイレでソロテント泊でも安心
雲取山

出典:PIXTA

山頂から少し下りたところに位置している雲取山荘。その近くの登山道の脇がテント場です。山荘近くに飲用可能な水場があり、土足厳禁で清潔に保たれているトイレはなんと水洗!

100張ほどのスペースがありますが、大きく開けたエリアがなく、山荘に近い良い場所はすぐに埋まってしまうのでご注意を。

【体験談】ソロテント泊デビューにこの山を選んだポイント&感想
夕日

■雲取山を選んだポイント
2日目の天気が微妙だったため、比較的近場、かつ安全であることを選択しました。
ソロテント泊デビュー時の感想
天気が微妙な中で、問題なく下山可能であるかを心配していました。しかし、想定よりも天気が良く、比較的気持ちの良い天候に恵まれ、楽しく過ごすことができました。朝食時、強風でコッフェルを吹き飛ばされましたが…(笑) by ferminさん

②木曽駒ケ岳(中央アルプス)

木曽駒ケ岳

出典:PIXTA

木曽駒ケ岳は日本百名山の一つであり、標高2,956mの中央アルプス最高峰です。標高2,600m付近まではロープウェイで一気に上がることができます。

高山植物の宝庫としても知られ、花の百名山の一つにも数えられています。

<頂上山荘テント場> 生ビールも飲める! 設備充実で最高のロケーション
木曽駒ケ岳のテント場

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標高2,870mという高所にありながら設備は充実しており快適。飲用可能な水場、清潔な水洗トイレ、売店ではなんと生ビールも販売しています。

木曽駒ヶ岳山頂まで15分という好立地で、山頂からご来光を見るという贅沢もできちゃいます。もちろんテント場の眺望も抜群です。

【体験談】ソロテント泊デビューにこの山を選んだポイント&感想
木曽駒ヶ岳頂上山荘テント場

■木曽駒ケ岳を選んだポイント
・過去に登ったことがあり、登山道やテント場の様子が分かる
・常に人がいる(助けを求められる)
・公共交通機関でアクセスできる
・登山口からテント場までのコースタイムが短い
・テント場が開けている or 山頂や見晴らしの良いところまで短時間で行ける(星空や日の出が見たかったため)
ソロテント泊デビュー時の感想
ひとりの時間を楽しんではいましたが、正直、山行中はどこか不安で、家に帰りついてやっとほっとしたのを覚えています。山行記録をまとめたり、片づけをしているうちに、じわじわと達成感や満足感が出てきて…。自分でもやればできると自信になりました。 by muthukiさん

➂燕岳(北アルプス)

燕岳

出典:PIXTA

燕岳は、白い花崗岩で形成された山容が美しい「アルプスの女王」と呼ばれる人気の山。中房温泉からのピストンコースならコースタイムも短く、難易度も高くないため、北アルプスでのソロテント泊デビューにはうってつけです。

<燕山荘テント場> アルプスの女王に抱かれて360度の大眺望を楽しむ
燕山荘テント場

出典:PIXTA

テント場は360度視界が開けており、北アルプスだけでなく、八ヶ岳や富士山まで見渡せます。

上質な食事やサービスに定評のある燕山荘の恩恵にあずかれるのも魅力の一つ。売店も充実しています。ただし水は1Lで200円と有料。テント場はスペースが狭いので早めの到着をおすすめします。

【体験談】ソロテント泊デビューにこの山を選んだポイント&感想
燕山荘テント場

■燕岳を選んだポイント
テント泊は過去にもしたことがありましたが、ソロは初めてだったので、過去に行ったことがある所であり、且つ山小屋が営業中の所だったため、安心できると思い燕岳を選びました。
また、天気・アクセス・体力はもちろん、私は稜線歩きが好きなので、それができる場所というのも選んだ理由の一つです。
ソロテント泊デビュー時の感想

下調べが不十分で、予想外の積雪期だったので、装備がままならぬままの雪上泊となり、不安だらけの一夜となりました。とにかく夜が寒くて、凍死するかと思いました。

空いていたこともあり、絶景ポイントにテントを張ることを心がけた結果、燕岳をテント内から拝めるポイントに張ることができました。テント内で横になりながら、燕岳を眺めるという、なんとも贅沢な時間で幸せでした。

2日目、天気に恵まれたこともあり、大天井岳までピストンをしたのですが、これが最高に良かったです。テントに不要な荷物を置いて、身軽に表銀座を歩けました。たまたま隣にテントを張っていた方と大天井岳で再会し、山頂で暖かいコーヒーをいただきました。一期一会の楽しさも、ソロならではに感じました。

燕岳から大天井岳までピストンをしている間に、テントの結露が乾いてくれたので、燕に戻った時には、すんなりとテントを撤収できました。 by yurippe_3b26さん

この後、後立山連峰にある「あの山」も登場。どこだと思いますか?

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