沼津アルプス(静岡)
最高点の標高: 363 m
最低点の標高: 4 m
累積標高(上り): 1477 m
累積標高(下り): -1474 m
- 【体力レベル】★★★☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:6時間
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
沼津アルプスとは香貫山から南へ横山、徳倉山、志下山、小鷲頭山、鷲頭山、大平山と続く6山7峠をつなぐ山稜線を言います。一番高い鷲頭山でも392mと標高が低いながらも、コースの随所で富士山や駿河湾の海岸線を眺めることができます。中でも徳倉山の山頂は広く視界が開けていて富士山を眺めながらゆっくり休憩するのにおすすめです。志下山から小鷲頭山の間は起伏が激しく、鎖を伝って歩くところもあるのでしっかりとした登山装備でいきましょう。また、各峠にはエスケープルートもあるので、無理せずコースを設定できるのも魅力的です。
川苔山~赤杭山~三ノ戸山(奥多摩)
最高点の標高: 1320 m
最低点の標高: 290 m
累積標高(上り): 2891 m
累積標高(下り): -2903 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コースタイム:6時間13分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
鳩ノ巣駅を起点に杉ノ尾根を辿り川苔山へと向かいます。山頂からはるか遠くの東京都心を目にしたら、赤杭尾根(あかぐなおね)へと下っていきます。雑木林の中にある赤杭山山頂の手前は、大岳山や御前山などが見渡せる絶好の休憩ポイントです。気持ちのいい稜線歩きから、やがて古里駅まではひたすら樹林帯の中を歩きます。距離こそ長いですが、比較的なだらかな箇所が多く歩きやすいコースです。
「低山だし大丈夫」はキケン!
ここまで紹介してきたルートは低山で初心者にもおすすめですが、注意しなくてはならない点もあります。山域一帯が公園のように整備されている弘法山のような山はスニーカーでも行けますが、それ以外はほとんどしっかりとした登山装備が必要です。また、有名な山に比べ登山道の整備が行き届いておらず、コースが藪におおわれてしまい道に迷ってしまう…といったケースもあります。「低山だから」といって油断せずに、しっかりと登山計画を立てて準備をしていくことがリスク回避のポイントです。
▼登山する時の服装はコレ!
▼適した登山靴ってどんなもの?
魅力いっぱいの縦走を楽しもう!
縦走は登山上級者だけのアクティビティではありません。初心者でも楽しめる静かな樹林帯や眺めの良い尾根歩きなど、縦走の魅力が詰まったコースがたくさんあります。今回紹介した縦走コースはどれも日帰りOKで、アクセスも良く初めての縦走にぴったりです。ぜひ参考にして、山の魅力を存分に堪能できる縦走に挑戦してみてください!