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登山する時に感じる疲労の正体とは? 種類と原因・対策まとめ(3ページ目)

対策:体を冷やしながら歩こう!

熱中症対策

出典:PIXTA

熱を逃がし体温を下げながら歩く方法としては、こまめに水分補給を行うということの他に、ネッククーラーを巻いたりかちわり氷など体を冷やすものを多めに持参しましょう。コンビニなどで簡単に手に入れることができます。体を冷やす時は首筋や内ももなど、大きな血管が通っている部分を冷やすと効果的です。

寒さ対策も忘れずに

富士山頂上

出典:PIXTA(夏の富士山でもダウンは必要!)

また、高い山の場合、標高が高くなるにつれて気温が下がってきます。この『体温を保つ』ということがとっても重要。寒気やふるえを覚え始めた時は既に低体温症の初期症状です。また、雨が降ってきて体が濡れた時も体温が奪われていくので、体温を保つ必要があります。

寒さを凌ぐにもエネルギーが必要!

寒いと感じたら体は自然と震え始めます。これは筋肉を震わせることで熱を作り出し、体を温めようとしているからです。何もしなくても体はこうして勝手に熱を作り出しますが、できれば体を動かして自発的に熱を作り、体温を保つようにしましょう。

食べ物

出典:PIXTA

また、熱を作るということは、体の中のエネルギーが使われているということでもあります。そのため熱の基となるエネルギーの補給も忘れずに行いましょう。

雨の登山になるかもしれない時は、レインウェアなど体を濡らさない対策が必要。また、濡れた衣服を着続けることは体温を奪い続けることに繋がります。着替えの準備も忘れずにしておきましょう。

⑤足がガクガクする

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頂上まで登った!後は下って帰るだけ。でもさっきまで歩けたのに、急に足がガクガクしてうまく歩けない…。こんな経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか?

下りでは足に大きな負担がかかっている

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実は下りでは、登りよりも足には大きな負担がかかるのです。それは、下りでは体にブレーキをかけながら歩いているから。体にブレーキをかけるということは、足には体重以上の力がかかるということ。そのため登り以上の負担が足にかかります。

対策:少しの工夫で足の負担を軽減できる!

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効果的な対策としては、ストックを使うこと。ストックがブレーキの働きをしてくれるので、負担が分散でき、足に必要以上の力をかけずに済みます。

また、歩きかたを工夫するという対策も挙げられます。横向きや斜め向きで歩くことで、太ももの負担を足の横や裏側の筋肉に分散することができ、疲労の軽減に繋がります。また、歩幅を狭くすることでも足にかかる負担を軽減できます。

万全な対策で楽しい登山を!

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登山は長時間歩くのでしんどい、疲れるというイメージがあるかと思います。しかし一言に「疲れ」といっても、今回紹介したように、様々な種類の疲れが存在します。しっかりとエネルギーを摂り、無理なく登ることが登山を楽しむ秘訣。最初は「ちょっと過剰かも?」と思うくらいの準備でOK。 あらゆる疲労に対応できるようになれば、もっと色々な山へ行きたくなること間違いなし、です!

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