登山中に注意すべき転倒対策はこの3つ!
【7】”歩きスマホ”は絶対NG!
歩きスマホはもちろん、歩きながら何かをするのは大変危険です。足元が見えなくて転んでしまったり、万一転倒した場合に、手がふさがっていることでより大きなケガにつながったりする可能性もあります。写真を撮りながら歩く、歩きながら行動食を食べるなど、登山に慣れた人でも意外とやってしまっているので十分注意しましょう。
【8】栄養補給はこまめに行おう!
行動食の摂取や水分補給はこまめに行いましょう。活動に必要なカロリーをきちんと摂らないと、力が抜けて転倒ににつながる可能性があります。また、脱水症状はだるさや頭痛、悪化すると意識混濁に陥る怖いもの。汗で失われるミネラルやビタミンを補給するのもお忘れなく。
▼水分・エネルギー補給のススメ
【9】トレッキングポールで快適に歩こう
トレッキングポールは歩行を楽にしてくれるだけでなく、安定感も格段にアップします。片手に1本持つだけで全然違いますよ。適切な長さの調節や地面へのつき方、安全に使用するためのメンテナンスなど、きちんと使い方を練習してから使用しましょう。
▼トレッキングポールをチェック
万が一転んで怪我をしてしまったら
どんなに対策を講じて細心の注意を払っていたとしても、転倒を100%防ぐことはできません。状況によって変わりますが、基本的な対応方法をご紹介します。
怪我をしてしまったが自分で歩ける場合
怪我の状態が軽く、もし自分で歩いて問題がなければ、無理のないスピードでゆっくりと下山しましょう。怪我が悪化して逆に動けなくなることがないよう、くれぐれも無理は禁物です。また、傷口はしっかり洗浄しておくことが大事。
▼応急処置の方法は?
▼救急セットを携行しよう
動けない場合は、必ず救助要請と体温確保をしよう!
怪我の状態がひどいなど、自分で動けなくなった場合はできるだけ早く救助を要請しましょう。ソロで携帯も通じないような状況では、無線やホイッスルなどの準備も必要です。また、救助を待つ間は体温の確保をしっかりと行うのが重要。極寒の冬山でなくとも、低体温症で命を落とす危険性があります。
▼いざという時の生死を分ける基本行動を知ろう
転倒を防いで安全で楽しい登山を
転倒による事故は技術や経験が不足している初心者だけでなく、程よく登山に慣れてきた中~上級者にも発生しやすいものです。登山が楽しくてウキウキしてしまうのは良くわかりますが、文字通り地に足のついた十分な対策と心構えを見直した上で安全に登山を楽しみましょう。