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【初心者必見】あれ?意外と簡単?遭難時に生死を分ける「3つの基本行動」!(3ページ目)

生死を分ける3つの基本行動

怪我をしてしまった時に正しく手当てをして安全な場所へ移動したり、適切なタイミングで救助を要請したりすることを”セルフレスキュー”といいます。もしもの時はこのセルフレスキューが生死を分けることも。
ここでは難しい方法ではなく、誰でもできる基本的なセルフレスキューについて伝えします。

ステップ①体温の確保をしよう

体温保存

遭難者の死亡例で多いのが「低体温症」です。体力を消耗している状態であれば、なおさら危険性は高まります。多くの人が暑い夏には低体温症にならないと考えていますが、それは間違い。夏山でも、気温が10℃を下回ることもありますし、雨で濡れて体温が低下する可能性も十分にありえます。

また、体を温める時は、特に「心臓」「頭部」「首」を保温しましょう。特に頭部は50%~80%の放熱があるといわれているので、優先して温めるようにしてください。寒いと感じたら服を着込む、ウェアが濡れていたら着替えるなど、小さなことが生死に関わるのでしっかりと対処しましょう。

ステップ②不安な気持ちにならないように落ち着こう

体調不良

出典:PIXTA

動けなくなった人がいる場合は、まずは落石や風が避けられる安全を確保できる場所に移動させて、通りかかった登山者への伝言や携帯電話で救助要請をしてください。
また、怪我をした人を1人きりにせずに、その場に付き添ってあげることも大切です。1人になると想像以上に不安になり、気持ちが折れてしまうこともあります。

ステップ③冷静に救助を呼ぼう

スマホ 救助要請

出典:PIXTA

【電話がつながる場合】
①遭難してしまったら、まずは携帯電話で警察や消防に救助要請をしましょう。(道迷いなら警察、怪我や病気なら消防が良い)
最初に「山岳遭難です」と伝えてください。

【電話がつながらない場合】
①周りに登山者がいる場合は、救助要請の伝言をお願いしよう。
②伝言を依頼する時は、お礼をするために相手の「名前」「連絡先」を聞いておきましょう。
※遭難時の単独行動は2次災害を招く可能性があるので、できるだけ避けてください。

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