早起きが大切なのは知ってるけど、眠いんです…
“早起きが登山の基本”ということは知ってるけど、休日くらいはゆっくり寝たい。起きなきゃとは思うけど、身体が動かない。そんな早起きが苦手な人には、以下の3タイプが多いようです。
①ついつい2度寝、3度寝しちゃいます
目覚まし時計のアラームには気づくけど、ついつい“あとちょっとだけ…”というニ度寝タイプ。二度寝はとっても気持ちが良いので、なかなかやめられないようです。
②そもそもアラームに気づかないほど熟睡
慢性的な睡眠不足や疲れによって、深い睡眠状態になり「目覚ましの音に気付かなかった」ということも。自分でも気づかない間に、アラームを止めてしまうのはこのパターンです。
③夜更かししてしまう
寝る前にスマホを触ったり、夜更かししてしまうと脳が覚醒状態に。その結果、なかなか眠れず、スッキリと目覚められなくなります。
そもそも本当に早起きしないと行けないの?
登山をする日は早めに起きて、午前中に行動をする方が良いです。
その主な理由は、
①午後は雷の危険が高い
→午後になると天候が乱れやすくなり、雷や雨に遭遇する確率が高くなります。
②涼しい時間帯に行動できる
→気温が上がる昼頃をできるだけさけて行動をし、体力の消耗を防ぎましょう。
③行動できる時間を増やす
→暗くなってから行動するよりも、明るい時の方が安全。不測の事態が起きても、落ち着いて行動しやすいです。
それでは、登山前日までと当日に分けて、スッキリ起きるための方法をみていきましょう。
登山前夜|快適な睡眠で体調を万全に
登山に行くために早く起きるだけでなく、良質な睡眠で体力を確保し体調を万全に整えておく必要があります。登山前夜は、心地よい睡眠を確保するための準備をしていきましょう。
コレが最強!早寝早起きの習慣化
そもそも、普段から早起きの習慣をつけておくのが朝に強くなる一番の近道。毎日、登山の時と近い時間に起きていれば、特別なことをしなくてもスッキリと早起きすることができます。
お風呂で体を温めてリラックスしよう
しっかりと休息をとるためには、お風呂に浸かって身体を温め自律神経をリラックスさせることが大切。体の温度が下がってくると自然に眠気が訪れるので、入眠の助けにもなります。熱すぎるお湯やのぼせるくらいの長湯は、交感神経を刺激し睡眠の妨げになるので避けましょう。
温かい飲みのもので体を少し温める
寝る前に体温より少し暖かいくらいの温度のホットドリンクを飲むと、体の芯が温まり質の良い睡眠につながります。よく飲まれているのは、白湯やノンカフェインのハーブティー、ホットミルクなどです。
明日起きてからやることを予習する
前日の夜に“明日すること”を整理してから寝ることで、スッキリと目覚めることができます。起きてから出発するまでの行動をイメトレしておくと、身体が素早く活動モードに切り替わるのでおすすめです。
これはNG!寝る直前にスマホを触る
スマホの液晶画面が放つブルーライトは、脳を覚醒状態にさせてしまいます。スマホを触ってしまっては、せっかくの睡眠準備も水の泡…。”いつまでたっても眠くならない”という状態を避けるために、スマホに集中するのは睡眠の1時前までにしておきましょう。
登山当日|タイプ別寝坊を許さない5つの目覚まし時計
良質な睡眠で体調を整えたら、後は目覚めるだけ。しかし、早起きが苦手な人にとっては、ここが一番の鬼門です。まずは、寝坊しないための強力なお助けアイテムをご紹介していきます。
コンパクトで気持ちよく起きられる”ハンズアラーム”
■東急ハンズ ハンズアラーム
コンパクトながらもしっかり通るアラーム音で、心地よく目覚められます。YAMA HACK編集部にも、愛用者がいる目覚まし時計です。
大音量タイプの定番”スーパーライデン”
■セイコークロック PIXIS目覚まし時計 スーパーライデン
超大型ベル内蔵で、まるで火災報知器のような大音量。「気付かなかったらどうしよう」という目覚めの不安も解消してくれます。音量は3段階の調節が可能です。
光で快適に起きられる”エナジーライトinti”
■ムーンムーン エナジーライトinti
テレビや雑誌で紹介されている話題の“光の目覚まし時計”です。光の効果が体内時計を整え、脳を活性化。朝日のように徐々に明るさを増していくため自然で爽やかな目覚めを実現してくれます。
”シェイクンウェイク”なら静かに起きられる
■C-MAX シェイクン・ウェイク
“音には無反応…”という強者におすすめなのが、手首のつける振動タイプの目覚まし時計。腕に巻かず枕元に置いても効果が得られます。振動は強めに響くので注意しましょう。
かなりめんどくさいけど2度寝はしない”フライングアラーム”
■1stモール フライングアラーム
飛んでいったプロペラを差し込まないとアラームが鳴りやまない…。正直、眠い朝には拷問のようなフライングアラーム。でも、その分効果は抜群。なかなかベッドから出られない人にもってこいのアイテムです。
一度起きたら、二度とベットに戻らない
一度起きたら、ベットには戻らないことを習慣にすれば、基本的に二度寝は回避できます。強力な目覚まし時計で目を覚ましたら、ゆっくりとベットから起き上がりましょう。ベットのぬくもりは、とても離れがたいのですが…強い心で愛しのベッドにサヨナラを告げてください。
起床後|気持ちよく1日をスタートさせるために
ベットから出られたら一安心。ゆっくりと体を目覚めさせていくことで、活動的な一日を過ごすことができます。
冷たい水で顔を洗おう
冷たい水で顔を洗うと、さっぱりシャキッとします。これは、交感神経が刺激されることによって、身体が活動モードに切り替わるため。シャワーを浴びるのも、同様の効果が期待できます。
体を中から温めよう
白湯などの温かい飲み物で胃腸をあたためることによって、身体の芯から体温が上昇し活動しやすい状態に。温かい飲み物ならOKですが、起き掛けの身体には胃腸に負担の少ない白湯が一番おすすめです。
ゆっくりと軽くストレッチをする
普通に寝ているつもりでも、睡眠中の身体には意外と負荷がかかっていたり、筋肉が凝り固まっていたりするもの。反動をつけずにゆっくりとストレッチをすれば、心も体も徐々にスッキリします。
朝ごはんを食べる
朝食を食べることで、日中の活動に欠かせないエネルギーをしっかり補給しましょう。食事と一緒に、水分もしっかり摂っておくのも大切です。
今日一日の登山予定を予習する
出発前には、当日の動きをしっかり予習して頭を動かしておきましょう。シャキッとした状態で登山を始められますよ。
気持ちよく早起きをして“最高の一日”を!
出典:PIXTA
“二度寝はしない”寝坊はしない”と心に決めていても、当日になると起きられないということは良くあります。また、睡眠時間が足りず登山中にバテてしまうなんてことも。しっかりと睡眠をとって体調を整え、スッキリ起きれば、きっと登山も楽しめるはず。普段から良い睡眠習慣を身に着けて、いつでもスッキリ起きられるようにしましょう。
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