「今週末、山に行かない?」って急に誘われた!
山登りが趣味の友達や上司に、突然「今週末、山に登らない?」と誘われて、山に登ることになったという人も多いのではないでしょうか?
涼しい木漏れ日の中を歩いたり、山頂からの景色を眺めたりと、山の魅力はたくさん。せっかく登るのだから、楽しい思い出にしたいですよね。
登山の準備、ちゃんとできてる?
でもちょっと待ってください!残念ながら登山には「登山道がわからなくなった」「急に雨が降ってきた」「足をくじいて歩けない」「熱中症になった」などの、誰の身にも起こりうる危険も潜んでいるんです。そんな危険から、あなたを守るのが『登山の装備』。行く山に応じて、登山装備を用意しましょう。
▼登山に必要な持ち物リストはこちら↓
もし持っていないものがあれば、代わりになるもので良いので、持っていくようにしてください。
「さすがに全部は持ってない・・・」「もうお店に買いに行く時間がない・・・」そんな人もいるかもしれません。
――確かに、普段登山をしない人が、すべてをそろえるのは難しいかもしれません。しかし、今からでも揃えることができる持ち物があります。
絶対準備!必ず持っていくべき5つの持ち物
【1】スマートフォン(電話とGPS地図アプリ)
スマートフォンの役割は「緊急時の通報」と「登山用GPS地図アプリ」の2つ。
特に地図アプリは山の中では、基本的に圏外でGoogleマップは使えません。しかし、登山用のGPS地図アプリをインストールして、事前に山の地図をダウンロードすることで、山の中でも現在地を把握することができます。これにより、道迷いによる遭難をほぼ確実に防ぐことができます。紙の地図を持っていても、迷ったあとでは役に立ちません。インストールから地図のダウンロードまで、たった5分ほど。必ず入れておくようにしましょう。
▼人気の登山アプリを徹底比較しました
▼人気の登山アプリ(名前をクリックするとサイトに移動できます)
・YAMAP
・ヤマレコMAP
GPSはフライトモードでも使用ができるので、電池の消費が心配な人は、山に入る前にフライトモードに切り替えましょう。
【2】モバイルバッテリー
山に登るときれいな景色をカメラで撮ったり、地図アプリを使ったりと、何かと電池を使います。電池を消費しすぎて、いざという時にスマホが使えない!ということにならないために、カバンに1ついれておきましょう。
事前の充電や接続コードも忘れないように要注意。
【3】水分
夏場は特に多く汗をかき、体の水分が失われます。喉が乾く前に、小まめに水分補給をしましょう。個人差はありますが、夏場はどんな山でも、最低でも2リットルくらいは持っているほうが安心です。
また、夏場は汗を多くかくため、スポーツドリンクなどで水分だけでなく、ミネラル類も摂取するように心がけてください。ミネラル類が不足し体のバランスが崩れると、筋肉の痙攣が起きたり、最悪の場合、脱水症状を引き起こす危険があります。
▼夏は特に水分補給には注意しましょう。
【4】食べ物

お弁当やお昼ご飯とは別に、行動中や非常用としてエナジーゼリーやお菓子などを持っておきましょう。お腹が空くとフラフラとして転倒したり、バテて動けなくなるなどの危険につながります。また、体を動かした後の、おやつやご飯は格別においしいですよ。
▼コンビニでも行動食は買えるので、必ず持っていきましょう
【5】雨具
防水性や蒸れにくさが優れているため、登山用の雨具がおすすめです。もし、登山用を持っていなくても、コンビニの雨ガッパや傘など、体を雨から守れるものを必ず準備してください。
特に夏の山は天気が崩れやすく、天気予報が晴れでも急に雨が降ることがあります。登山の時は、晴れ予報でも雨具は絶対に持っていくのが常識です。
雨に濡れて体が冷えると、直ぐに着替えることができない山の中では、どんどん体温が奪われます。その結果最悪の場合、低体温症になり命の危険につながる可能性がでてくるのです。
▼山に行く前はきちんと天気をチェックしよう
登山に行くことを知り合いに伝えよう
登山に行く時は、必ず登山届を提出しなければいけません。
最近では、携帯のアプリで簡単に登山届を提出できます。
コンパス~山と自然ネットワークコンパス~
それ以外にも、メールなど形に残る方法で、家族、友達、職場の人などあなたの異変にすぐ気がつける人に連絡しましょう。
①登山に行くこと
②どの山にいくか
③誰と行くか
④どこから登るか
以上4点は、最低限伝えてください。どのコースを登るかなどの詳細がある場合は、それも伝えておきましょう。
あなたがどこにいるか、わからないと…
いざ出発!山の豆知識もチェックしておこう
登山に必要な装備が揃ったら、遂に出発!目的の山につくまでに、山の知識をみておきましょう。